ーー河合さんの自己紹介をお願いします。
河合さん:河合と申します。出身大学は法政大学です。imitsu(アイミツ)事業において営業の統括を行っております。チームは6名いて、そのメンバーを束ねるという仕事を行っております。
ーー梅野さんの簡単な自己紹介をお願いします。
梅野さん:いま慶應の経済学部3年で、今年の12月でユニラボで長期インターンを始めて1年になります。インターン生なんですけど、様々な仕事をさせていただいていて、営業から入りまして、いまは未来企業という弊社のインタビューサイト(オウンドメディア)のチーフディレクター・運営ディレクション責任を私が持っています。これはBtoBの優良企業を紹介するサービスとして企画前から携わってきてこの夏にローンチさせた所です。他には、長期インターンの採用ページの立ち上げも任されており、「Biz:uni」のブランディングなども私が考案したものとなっています。このように、企画、ディレクション、営業と様々やらせていただいています。
ーーインターンシップの募集が増えてきている中で、どのような経緯でユニラボと出会ってインターンに参加されたのですか?
梅野さん:居酒屋で1年半以上キッチンのバイトをしていて、週6日くらい働いていた時もありました。2年生の中盤に差し掛かり、もう少し将来のためになることやスキルアップにつながる仕事をしようと思いまして、インターンサイトを見てユニラボの求人を見つけました。僕が応募した理由は、弊社代表の栗山の経歴(三菱商事やDeNAの執行役員を経験しているなど)を見て、すごい人たちが集まっていそうだという感覚を覚えて、飛び込んでみたという点が大きいです。
ーーインターンを始められて、始める前と後ではギャップはありましたか?
梅野さん:河合さんも含めて優秀な社員の方が多くて。僕が入ったときには河合さんはすでにバンバンMVPを取っており会社を引っ張る存在でした。インターン生に対して勉強会や飲み会など色んな企画を行ってくれたりもしますし、僕自身も企画する側に回ったりだとか。本当に色んなことに挑戦させていただけて、しかもフィードバックをその都度いただけるので、成長できる環境ですね。ですので、大きなギャップはなかったですね。
ーーインターンを始められたきっかけはどういったところにあるのでしょうか?
梅野さん:高校の時から大手の広告代理店に行きたい、クリエイティブな仕事をしたいと考えていました。当然新卒で何の経験もなく入る人たちはたくさんいると思うんですけど、長いスパンで考えたときに人より早く進みたいという感覚があって。3年生になってインターンする人多いと思うんですよ。でも僕は3年生の段階で早めにスタートしたいなと思いまして。
ーー河合さんはなぜインターンを経てユニラボさんに入社されたのですか?
河合さん:内定先のコンサルティング会社入社まで半年あって。時間がたくさんあったのでとりあえず働こうと思いまして。短期間だけ雇用してくれるバイトはなかなかないと思っていたので、インターンシップになるだろうと思いまして。近所で探していたんですが、面接に行くとこの経営者大したことない、何言ってんの?と思ってしまうこともあって。ただユニラボに応募したら、本当に30秒後に代表の栗山から電話がかかってきて。「今、応募しましたよね?」って言われて。「今から面接来れます?」って言われて。次の日に面接に行ったところ、あぁこの人抜群に優秀だなと感じまして。とりあえずこの会社で1ヵ月やってみようと思い、やってみたところ、おもしろくてですね、周りの社員がすごく優秀で。そこで働き続けた結果、内定のオファーが出たので、当初入社する予定だったコンサルティング会社を辞めて、ユニラボに入ることにしました。
ーー最近はインターンシップが増えてきているのですが、短期インターンと長期インターンの違いはどのように感じられていますか?
河合さん:短期だと学生はお客さまですね。「採用費」という予算の中で、学生を囲い込むために企業(人事)がやっている、ので、結果は求められないんですよね。この学生は考える力あるだろう、と観察しながら、人事がいいなと思った学生をマークする形だと思います。当社のインターンも含め長期インターンでは、社員(スタッフ)として雇用している形になる為、結果を出さないと指摘されますし、本気のビジネス環境さながらです。
ーー長期インターンの方は学生というよりは社員に近いイメージですよね?
