みなさん、スナップチャットはご存知ですよね?今では若者を始め多くの人が利用しているように感じます。
スナップチャットとは写真や動画の送受信を専用としたアプリで、特徴としては送った方も見た方にも最大10秒間しか動画が残らないという事です。
今までありそうでなかったアプリとして世界中で注目を集め続けているアプリと言えます。
mashableによると、そんなスナップチャットが今特に恋人間の暴力を告発したり告白するツールとして使われ始めているのだそうです。
そしてそれが特に盛んに行われているのが恋人間での暴力がよくあるというインドです。
Snap Counsellorsというアカウントはそういった恋人間の暴力を告白するために作られたアカウントで、インド人によって3月8日に作られたそうです。
開設されてからまだ日は浅いですが、既に一日平均8人もの人が彼らに助けを求めてくるのだそう。
このスナップチャットは、ムンバイでAppleのクリエイティブエージェンシーと仕事をしているラジさん(Rajshekar Patilさん)が先導して作ったものだそうです。
彼が最初に目を付けたのはインドでの恋人間や親しい関係での暴力。これはインドの中では想像以上によく起こっていることであり、大きな問題なのだそうです。
そして、被害者はみなその被害や状況を誰かに伝えたがっているのに伝えられないという状況。大きな理由としては相手に送ったメールや写真などを見られて、告発したことがばれてしまうのではないかという恐怖心からです。
ラジさんは、初めてスナップチャットを見た時、スナップチャットの力でこれらの状況を変えることができると感じたのだそうです。
暴力を受けている事を告白するメールを送れば見られてしまう。そういう理由で告白できない人に、スナップチャットの「すぐ消える」機能はもってこいだと思ったのです。
状況を告白する写真や動画を送るもよし、メッセージや絵を添えて送るもよし。送ってしまえば後で相手に見られる心配をしなくてもよいのです。
そして、彼はカウンセラーでありwww.lovedoctor.inというウェブサイトを運営しているAvani Parekhさんと、Chayn Indiaというサイトを運営しているNidaさんとタッグを組み、本格的にスナップチャットでの活動を開始したのだそうです。
彼らは受ける相談に対して、同じようにスナップチャット上で写真やビデオを通して一つ一つアドバイスをしているのだとか。そしてこれも一度見たら消えるため、相手に見つかる恐れもありません。
そのほか、Nidaさんが運営するChayn Indiaというウェブサイトでは、若い人や学生を対象にどのように暴力に対処するか、どのように警察に提出する証拠を残すかなどの方法やアドバイスを行っているそうです。
このようにテクノロジーと彼女たちのカウンセリングの技術を使ってスナップチャット上に人々が助けを求められるプラットフォームを作ったのです。
そして既にインドだけでなく、アメリカやカナダ、東アジアからもアドバイスを求めるスナップチャットが届いているのだそうです。
そして彼らは、「どの国の人にも平等にアドバイスをします。女性だけでなく男性からももちろん受け付けています。」とコメント。
この活動は多くの人がオンライン上に増え続けてきたからできることであり、この環境を強みに問題を解決、そしていつかはコミュニティを変えていきたい、とも語っています。
家庭内や恋人間での暴力はセンシティブでプライベートなもの。そしてなかなか社会的にも認知されにくいものです。
だからこそ生み出されたこの新しいプラットフォーム。
これが活用されていき、いつか根本的な環境そのものを変えていけたらいいなと思います。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!