経団連の中西会長が、就職活動の時期を決める「就活ルール」を廃止すると正式に発表しました。
これまでは暗黙の了解があり、経団連に所属する企業は、採用活動が解禁になるまで採用活動をしてはいけない決まりになっていました。
しかし中西会長は、「何月解禁とか経団連の意見としては言わない」との意向を発表。つまり事実上、就職活動からルールがなくなります。
つまり、就職活動は“弱肉強食化”し、時期や年次を問わず優秀な人材から順に採用されていく流れになっていくでしょう。
では、企業が欲しがる「優秀な人材」とは、どのような能力を持った学生なのでしょうか?
企業の採用ページを見てみると、「求める人財像」として、主体性や課題解決能力、柔軟性、コミュニケーション能力など、様々な項目が挙げられています。
つまり、これらの項目を満たす学生が、企業が欲しがる「優秀な人材」です。
多くの就活生たちは、自分が「求める人財像」に当てはまっていることを訴えるべく、学生時代の経験をアピールします。
代表的な例として、「サークルで主体的に活動し…」、「接客業のアルバイトでコミュニケーション能力を身につけ…」などの経験です。
しかし、よくよく考えてみてください。大半の学生はサークルに所属していますし、アルバイトの経験もある。
つまり、そうした経験だけでは、差別化が難しいのが実際のところ。また、エピソードはいくらでも「話を盛る」ことが可能です。
百戦錬磨の人採用担当者たちは、毎年何百人という就活生と接点を持ちます。ありきたりな経験で自分のことを評価してもらうのは、難しいのです。
ましてや、冒頭でも示した通り、就職活動は“弱肉強食化”していきます。いわゆる「就職活動」が開始される時期には、もうすでに事実上の内定を獲得している学生が山ほどいる状況になるのです。
では、確実に内定を獲得していく人材とは、どのような学生なのでしょうか?
株式会社インフラトップの長谷川さんは、過去のインタビューにて「(企業側からすると)実務経験があり、スキルを持った状態で入社してもらえると理想的」だと語ります。
長期インターン経験者が魅力的な点として、「ミスマッチが生まれにくい」ということも挙げられます。
入社間もない学生さんの中には、「なんとなくの就職活動」をしてしまったために、自分が入社する企業をそもそも深く知らないケースがあるんです。すると、早々に転職を考えてしまいます。
長期インターン経験者は、就職前に企業で働く経験があるので、「会社に合うか」をしっかり考えた上で就活をする傾向にあります。ある意味での“社会人経験”があるため、リテラシーが高く、「なんとなくの就職活動」を避けるのです。
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長谷川さんは、長期インターン経験者が、企業が欲しがる「優秀な人材」に該当すると語ります。
また、株式会社セプテーニホールディングスの新卒採用人事である斎藤さんは、「自分の個性に合った環境を理解することが大事」とした上で、以下のように語っています。
環境を理解する方法としてはOB訪問やインターンを行うことが理想的です。働く環境や、働いている人を知り、入社後にどのような仕事ができるのか…などなど、実務に近い体験することが大事だと思います。
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co-media編集部でも長期インターンに参加した学生に対して、インタビューを定期的におこなっておりますが、たしかに長期インターン経験のない学生と比較すると、格段にキャリアに対する意識が高くなっています。
・わからないなら、行動しかないでしょ ——長期インターン体験記【株式会社キネカ 青田彩季の場合】
また、新卒採用に詳しい有識者の方も、長期インターン生がビジネスシーンに求められていることを訴えています。
長期インターン経験を持つ学生の多くは、既に”組織の中で働く”ということの本質を理解しています。
売り手市場が続く新卒採用では、そうした意識の高い学生に響くようなアプローチ手法を実践し、適切なマッチングを行うことが、採用の成否に大きく影響します。
——株式会社morich代表・森本千賀子氏
長期インターンを経験している学生は、仕事そのものの理解に加えて、社会人が普段行う仕事の進め方や社会のルールを把握している。目的、目標に向けて仕事に取り組むという『生産者』の視点を理解できる傾向がある。
——採用アナリスト・谷出正直氏
「長期インターン経験」のある学生は、全就活生の中でも、およそ2%程度だといわれています。その時点で稀有な存在であり、採用担当者に一目置かれるのは間違いありません。
また、長期インターンはビジネス経験のみならず、スキルを身につける機会にもなります。長期インターンでは、ビジネスシーンでの「実務」が求められるため、プログラミングスキルやライティングスキルなど、実践的な能力が身につきます。
もし、企業が「甲乙つけがたい2人の人材で迷っている」としましょう。どちらかに内定を出す判断をする際に、一方が「稀有なスキル」を持っていたら、理由はさまざまあれど、その方に内定を出すでしょう。
なぜなら、どの職種に就こうとも、そのスキルを身につけるために試行錯誤した行動力などが今後に活きる可能性があるからです。
長期インターンの内定率は、わずか10%。また全就活生のうち、長期インターンを経験している学生は、およそ2%とも言われています。
この稀有な経験を持っている学生は、わざわざ大手就活サイトに登録し、大多数の学生と同じ土俵で戦う必要はありません。
「実務経験がある学生を採用したい」と考えている、有力企業と直接つながることで、就活を優位に進めてみませんか?
そんな、企業から「有望株」と考えられている学生におすすめしたいサービスが、長期インターン経験者限定の新卒サービス「InfrA Pro」です。
「InfrA Pro」に登録できるのは、長期インターン経験のある学生のみ。
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つまり、登録できた時点で、多くの学生と自分を差別化することができる。
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また、12月31日までに登録したユーザーには、賞金がもらえるかもしれない「MVPアワード」に参加する権利が付与されます。
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