河合さん:そうですね。当社の場合は、本気で仕事を任せているので、任せた分は責任持ってやってくれるのは当然だよねということです。短気インターンで学生が接するのは人事なんですよね。人事は何をやっているかというと、学生の採用しかやっていなくて、事業自体はやっていない人が多いです。そんな人たちにフィードバックされても「はぁ?」みたいな感じですよね。うちの長期インターンでは社長から直接フィードバックが来ます。ガチで事業をやってる人からのフィードバックです。これは非常に価値が高いですね。
ーー梅野さんはいかがですか?
梅野さん:僕自身がサイトを作ったり、メディアを運営したり、営業をしてお客さんを持ったりだとか、そういうことは短期インターンだとまずできません。「成長」というテーマで働いてみるのであれば、僕も河合さんと同じで長期インターンの方がオススメですね。
ーーユニラボさんのインターンは学生の定着率が高いと思うのですが、なぜだと思われますか?
河合さん:社員がしっかりインターン生の成長にコミットしている点が挙げられます。あと、仕事を任せているというのは大きいと思います。責任を感じて投げ出さない学生だったら最後まで絶対やり切るので。
梅野さん:任されている分、途中でやめづらいというか、投げ出せないこともあったりしますね。その点もビジネス環境さながらだと思います。
河合さん:あとは大きなインセンティブとなっているのが、株式会社リブセンス様と共同で事業をやっているという点です。社長の村上太一様が頻繁にこのオフィスに来るので、ベンチャーにいながら一部上場企業の社長と接することができるというのが大きいのかもしれないです。村上さんは最年少で東証マザーズに上場された有名起業家です、こんな方と一緒に仕事をさせてもらったり、飲み会の場を共有させてもらったり、とても幸せな環境に思います。
ーー村上さんはどのくらいの頻度で来られるんですか?
河合さん:週に1回は私も含め社員は必ず会議に出ていて、1ヵ月に1回はこのオフィスに来られていますね。
ーー実際に会議に出られて、村上さんのすごいところを感じられたことはありますか?
河合さん:考えが違いますね。僕なんかだとどうしても現場目線の考えになってしまうんですけど、村上様であったり、弊社代表の栗山だとそんな現場目線の話はいいと。もっと上から、遠い未来を見て経営目線でビジネスを考える。なんなら社会全体からのとか、業界全体など、もっと広いところから考えろと、考え方(視点)の気づきを与えてくれます。そこは学生にとっては大きなインセンティブになると思います。
ーーそういった環境は、間違いなく成長できる環境ですよね。
梅野さん:あと、インターンのモチベーションとしてはちゃんとお金(お給料)が出るというのは大きいですね。
河合さん:よくあるブラックインターンの話とかあると思うんですが、弊社は給料が出ますし、結果を出したらしっかり賞金やMVP表彰制度もあります。
梅野さん:バイト以上に稼げるかもしれません。それは学生にとっては大きいと思います。
ーーインターンシップはここ2年くらいで拡大してきたと思うんですが、河合さんの時代はどうでした?
河合さん:僕の周りは就活が始まるからとりあえずサマーインターンに行くか、そんな感じでした。1~2年の頃は僕も遊んでいたので、インターンは特に意識したこともなかったですね。
梅野さん:僕がインターンを始めたのは2年の11月だったんですが、その時期から周りもインターンを始めていた気がします。文化祭が11月に終わって、ちょっと落ち着いて将来のことを考えたりとか。
ーーインターンシップに参加しようというモチベーションは、就職を意識してスキルを先につけておきたいというところですか?
梅野さん:最初のきっかけはそうかもしれないですね。就活に有利だとか。でも働けば働くほどそんなことはどうでもいいなと思ってきて、やっぱり面白いサービスを全力でやれるかどうかだと思いますね。
ーー河合さんがインターンシップに参加した経緯として、代表の栗山さんが圧倒的に優秀だったとお聞きしたのですが、どのあたりがすごかったのでしょうか?
