初めまして!一橋大学経済学部三年の今井と申します。
現在イタリアのミラノにあるボッコーニ大学で経済学、ビジネス、マネジメントなどを勉強しており、今回co-mediaさんを通じて留学ブログを書かせていただくことになりました。
イタリアのミラノに留学して気づいたこと感じたことを書いて、留学の良さ、ミラノの魅力についてありのままに伝えていけたらなと思っています。拙い文章ですが暇なときにでも読んでいただけたら幸いです。
今回は最初の記事ということで、なぜ留学しようと思ったのか、なぜイタリアにしたのかについて書いていきたいと思います。
留学をしようと思った理由ですが、最初はただの海外への憧れでした(笑)
最初から明確なビジョンがあったわけではありません。海外に行き、様々な国の人と出会い、映画で見たような世界に行ってみたい、そして将来日本という枠組みを超えて働きたいという感情です。別に英語が得意なわけでも、帰国子女でもありません。普通の大学生です。
そんな私がどうしたらそのような経験ができるか、それを自分の興味、関心と結びつけて将来の自己実現にどう役立てるのかを考え、最終的に留学という結論に至りました。
もちろん海外インターンシップなどその他の方法もあるのですが、私は留学について調べるうちにみるみる留学に行きたいという気持ちが強くなりました。それは留学でしかできない魅力がたくさんあるからです。一般的には海外の授業はアウトプットの機会が多く日本の教育では鍛えるのが難しい能力が身につく、異文化に寛容でタフなメンタルを鍛えられる、自分を見つめ直す機会になる、もちろん語学力が向上する、などたくさんあります。留学を経験した先輩方がとてもたくましく見えたのにも納得しました。
自分が留学を決めた具体的な理由は、精神面では長期的な滞在を通して異文化に浸りそれを実体験として肌で感じることを通じてタフなメンタルを身に着け、異文化の中で日々感じる違和感を言語化し考える癖をつけたいから。また能力面では、まだまだ未熟な語学力を向上させ、自分の関心分野である国際的なビジネスを学びたいから。そして人生面では新しい環境で日々自己を見つめ直し、自分の強み、弱み、価値観を改めて考え、将来の選択肢の幅を広げたいからです。
しかし留学が叶ったのは何か運の巡り合わせのような気もしています。私は大学一年の頃に一か月間ボストン語学留学をしました。これは大学による抽選でランダムに選考されます。運よくその機会を得られ、初めての海外生活を経験しました。この経験がなかったら長期留学の機会を得られていなかったかもしれません。この語学留学は初めての憧れの海外生活で楽しかった半面、上手に自分の考えを伝えられないもどかしさ、相手の言っていることが100%理解できない悔しさを経験し絶対にリベンジしてやると心に誓いました。このモチベーションのおかげで英語が得意ではない私がTOEFL iBTをもう勉強しギリギリで語学要件をクリアしイタリアへの長期留学の機会を得られました。(イタリアでの授業は英語なので英語の語学要件です。)
さらにここからが強調したいポイントです。
留学に行くに当たり、その”理由”について本当にこれでいいのかと悩む人は多いかと思います。就活での面接などを考えたら、否応にも考えなければいけないと思います。近年グローバル化が進み、日本政府も”トビタテ!留学JAPAN”という官民協働海外留学支援制度を開始し金銭面でのハードルは少しずつ低くなって、実際に留学する学生の数も増えています。
そこで留学へのアドバイスとして”ありきたりではない他人と差別化できる留学の理由を持ちましょう”という言葉をよく耳にします。
私も何か奇をてらった特別な理由を”作らなければ”と必死でした。。。
しかしよくよく考えてみたら、そんな奇をてらった理由で就職した職に心から満足するのでしょうか?
