サラ・ロブ・オーヘイガン氏はナイキやゲーターレードなどの役員を務めていた女性です。
彼女は現在43歳ですが、これまでに2つの仕事を失ってきたそうです。彼女が職を失ったのは主に20代後半の出来事だったそうです。
そんな彼女が大手の会社に入り、役員を務めてきた中で新しい人材を雇うときに注目し続けてきたことが、「失敗したことがあるかどうか」なのだそうです。
たしかに、就職活動やバイトの面接などで既にこの質問をされたことがある人もたくさんいると思います。
「今までにしてきた大きな失敗とは何ですか?」そう聞かれたことがある人も多かれ少なかれいると思います。
ではこの質問の裏にあること、つまりこの質問をして会社が知りたい事とは一体何なのでしょうか?
Business insiderによる彼女のインタビューから紹介します。
彼女は実際に20代後半で二つの職を失った時に、もう自分はこれで終わりだと思ったのだそうです。
しかしそこから彼女は努力し、2002年にナイキでのマーケティングディレクター/ゼネラルマネジャーとしての職を手に入れます。
そしてその後2008年、ゲーターレードの社長にまで登りつめました。
そして様々な会社での管理職を経験した後に彼女自身でExtremeYOUという会社を2012年の2月に作り上げました。
そこでは人々がもともと持ち合わせているポテンシャルなどを見つけてもらうためにアドバイスをしたり、教育の支援をしたりしているそうです。
そんな彼女は今、人を採用する際は必ず「失敗したことがある人」を選ぶのだと言います。
「私ならば完璧なレジュメ(エントリーシート)を出してくれる人よりも、解雇されたことがある人で、その時何があったか、なぜそうなったかを正直に話してくれる人を選ぶと思います。」と語っているほど。
彼女自身、20代で2回も解雇されるという失敗を経験したことから、なぜそうなったかを考えそこから学ぶことが多かったのだとか。更に、解雇されるという難しい状況を自分でどう乗り切るかを考えたことも人生の財産なのだそうです。
そういったように、辛いときや難しい状況の時にどのように乗り切るか、経験があったり、考えたことがあるという事が重要なのだとか。
よく言うように、失敗することの一番大切なことは「そこから何を吸収して何を結果的に学び、それを生かしてどう成長するか」ということです。
そしてその経験や考えが無いと、成功に対するモチベーションが無いという事にも等しいと彼女は語っています。
仮に失敗したことがなくて面接で嘘をついても、面接官ならそれはすぐ分かる事なのだそうです。
今までの人生で失敗した事は、小さなことから大きなことまでたくさんあると思います。
大切なのはそれぞれの失敗の中で、「なぜ」「どのように」失敗したか、そしてそれから「何を」「どのように」学んで生かしてきたかを自分自身でしっかりと理解する事が大切だと分かりました。
失敗をする事も、「失敗をしたほうがいい」という事を言い訳にすることもとても簡単な事です。
難しいのはそこからどうするのかを実際に考え、実行する事、そしてそれを忘れずに教訓として覚えておくことだと思います。
みなさんも一度自分の失敗にフォーカスして考えてみてはいかがでしょうか。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!