河合さん:インターンシップをしていると代表の栗山の「鞄持ち」という役割で商談に同席できるんですね。そこで感じたことがありまして、最初はお客様と「何か一緒に面白いことをしましょう」というディスカッションといいますか、ただブレストベースだったんです。ゼロベースからの話し合いのときに、栗山が自分の商談の持っていきたい着地点と、先方の持っていきたい着地点を、うまく話し合いで探り合いながら、うまく調和していたんです。その時の商談の様子を見て、この人は本当に優秀だなというのを感じました。うまく相手の求めているところを察知しながら自分も要求するところをしっかり提示して、しっかり落とし込んでいく力は本当に長けているなと感じました。僕自身まだ欠けている能力なのがゼロベースで提案するというところです。そういう能力をつけたいなと思ったので素晴らしいなと。今現在存在しない商品をその場で考案して提案するっていうのは、なかなかできる営業はいないと思うんですよね。そういう力を持っていてすごいと思いました。
ーー実際に一緒に行かれて現場で優秀だと感じられたわけですね。
河合さん:他にも色々ありますね。数字の強さもやはり素晴らしいですし、瞬時にパーセンテージがこれぐらいだから、こういう結論が出るよねとか、自分の考えていなかったような数字を言われたりとか。
ーー梅野さんは2年生の後半から入られて、優秀な社員の方々がたくさんいらっしゃったと思うんですがビビったりしなかったですか?
梅野さん:実はこれぐらい活気が出てきたのも最近になってきてからで、このオフィスでさえ半分くらいのスペースしか使ってなかったんです。僕が入ったときはサービス自体もまだそこまで大きくなかったんですけど、そこから一気にスケールし始めて。入った当時は常駐の社員3人に対して、インターン生が7人ぐらいで、インターン生が中心になって考えて動いているという環境でした。一緒に働くインターン生もめちゃめちゃ優秀だなと思っていましたね。
河合さん:当社に来てくれるインターン生は本当に優秀でして、内定先はリクルートホールディングス、ディー・エヌ・エー(DeNA)、サイバーエージェント、デロイトトーマツコンサルティング、シスコシステムズとか、そういうトップ企業ばかりですね。これからも人材輩出企業になるべくインターン制度に磨きをかけていきたいです。
ーー今、お二人がされている具体的な業務内容を教えてください。
河合さん:僕は営業の統括をしていますね。チームは6名なんですけど、メンバーが何件くらい案件を獲得できるのか、というのをすべて予測して、1年後ぐらいまで見据えて、それで売り上げ分析して、これぐらいの数字になると。それで代表の栗山に対して、売り上げはこれぐらいなんで、経費はこれぐらいだと思いますよとか、人員がこれぐらい必要になる、目標の件数達成するにはこれぐらい必要なんで採用もうちょっと厚くお願いしますとか、そういう役割を僕がしていますね。本当に営業部長みたいな仕事をやっています。チームメンバーのモチベートだとか、やる気を出させたり、どうやって雰囲気をよくするかというのは頭を悩ませるポイントですね。
ーー具体的にされてることはどんなことでしょうか?
河合さん:うちは必ず月末に「シメカイ」という、飲み会を行っているんですね。そのときに目標を達成したメンバーに対してMVPを表彰しています。毎月末に社長はじめ社員メンバーと今月の振り返りをしながら、皆で団結し合える飲み会を目指しています。また、「マナビバ」という制度もあります。経営や財務などのビジネススキル、リスティング広告の仕組みなど、社会人の基礎となるコンテンツを社員が用意して、勉強会を開催しています。
ーー新たに加わったインターン生はどのような業務を担当するのでしょうか?
河合さん:ほぼすべてをやってもらうんですけど、imitsu(アイミツ)という事業を説明しないといけませんね。imitsuは簡単に言えばビジネスマッチングサイトなんですね。例えば、ホームページを作りたいっていう発注が入った段階で、ホームページを作れる業者さんを紹介するサービスなんですね。その業者(受注者)を開拓(営業)するということをインターン生にやってもらいます。主に梅野にやってもらっていたんですけど、最初にお電話でアポイントとって訪問行って、みたいなことをインターン生にやっていただいていますね。ホームページ制作だけではなくて、広告代理店を探していますよという悩みもくるので、…それこそサイバーエージェントさんであったり、学生でも知ってるような大手企業さんに学生インターンが行くこともあるので、そこはすごい経験なんじゃないかなと思います。就活生としてじゃなく、社会人として行くサイバーエージェントへ!。行って裏の事情とか知れたりして、こんなとこに絶対就職したくねーよみたいなことを言い出すやつもいて、それは違うぞとか言ったり(笑)、ビジネスシーンに飛び込むということで、そういった発見もできるインターンですよということですね。
