「留学ってちょっと興味あるけど...」ここでは、そのような留学に興味が向きつつある方に向けて、留学の4つの種類をメリットとともにご紹介していきましょう。
初めに
留学はもはや身近なものになりつつあります。文部科学省の発表によると、2012年度の日本人海外留学者数は60,138人であり、留学者数の多い国は中華人民共和国(21,126人)、アメリカ合衆国(19,568人)、英国(3,633人)でした。周りにも留学を経験した、ないしは留学を予定しているといった友達をよく耳にするのではないでしょうか。しかし、「留学というワードに流され、ただ何となく自分も留学する」なんてことはやめましょう。留学をしたいがための目的があり、その目的に適した種類を選ぶことが有意義な留学への第一歩となるでしょう。「留学したい目的はあるけれど、自分がどんな留学の種類に合っているのか分からない・・・」そのような方に、ここでは留学にはどのような種類があるのかをご紹介していきたいと思います。
大学・大学院留学
一般的に大学・大学院留学とは、協定校の大学に各大学が派遣留学生として学生を派遣します。期間は約1ヶ月〜2年と多岐にわたり、現地の語学、そして現地の大学において専門分野を学ぶことができます。最近では、現地の大学付属の語学学校で語学を学び、ある程度慣れたところで専門的な授業に参加するというケースが多く見受けられます。メリットとしては、語学留学などでは参加できない現地のハイレベルな専門的な授業を履修できること、大学によっては単位認定を許可するところが多く、派遣留学生としての奨学金を給付してくれるところも魅力的ですね。
語学留学
語学留学は、現地の私立学校もしくは大学付属の語学学校のコースで学ぶことができます。語学習得が前提にあるため、カリキュラムの充実やカウンセラーやアドバイザー等の整備が整っており、安心して語学習得に取り組むことができます。また、入学時に英語力が問われないため入学するハードルが低く、入学後でも初心者〜上級者レベルの個々に合わせた学びができます。このように、語学に集中するために環境が整備されており充実したサポートが得られるのは語学留学のメリットですが、その反面、費用を大学・大学院留学と比べると少し高くなってしまうかも。
海外インターンシップ
海外インターンシップでは海外の企業で研修生として働くことができます。日本企業のインターンシップでは味わえないような”グローバルスタンダード”を体験でき、より実践的な業務に従事することで自らのキャリアアップの糧にできるのではないでしょうか。企業によっては有給・無給であったりと期間も異なり、また、語学学校によっては、一定以上語学を学んだ後にインターンシップ先の企業を斡旋してもらえるサービスなどもあります。”海外で働く”ことを体感することができる大変貴重な機会になるでしょう。
(出典:http://www.intern-style.com/internship.html)
ワーホリは何と言っても自由度が高いのが魅力です。海外で遊ぶ、働く、学ぶといった事が同時にでき、海外ライフを満喫しながら海外ネットワークを形成できます。海外では基本、留学をしながらの就労(アルバイト)は禁じられています。しかし、ワーホリビザを取得すると最長で1年(国によっては2年)の期間滞在することができ、現地のライフスタイルに溶け込みながら語学を習得できます。ですが、ワーホリビザは18〜30歳という年齢制限もあるため、若者しか使えないのは惜しいところですね。
(出典:https://workingholidaystore.com/about/)
まとめ
今回は留学の4つの種類をご紹介しました。留学と一言で言っても、各々の目的に応じて様々な種類があります。しかし、最も重要なのは”現地に行って何をするか”といった目的ではないかと思います。何となく留学して現地でダラダラと過ごすようなことはせず、確固たる目的を持ちその上で自分に合った留学をすれば素晴らしい留学生活となるのではないでしょうか。