「自分の感情に意識を向ける。」自らの力で幸福度を上げる方法。

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NVC の勉強やコーチングを通して、自分が体験することは、「おおよそ自分の内面のあり方次第だな」、と最近思うようになりました。

満足な一生を過ごすためには、もちろん満足な日々を積み重ねていくのがいいだろうと思います。 日々、自分を満足させるためには、まず何が自分を満足させてくれるのかを知ることでしょう。 それを教えてくれるのは他でもない自分自身、自分の感情です。

 

同じ世界も、人によって見え方が違う

NVC3-5ー クライストチャーチにて

僕がニュージーランド・クライストチャーチに滞在しているときは、滞在期間も決めず、その日の宿はその日決める、みたいな気ままな生活をしていました。自由な旅人のような印象とは裏腹に、最初の数日間、僕にとってのクライストチャーチは、賑わいもなければとりたてて見るところもない、つまらない街でした。

せっかくの海外なのに、100%楽しんでいない。では何を自分は感じているのかに意識を向けてみると、不安と焦りを感じていたことがわかりました。 何も決めない自由な旅は、同時に何も決まっていない不安な旅でもあったのです。

不安を満足させるのは簡単でした。2日分のホテルを予約して、クライストチャーチから出ることを決めて、ついでに次の街での宿もまとめて予約しました。

次の日、クライストチャーチの街は変わりました。賑わいのないと思っていた街は趣にあふれ、前日10枚しか撮らなかった写真を100枚以上撮りました。街の人たちからも声をかけられるようにようになり、最後の2日間を満喫しました。

 

自分の感情に意識を向ける

NVC3-7普段、意識して自分の感情に向き合うことは、僕の場合ほとんどありませんでした。

自分の感情は、普段わざわざ意識する必要のないものなので、漠然ともやもやしたものを感じることはあっても、それが一体なんなのか、時間をとって感じてみることは以外と少ないのではないのでしょうか。 (あ、いま話し相手がいなくてさみしいんだな)とか、 (このもやもやは「劣等感と嫉妬」だな。誰かと自分を比べてるんだ)とか、 言葉にしてみると、一歩引いた視点から自分を見ることができます。

無理に名前をつけて縛る必要はなくて、ただ感じたままに表現するだけでいいんだと思います。 愚痴を言って(幸せなときは惚気たり、自慢したりして)スッキリするのも同じで、言葉にして、共感してもらうプロセスは、客観的に自分の感情を認知することで、そこに心理的なスペースを生む効果があるのだと思っています。

ある統合失調症の互助グループでは、各々の症状に自分自身で名前をつけることで、それぞれの症状の理解を助け、ストレスを軽減する取り組みをしているそうです。

こうした、言葉にして共感するプロセスは相手がいなくても、自分の内側でできることです。 いま感じているもやもやは、焦りなのか、不安なのか、それともその両方なのか。 たくさんの感情がごちゃまぜになっていることもよくあります。

 

何を必要としているのかを感じる

クライストチャーチで不安と焦りを感じていた自分は、やすらぎを必要としていました。 冒険を重視するあまり、やすらぎのニーズに気づいていなかったのです。

1つずつ手にとって、その感情の一片が何を求めているのか、どうしたら満足するのかを考えてみると、自分の価値観に沿って生きる手助けになります。

前回の記事でも書きましたが、自分が本当に必要としているニーズを深めていくと、そのニーズを満たす手段はいくらでもあることに気がつきます。複数の手段のなかから主体的に選択することで、ニーズをもれなく満たし、満足を感じることにつながります。

何を感じて、何を必要とするか、そしてどう行動するか、選択するのは自分自身です。 その選択によって、同じものからでも得られる体験が違ってきます。

自分が体験する世界は、自分の内面次第です。

毎日、何を感じているだろう。 毎日、どんなニーズがあるんだろう。 満足しているか、していないか。

たまに立ち止まって、自分の内側に目を向けてみると、外側も変わるかもしれません。

この記事を書いた学生ライター

Kano Shinnosuke
Kano Shinnosuke
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フィリピンで約1年間インターンを経験し、2015年は2年目の休学に入ってニュージーランドに滞在中。コーチング・NVC、経済学を学んでいます。

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