ーー法人向けの営業ということですね。
河合さん:企業様(法人)向けの営業ですね。決して難しい内容ではないんですけども、商品自体がそもそも契約が初期費用や月額利用料が完全無料なので、難しい商材ではないということは間違いないです。結果を出せば、何でもやりたいことやらせるというのが弊社の考え方です。梅野も元々Webディレクションをやってみたいという悩みを持っていたので、自然とやってもらうことになりました。営業で数字を出せばチャンスは回ってきますね。
ーー梅野さんの具体的な業務内容を教えてください。
梅野さん:営業もバリバリしているんですけど、今は主にやっているのは「未来企業」というインタビューサイトで、そのトータルディレクションといいますか、1記事いくらで取れて、いくらで書けて、トータルで掲載にいくら費用がかかって、じゃあそこをこう改善しなきゃいけないとか、コンバージョンレートがどの部分で落ちるからそこを変えなきゃいけない、とかそういうことを考えて、PDCAを回しています。外注さんに任せている部分も多いんですが、僕からコンタクトをとって、どういう業務体制でやってもらうかとか、こちらから指示を出してトータルですべて見てるという感じですね。
河合さん:費用計算までしてもらっています。これくらい予算取ってあるので、1件の獲得単価これぐらいだよね、とか、普通の学生では考えられないこともやってもらっています。完全に予算を渡しちゃってます(笑)。
ーー梅野さんはもうすぐインターン2年目に突入するんですよね。
梅野さん:はい。実は先日、異動が決まりまして、営業は卒業して、本格的にマーケティングチームで働くことになりました。以前から希望は出していたのですがインターン生でも戦力として見てくれて本当にうれしいです。今後は、SEOやリスティング広告、オウンドメディアの運営を本格的に学んで、マーケター・ディレクターとしてもっと成長していきたいと思います。
ーーお二人の将来的なキャリアはどのように考えてらっしゃいますか?
梅野さん:広告やメディアなど、人の行動を引き起こすようなもの、心を動かすものに関心を抱いていて、昔からすごく大好きです。有名な広告を見て、これ作れる人すごいな、こういうの作れる人になりたいなというのが、そもそも広告代理店に行きたいという発想なんですね。高校を卒業して大学に入り、サークルやバイトで2年間遊んでいて、そろそろ準備しないといけないなと。その当時は広告に対する意識がすごく高くかったのですが、実際に長期インターンをこなして何より感じたのは、1つのことを会社の一員として全力でやる、まだ何も決まっていないものを生み出すことはすごく楽しいということに気づきました。僕が入ったときにはimitsu(アイミツ)もまだまだこれからという時期でしたし、商品設計が二転三転したことも多々あって。売り上げに関する話などを聞いていく中で、本気で優秀な人たちと1つのチームとして大きくできるのはすごく楽しいんじゃないかと感じ始めました。今は、将来的にベンチャー企業に限らず、やりたいことをやれる、みんなで1つのことに対して、まだ何も決まっていないものを作りたいと思っています。
ーー河合さんはいかがですか?
河合さん:28才での起業を目指しています。必ず起業すると決めていますね。それはインターン前もインターン後も変わっていないことです。ただここで働いてみて、自分の認識がさほど正しくないなと思っていまして。
ーーそれは具体的にはどういうことでしょうか?
河合さん:まだまだ甘いなと思っています。学生のうちに考えている社会と、実際に数字を見て考える社会とは、圧倒的に違いますよね。学生のうちから、28歳で起業するというのは決めていたんです。それに対してもっと深く考えながら日々を過ごさないとおそらく失敗するなというのが、今、日頃から思っていることです。
ーー今だと学生起業家も増えてると思うんですが、そういった選択肢は考えていらっしゃらないのでしょうか?
河合さん:僕はそんなに能力がないので、それは考えられないですね。学生で起業してらっしゃる方は素晴らしいと思います。それで成功するのは本当に素晴らしいと思いますし、最たる例がリブセンスの村上様だと思います。ただ話を聞いている限りだと、相当厳しいことをされています。それをそのまま真似できるかというと、厳しいんじゃないかなと感じていたんです。
ーー梅野さんは慶應生ですが、慶應で起業されている学生さんは結構いらっしゃるなかで、そういう方々を見られて、起業は考えられなかったのですか?
