「不動産コンサルの肝はリアルな人との関わりにある」デジタルネイティブ世代に伝えたい、リアル体験の価値とは

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一世一代の大きな買い物である、不動産購入。人生の大きな選択に寄り添い、客観的な視点で専門的なアドバイスをするのが不動産コンサルです。今回は不動産コンサル会社、アンバーパートナーズ代表取締役の中田隆之さんにお話を伺いました。バーチャル化が進む時代の中で、オフラインでの対話や路面店の展開にこだわる意義とは?

アンバーパートナーズ:土地家屋調査士、測量士、一級建築士、税理士、行政書士を

はじめとする国家資格者・専門家による不動産資産・相続の総合コンサルティング会社。

高校生のときから独立志向。いそがばまわれで進んだ30歳独立までの道

ーー会社を立ち上げられる前から独立志向があったと伺ったのですが、なぜ独立しようと考えられていたのでしょうか。

私はサラリーマン家庭で、大企業に勤める父親を見て育ちました。不況の時、父親はリストラをする側でした。自分の同僚や部下の首を切る仕事を任されていて、とてもしんどそうにしていたのを覚えています。

そんな父親をみて、「小さくても自分で会社を起こしたい」と高校生の頃から漠然と思っていました。自分のコントロール外で何が起こるかわからない、大きな組織に入ることにリスクを感じました。なので就活はせず、大学卒業後は測量の専門学校に通う事にしました。

ーーなぜ測量の専門学校に行かれたのですか?

もともと不動産関係で独立しようと思っていたので、大学3年の時に宅建の資格を取りまし

た。

その後、ある本を通して新たに「土地家屋調査士」という資格の存在を知り、マイナーだなと思いながら読んでみると、「アウトワークとインドアワークが半々で、社会的地位もそこそこ。独立もできる資格。」と書いてありました。これは自分が求めていたものだ、と感じ土地家屋調査士の資格を取ることにしました

ただ、その資格を取る第一段階として、測量士補という資格を持っていないとといけません。試験でも取れる資格ではありますが、試験だけ合格しても実務が分からないと活用できないので、実際に測量機器を扱える専門学校に行きました。

その後、卒業と同時に小さな測量会社に就職をして、仕事をしながら調査士の資格を取りました。当時、その管轄では最年少の29歳でした

ーー専門学校を卒業してすぐ独立、ではなく会社で勤められていたんですね。

そうですね。専門学校卒業後に小さな事務所で3年、上場も果たしたような大きな調査士の合同事務所で3年、不動産関係の会社で2年間勤めました。30歳で独立するまでは、大小の企業それぞれで多くのことを吸収しましたね。

小さい会社に勤めていた頃は何でも自分でやらなければいけませんでした。仕事全体を入り口から出口まで見渡す力や、当事者意識を持って仕事をする力はここで身についたと思います。

一方、大きい会社では組織的に動くことが求められます。分業の仕組みづくりなど、効率の良い業務のこなし方を学ぶことができました。


「必死こいて働く姿を周りがみていてくれた」最高の環境をそろえ、満を持しての独立

「不動産コンサルの肝はリアルな人との関わりにある」デジタルネイティブ世代に伝えたい、リアル体験の価値とは

ーー30歳で独立を決心された背景はなんでしょうか

当時のお取引先だった不動産会社さんや建築会社さんのご縁と後押しがありましたね。

「独立したい」と普段から公言していたこともご縁を引き寄せた理由かもしれません。

パトロンのような形で多くの方に支えてもらい、仕事、人、もの、お金、情報がすべてある状態で独立できました。周りの支えがあってこそできたことでした。

そこまでの信頼関係を築けたのは、私がバイタリティーとガッツがあり、人に好かれるタイプだったことが関係していると思います。

当時の私は寝袋を持って泊まりこみで平気で仕事をしていました。

必死こいて仕事をする姿を見ていてくれたのかなと思います。

私に限らず、きっと世の中で大きな事業の社長になる人って、少なからずそういう人達だと思います。時間の切り売り仕事で、人に可愛がられない人が社長になることはありえない。踏ん張る時に踏ん張れて、人に好かれる人でなければ、いくら優秀で仕事が早くても上には立てないです。