そんな繕った理由で他人に認められても本当の自分を理解してもらえてないだけではないか?ただ承認欲求が満たされるだけだ!!と思います。だからそんなこと気にせず自分に正直になった方がいいなと思いました。
きっかけはただの憧れでもいいのだと。(笑)
そこから深く深く自分と向き合い、背伸びせずにじっくりと自己分析していけば自分だけの理由は自ずと見えてくるはずです。
結局何が言いたいかというと、人間は十人十色なのだから、留学の理由にもそれぞれ自分だけの色(個性)があるということです。そしてその色というものは作り出すものではなくすでに存在していて、でも大抵自分とは離れたところにあり見えにくいものだと思います。
しかし双眼鏡や望遠鏡などを使ってそれを楽に見ようとするのではなく(背伸びせず)、自分のいる位置をしっかり把握し(自分の気持ちに素直になる)、一歩一歩着実に近づくことで(過去の自分を振り返り自己分析する)、初めて本当の自分だけの色(自分だけの留学の理由)が見えてくると思います。 なんとも分かりにくい例えですみません(笑)
これは単なる個人の意見です。参考程度にしてください。(笑)
「イタリアに留学行ってくる」と友達に言うと8割方は「なんでイタリア???」という反応が返ってきます。無理もありません。みんな私がイタリア語を全く喋れないのを知ってるからです。(笑)
実際イタリアは留学先の候補の内の一つ(第3希望)だったのですが、候補に入れたのにはしっかりとした理由があります。
一つ目に学習面で、留学先のボッコーニ大学がビジネスで有名な大学で国際的なビジネスを学ぶのに適していたからです。 ボッコーニ大学はトップクラスのビジネススクールでイタリアの東大と慶應を合わせたものと言われています。授業の質も高く、また世界中から集まる優秀な学生に日々刺激を受けながら勉学に励める場所です。また学生のイベントも盛んで模擬国連のようなイベントに参加出来たりとボッコーニ大学ならではの長所がたくさんあります。
二つ目に文化面で、日本が学ぶべき文化を持っている国だからです。
日本人はあくせく働き毎日窮屈な生活をしているように見えますが、イタリアの人々は毎日を心から楽しんでいるように見えます。自殺率などのデータから見てもイタリア人はストレスフリーな生活を送っていると思います。適当に過ごしているからともいえますが、、、学ぶべきことは大いにあると思います。
さらに私の留学先のミラノではデザイン、ファッションが有名で人々を魅了するものがたくさんあります。さらにさらにイタリアン料理も世界中を魅了し続けています。
そんな素敵な街に留まり、日本が見習うべき文化を学ぼうと思っています。そのような文化については、後で詳しく書いていこうと思いますので楽しみにしていてください!
三つ目は生活面で、純粋に留学生活を楽しめると思ったからです。
小学校からやっていて大好きなサッカーが有名で、かつ美味しいイタリア料理があり、また国内海外を容易に旅行できます。人生一回きりだからどうせなら楽しくというのがモットーなので、大変な留学生活も楽しみながら頑張りたいと思い、イタリアにしました。(この考え方がすでにイタリア人っぽいのかもしれませんが、、、笑)
これは実際に来て見て思ったのですが、非英語圏に留学することでオリジナリティを得ることができると思います。理由は以下の二つあります。一つ目は非英語圏だから、日本人留学生が少ない。つまり経験面でのオリジナリティ。二つ目はそもそも英語以外の外国語を話せる日本人は少ない。つまり言語面でのオリジナリティです。
(経験のオリジナリティ)×(言語のオリジナリティ)=強烈なアイデンティティになることを願っています。(笑)
これらの理由で私はイタリアを選びました。イタリアという非英語圏で留学先としては珍しい地で、個性を強くしていきたいです。留学の理由で探し出した自分だけの色がマイノリティな経験を通してより鮮やかになればいいなと思います。
これからは留学に関すること、イタリアやミラノの魅力、現地のイタリア人、在伊日本人との交流を通して得た情報などを発信していきたいと思います。
留学を考えている方、留学先にイタリアを考えている方などに有益な情報を伝えられたらなと思います。
文章書くのはあまり得意ではないので分かりにくいところもあるかと思いますが、辛抱強く読んでいただければ嬉しいです。(笑)
よろしくおねがいします!
イタリア、ミラノにあるボッコーニ大学に交換留学中の一橋大学三年生。国際的なビジネス、特にマーケティング、コンサルティング、マネジメント、とイタリア語を勉強中。