オーストラリアのたった11歳の少年が、オーストラリア・キャンベラで最初の曲を発表し、チャートを独占したそうです。
“ブラックサマー”という名でデビューした彼、ライズ・トムズ少年は5月に行われたGroovin The Mooというイベントで、1万人を魅了しました。 オーストラリアには彼のような年齢でデビューする人も少なくないようですが、若い年齢ながらたくさんの観客を巻き込むまでになったアーティストは少ないそう。そんな11歳にして一躍有名人になった彼は、どのような人生を歩んできたのでしょうか。
オーストラリアのキャンベラのローカルのラジオ局はTriple J’s Unearthed competitionという「歌自慢コンテスト」を主催しています。 そんな時に趣味で歌作りをしていた彼は、半分冗談でそのコンテストに応募しました。
そして、そのコンテストに彼のミュージックビデオを投稿した時から、人生はめまぐるしいものに変わったそうです。
彼は、若いながらにも自分の未熟さを感じ、今でもピアノのレッスンやDJのレッスンにも通っています。
彼の父は、「息子は小さい時から音楽に興味があり、そして音楽に関する才能があったことは確かだった。そこでピアノのレッスンを受けさせたところ、すごいスピードで習得しているのが分かった」とか。
そして、もう一つの彼の父のこだわりであったのが、有名になっても「地に足をつかせておくこと」。 つまり色んな場所に連れては行かず、有名にさせなかったということです。
ショッピングモールにいけばいつも「写真を撮ってください!」と頼まれていたのが不思議だったそうです。
初に彼の曲やミュージックビデオが表に出たときは良い評価が多く、彼の若いながらの才能に感嘆し、すばらしいという称賛の声を送る人がほとんどだったとか。
そしてもちろん、否定的な評価もあったそうです。しかしそれらの否定的なコメントは、みな彼の将来への期待が込められたもので、もっとここをこうすればいい、などのコメントや、「もっと年を重ねたらよりよくなるよ」など彼のこれからを期待する故に書かれたものが多かったそうです。
これらの否定的なコメントに対して本人は、「この人の方がうまいだとか、ここのビートがよくないとか、否定的なコメントもよく寄せられます。でも僕が11歳だということを忘れないでほしい」と。
彼のビデオをご覧いただければわかるように、11歳、つまり小学生でここまで出来るというのは本当にすごいと思います。 ただ単に音楽が好きだとか、もともと才能があったとしても、皆に認められるような曲を作ったり、大衆の前で披露したりすることはなかなか難しい事ですよね。
やはりそこには努力や我慢がたくさんあったのだと思います。
そしてまた彼のように、冗談半分であったり、たまたま始めたことがきっかけとなって有名になったり、何か大きなことにつながることもあるのだ、ということもまた学ぶことですよね。
チャンスはつかもうとする者にしか訪れないとはまさにこのことですね。 「あまりできないから」とか「自信がないから」、というのを乗り越えて挑戦してみるのもま新たな道が開ける一歩になるかも知れませんね。
(参考:11-year-old electronic music producer dominates his first gig)
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!