もう見たことがあるかも知れませんが、近頃InstagramやTwitterで「don’t judge challenge」というものが流行っています。
「○○チャレンジ」というもので記憶に新しいのがALSアイスバケットチャレンジだと思います。芸能人を含むたくさんの人が氷水を被る動画をFacebookやInstagramなどで共有し、どんどん広がっていきました。
そんな中、新しいチャレンジとして若者を中心に広がってきているのがこのdon’t judge challengeです。Instagramに載せられたdon’t judge challengeの動画はすでに8500万件にも及ぶそうです。
今回は、BUSINESS INSIDER を参考に、これがどういったチャレンジなのかご紹介したいと思います。
このチャレンジが始まった目的は「人を見た目で判断するな」「自分に自信を持とう」「自分が(見た目に関して)ネガティブに思うことをポジティブに変えていこう」などというというメッセージを広めることだったそうですが、人によって捉え方は様々です。
例を見ていただきましょう。
なんとなく分かっていただけたでしょうか?
このチャレンジの方法は、まず挑戦者が考える「美しくない」姿で登場します。 ほとんどの人は顔にニキビと思われるものを書いたり、化粧品で落書きのようにしたり、また髪をぼさぼさにしたりと人によって様々な「美しくない」姿を見せます。
そしてその姿で十分ビデオに映りこんだ後、「美しい」姿で登場するというものです。 整った髪、丁寧にされた化粧、表情などで彼・彼女たちが思う「美しい」姿に変身するというものです。
これを15秒ほどのビデオにまとめたものが今、インスタグラムやツイッターで「#dontjudgechallenge」というハッシュタグ付きで広まっています。
筆者もいくつものビデオを見ましたが、本当に同一人物かと疑うぐらいにその変身はすごいものです。
確かにそういった風に一人の人間が「美しくない姿」から「美しい姿」に変わるところを見ると、自分自身にネガティブなイメージがある人でも「もしかしたら自信が持てるような姿に変われるかもしれない」と思う人が多くなるかもしれません。
さらには見た目でいじめたりネガティブな発言をしたりしたことがある人には考え直すきっかけになった、という効果もあると思います。
しかしこのチャレンジもまた、ALSアイスバケットチャレンジのように議論を呼んでいます。
このチャレンジに対して否定的な意見を持つ人は、 「結局見た目がいい人がやるから意味ない」 「ただ単に“美しい”の定義を押し付けているだけではないか」 「結局は今世の中にはびこっている“美しい”の定義を宣伝しただけ」
などと主張しています。
単純にエンターテイメントとして見ると、とてもおもしろく興味深いものですが、こういったように一歩引いて考えてみると見えるもの、議論できることはたくさんあります。
そして、こういった若者の間での流行は今の時代の若者たちの問題を映す鏡でもあります。
様々な捉え方があると思いますが一番大切なのは流行にのる前に、ただ単に「流行だから」と流されないことだと思います。一度しっかり考えてみて、その上で行動することが大切だと思います。
世界中で大流行しているこのdon’t judge challenge。皆さんもビデオを見て色々考えてみて下さい。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!