【就活】ベンチャーとは?ベンチャー企業の実態に迫る

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就活時にベンチャー企業を志望している学生が増えてきています。
周りでもベンチャーに就職する友人は多いのではないでしょうか?
そもそもベンチャー企業とはどのような会社のことを指すのか、ベンチャーの定義に関して今回は見ていきたいと思います。

ベンチャーの定義とは?

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ベンチャーとは、ベンチャー企業、ベンチャービジネスの略であり、新技術や高度な知識を軸に、大企業では実施しにくくなる。「ベンチャービジネス」という言葉は、元法政大学総長で日本ベンチャー学会特別顧問の清成忠男らによって概念が創りだされた和製英語である。新聞などではVBと表記される事が多い。英語ではstartup companyまたはstartupと呼ばれ、近年では日本でもスタートアップという言葉が主にIT業界で使用されるようになっている。ベンチャーとスタートアップを区別する場合もあるが、日本ではその差は明確にされないことが多い。(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC)

大企業では手を出しにくいような、冒険的な事業のことをベンチャー(ビジネス)と呼んでいるようです。
また、ベンチャーがチャレンジする領域として、既存のマーケットで勝負するのか、新規にマーケットを創り出すのかの2パターンがあります。
既存のマーケットで勝負をするには大企業が行えないような革新的な手法、技術で挑まなければいけません。近年急速に普及しているLINEを例に挙げると、コミュニケーションをとるためのツールというものは、メールや電話がもともと主流でした。しかし、多くの人々は日常のやりとりをメールから、このチャット形式のコミュニケーションアプリにシフトしています。

また新しいマーケットを作り出した例としてはシェアリングエコノミーの代表格であるUberが挙げられます。自分の車をシェアするという体験はこれまでなかったもので、新たな雇用も生み出しています。

その他にも設立年数や会社規模などでベンチャーを定義付けする見方もありますが、どうやら明確な定義はないようです。また、ベンチャーと一口に言っても規模によってメガベンチャー・ミドルベンチャー・アーリーベンチャーなどと分類されることもあります。今や誰もが知る巨大企業となったDeNAやサイバーエージェントなどがメガベンチャーと称されることが多いようです。ミドルベンチャーというと100~1000人規模ほどのベンチャー企業のことで、Speeeやレバレジーズなどがここに当たるかと思います。アーリーベンチャーは数人~100人規模の創設間もない企業のことを指します。多くの人がベンチャーと聞いてイメージするのはこういったアーリーベンチャーではないでしょうか。

ベンチャーへの就職、そのメリットとデメリット

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ベンチャー企業で働くことのメリット・デメリットは何でしょうか?

メリット
・業務をより幅広く経験できる
・個人の裁量権が大きい
・経営者との距離が比較的近い
デメリット
・福利厚生がそれほど手厚くない
・新卒でも即戦力を求められる
・経営環境が不安定な場合もある

ベンチャーで働くことのメリットの一つは大企業に比べてより業務内容の幅が広いことです。横断的な仕事をする機会も多く、専門的な能力だけでなくジェネラリストとしてのスキル・経験も身につきやすいでしょう。また、個人の裁量権が大きいため重大な意思決定を担うことができたり、新規事業を一人で任される、なんてこともありえます。比較的組織が小さい分経営者との距離が近いのも特徴です。将来的に起業を考えている学生がベンチャーをファーストキャリアとして選ぶのはこういった理由からでしょう。
一方でデメリットとしては、組織の不安定さが挙げられます。福利厚生が大企業ほど整っていなかったり、規模が小さい分個人に求められる仕事の質/量の期待値も高いため新卒でも即戦力な人材が好まれます。また、新規の強豪の出現によって経営状況が一転したりと経営環境が不安定な点もデメリットと言えるかもしれません。
大企業のメリット/デメリットは?

ベンチャー企業も大企業もそれぞれに向いている人と向いていない人がいます。
ベンチャー企業に向いていない人とはどのような人なのでしょうか?

・主体的に動けない人
・逆境に弱い人
・言い訳を考えがちな人
ベンチャー企業では仕事がない状態から、自分で仕事を創り出すことが多いので「上から仕事が降ってくるのを待っている」人にとっては厳しい環境でしょう。上司に対し、「これをする必要があります」と自ら提案するぐらいの姿勢でなければ指示待ち族となってベンチャー企業で働く意味はなくなるでしょう。

また、ベンチャー企業(特に創業まもないスタートアップなど)では大企業に比べて毎日がジェットコースターのような日々だと言われます。毎日のように変わる市場環境やキャッシュのない中でどのように自分たちの事業を進めていくのか考えることを楽しさと捉えられない人にとっては、ベンチャー企業で働くことは向いていないかもしれません。
すぐに言い訳を考えてしまう人も同様に向いていません。逆境の中で「次にどんな手を打とうか」と考えられず、できない理由を探してしまう場合、自己責任が重要なベンチャーという環境は厳しいでしょう。

ベンチャーとは?まとめ

いかがでしょうか?

ベンチャー企業にはベンチャー企業ならではの楽しさもあれば辛い面もあります。
決して全ての人に合っている働き方ではないかもしれませんが、自主性を持って自分の能力を最大限に試してみたいという人はベンチャーで挑戦してみてもいいかもしれません。
大企業同様にベンチャーで働くメリット/デメリットを考慮して就職は決めましょう。

この記事を書いた学生ライター

Kodai Sakochi
Kodai Sakochi
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ベンチャー・ITに興味があります、よろしくお願いします。九州と関西と関東に住んだことがあります。

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