梅野さん:起業するには知らないことが多すぎるかなという印象でした。あとは人とのつながりが大事になると思っていて、そういうのも含めると、まだなんじゃないかなと思いました。起業するとしたら色んなキャリアを積んだ上で自分の本当にやりたいサービスを見つけられたときなんじゃないかと思います。僕自身が今は色んなことをやりたくて、何か1つすごくやってみたいと思えるものがそこまでないんですよ。ですので今は起業についてはそこまでは考えてないですね。
河合さん:あとは僕の考えとして学生起業の観点でいうと、人に使われる経験を持ちたかったというのはあります。部下としてこういう接し方をされると嬉しくて、こういう風にされると悲しいというのを学んだ上で、社長になりたかったので、そこも要点としてあると思います。
ーー新卒で入っても入社前に抱いていた理想と現実のギャップに苦しんで、すぐに離職してしまう、いわゆるミスマッチが増えていると思います。それを防ぐ一手としてインターンシップがあると思うのですが、どのように考えられていますか?
河合さん:なぜミスマッチが起こるのかということなのですが、例えば大企業ですと同期が何百人といて当たり前だと思うんですね。その何百人の希望を人事担当者がすべて考慮して、それぞれの適正ポジションに配置できるかと言われたらまず無理なんです。そうすると入社後自分の適正のポジションに行くかは、運が必要になると思うんですね。それはアンフェアだろうと私は思っていまして。一方長期インターンシップを経験したのち、特にうちはインターンを通して優秀だと思ったら、正社員へのオファーを出すんですけど、インターン後の就職となると社会のことがわかっているんです。で、入社後も会社のことが分かりきっているので、ミスマッチ無しで働けるんですね。もしミスマッチが怖い学生さんは、入社先に対してぜひ長期インターンやらせてもらえませんか?とお願いすることをおすすめします。
梅野さん:大企業に入るという選択肢は当然僕にはまだあるんですけど、仕事が楽しい前提で、自分が仕事以外でやりたいことがたくさんあるんですね。趣味の部分もそうですし、色んな出会いをしたいというのもあります。そうなったとき、時間はすごく必要で、例えば年収2千万円もらっているけど、休みがないというのは理想的ではないんです。僕の考えでいくと、そのお金を使う時間がないと意味がないですし、「自分が仕事以外で有意義に使える時間」×「年収」が一番高い状態にしたいと思ってるんですね。僕の通っている慶應の学生は、本当にすごい大企業に行くんですね。銀行や商社とか。でも仕事を楽しんでいる人は一握りで、3年目で転職を考えている先輩も多いんです。でも僕は新卒で選ぶのは、一生働きたいと思えるような会社がいいんです。
ーーこれからどういった学生と働きたいですか?
梅野さん:何でも言う人がいいですね。気を遣って言えないというのは嫌ですね。あとは何よりやる気があって、目標を 一緒に共有したいですね。自分が関わっているサービスがめちゃくちゃ大きくなったら絶対楽しいと思うんです。それぐらいの気持ちでやれる人と働きたいですね。
河合さん:やはりがむしゃらに頑張れる人がいいですね。学歴や頭の良さは正直問わないです。当社では現に高卒の人を取ることも珍しくなく、学歴は一切関係ありません。がむしゃらに直向きに向かってくる人材が僕は好きです。そういう人に対しては、社員一同全力でその子の成長につながるようにコミットしますし、コミットした結果としてその子もアクションが増えたりすると思います。
ーー河合さんは大手の内定をいただいてから辞退されユニラボへ入社されたと思うのですが、その意思決定をするまでの流れはどういった感じでしたか?
河合さん:ユニラボで働いていくうちに、楽しいなと思うじゃないですか。で、大手の内定先の内定式がきて、同期と話すじゃないですか。でも一緒にいて満足できなかったんですよね。その大手の社員と栗山やユニラボの社員を比べたところ、ユニラボの方が優秀だなと感じたんです。ユニラボでインターンを続けていくなかでオファーをもらえたので、それだったら大手に行く理由もないなと思い、こっちに来たという感じですね。
ーー最後に学生読者の方へキャリアに関してアドバイスをお願いします。
梅野さん:まずは働くことが大事だと思います。僕はバイトを一通りやったと思うんですよね。家庭教師もやりましたし、飲食業、設計、アパレル、カフェ、いろいろやりました。ガールズバーに女の子紹介する仕事や。株式投資とか、バイヤーなどもやりました。正直やらないとわからないと思うんですよね。何したいかわからないのであれば、とりあえず社会人と働いてみようという発想が大事だと思います。失敗してもいいと思います。学生ですし、どうにでも取り返しはつくと思います。この記事を見て興味をもった方は、まず長期インターンを始めるのがおすすめですね。