脱ラットレースの仕組み作りで時代の荒波を乗り越える。クルーザーのような会社、アンバーパートナーズ

「不動産コンサルの肝はリアルな人との関わりにある」デジタルネイティブ世代に伝えたい、リアル体験の価値とは

ーー創業当時からずっと右肩上がりに成長されていると伺いました。 不景気などの荒波にものまれず、成長を続けられている理由はなんでしょうか。

「パートナーにするならうちの会社と思ってもらえる、且つ価格決定優位性を持てる会社」でいられる仕組み作りをしています。

私たちのようなBtoBの事業だと、どうしてもお互いが利益の確保のために。下請けの立場でいる限り、いつまでもラットレースの状態なのです。

脱下請けをして、価格優位性を持つためには従来の仕組みのままでは成長できない。そこで私たちは、仕事が終わったら関係や情報が切れてしまうようなフローの仕組みから、資産や顧客情報などをストックしていく仕組みに変えていきました。ゆりかごから墓場までという形で、お客さんと長く繋がっていくシステムです。

情報を持っている会社になることで、「普段からいい取引をしておこう」と思われる会社になり、価格決定優位性を持てるようになりました。

収益の柱を分散することも赤字を生まない仕組み作りの一つです。

どれだけ大きな取引先でも、一社の依存度を10パーセント以下にしています。10パーセント以上にすると共倒れになる可能性があるので、常に分散させています。

ーー様々な規模の会社を経験されたのち独立された中田さんにとって、理想の会社像とはどのようなものでしょうか?

大きすぎず小さすぎない、クルーザーのような会社です。自分や社員が頑張れば頑張った結果をコントロールできるぐらいの規模でありつつ、ある程度組織を大きくすることで

大きな波にも飲み込まれず、色々な仕事にもチャレンジできる。クルーザーのような機動力を持った組織を目指しています。


バーチャルな世界ではなく、リアルに人と関わっていくこと。実体験こそが人間力を育てる

「不動産コンサルの肝はリアルな人との関わりにある」デジタルネイティブ世代に伝えたい、リアル体験の価値とは

ーー不動産コンサルの魅力とはなんでしょうか。

直接的かつ深く人と関われるところです。不動産コンサルとは、法律論や税金論ではなくファミリーヒストリーなんです。対象は兄弟喧嘩の延長だと思っています。法律などの専門知識だけ照らし合わせて話していても、トラブルばかりを助長して結果的に家族の意図を切ることになる。問題の本質は心のわだかまりやトゲにあるんです。だからこそ私たちはお客さんの話を直接とことん聞いて、深く関わっていきます。たまに説教することもあります(笑)

ーー直接的な関わりを大切にされているんですね。

バーチャルな世界ではなく、リアルに人と関わっていかないとできないことだと思います。本当に困っている人が、安心して声をかけてくれるような会社でありたい。

だから全部路面店で、店舗展開にこだわっています。これは、集客の仕組みをネットに走り、無店舗にして効率よく売り上げをあげる今の時代の風潮と逆行しています。いかに直接的なアプローチをするかを大切にしています。

ーー読者の学生に一言お願いします。

とにかくいろんなことを経験してほしいです。

スマホ世代の若い子たちは、バーチャルな世界でなんでも体験した気になってるんじゃないかな。

でも匂いや温度、空気感とか熱量はその場じゃなきゃ経験できない。

自分の体で経験することに意味があります。なんでもやってみればいいんです。

この記事を書いた学生ライター

HAYAMA HIKARU(早馬光)
HAYAMA HIKARU(早馬光)
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1998年生まれ。早稲田大学法学部3年。co-media編集部。好物はプリン体。

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