有名ブランドがヒジャブなどムスリムの人に向けたコレクションを発表

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ヒジャブを身につけた人が差別されるなど、世界ではまだムスリムの人々に対する差別が至る所で起こっています。

そういった状況に加えて、イスラム国が引き起こした事件の数々やパリ襲撃事件などが起こり、「ムスリムだ」という事実だけで差別されてしまうムスリムの人々による運動なども起こりました。

そんな中、mashable によると、世界をまたにかける有名なブランドの数々がムスリムの人々を視野にいれたコレクションを発表しているといいます。

近頃一番大々的に発表したのは有名ブランドであるドルチェ&ガッバーナ。日本でも知らない人はいないほど有名なブランドです。

彼らのコレクションは「abaya collection」と名付けられ、アバヤやヒジャブを取り入れたコレクションになっています。

色は自然なトーンでまとめられ、柄は春コレクションとあって花柄などを多く取り入れています。つまり、ムスリムのイメージである落ち着いた色合いとドルチェ&ガッバーナの花柄のコンビネーションによって生まれたコレクションなのです。

このコレクションの大きな目的は文化の融合を分かち合うこと、喜び合う事なのだそうです。何かを排除するのではなく、共存していくことの素晴らしさを表現しているのだとか。

差別などが起きている中で、人は文化や宗教が違っても融合し、共存していけるものであり、それは素晴らしいという事を表しています。

同じような考えからムスリムの人々に向けたコレクションを展開しているのはドルチェ&ガッバーナの他にもいくつかあります。

DKNY、トミーヒルフィガーなどの大きいブランドもこういった理由でムスリムの文化などを取り入れたラインを展開しています。

文化理解や文化の共存を目指すといった理由のほかに、ビジネス面での利益も大きく関わっています。

Fortune紙によると、ムスリム人は2013年に服と靴に2660億ドルをも使ったのだそうです。

これはイタリアと日本の数値を足したものより多く、専門家はこの先数年で数値が約4900億ドルにも上るのではないかと推測しています。

さらに、断食期間であるラマダンの間には、ショッピングの数が急激に増えるのだそうで、ラマダン中のショッピングの売り上げはクリスマスを超えるのだそうです。

そういった理由もあって、ムスリムにクロースアップしたラインがいろいろなブランドで生まれているのです。

差別をなくしたりするためにできることは募金やデモ活動だけではなく、いろいろな方向から貢献できるのだと感じました。


この記事を書いた学生ライター

Moe Miura
Moe Miura
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海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!

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