投稿日: 2017.6.14

おしゃれに気を遣わないドイツ人女子大生と、おしゃれが好きな日本人女子大生。違いの理由は「教育制度」「恋人に求めるモノ」??

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皆さんはドイツ人の身なりに対してどんなイメージを持っていますか?

私がドイツに留学していたころ、住み始めて早々に気づいた日本との違いが「服装やメイクの有無」でした。

街を歩いていても、大学にいても、日本のようにスカートをはいたり、目を引く色をまとったりしている人が少ない……。地味な色の服やパーカーにジーンズのような、簡単な服装ばかりが目に付きます。しかも、女の子たちはほとんど化粧をしていません。

反対に、私のように日本から来た留学生たちや、アジア系の女の子たちはとてもおしゃれに敏感。化粧もほとんどみんなが毎日しています。

「この違いはなんだろう?その違いが生まれる理由はどこにあるんだろう?」

頭の中に“?”がいっぱいになった私は、早速複数の友達にインタビューしてみることに。

すると、浮かび上がってきたのは根本的なドイツ人と日本人の価値観の違いでした。

(記述はあくまでも一個人の意見ですので、すべての人に当てはまるわけではありません。)

ドイツ女子は高校生の時からおしゃれよりも勉強が大事!

まずは、ドイツの教育システムを理解する必要があります。ドイツの教育制度は日本とは全く異なったものです。例えば、大学に入るためには「アビテュア(Abitur)」 と呼ばれる試験に合格する必要があります。日本のセンター試験のようなものですが、ドイツ式では一生に一度しか受けることができず、その結果は一生涯有効。生徒たちはその試験を受けるために「ギムナジウム(Gymnasium)」 と呼ばれる9年生の学校に通わなければいけません。そのため、「希望の大学に行きたい」、「いい会社に就職したい」学生にとって、大学に入る前のこのテストは何よりも、例えば、ファッションよりも大事なのです。

ドイツの大学で単位を取るのは一苦労。

さらにドイツでは大学に行ってからも楽ではありません。各大学によってバラつきはありますが、全体的に言って日本よりはるかに単位を取得するのが厳しい世界です。そのため、大学生は勉強が中心。学生の間は労働時間も法律によって規制されています。社会的にも「学生の仕事は勉強」のような意識があるため、学生割引サービスも日本より多いです。特に公共交通機関は、住んでいる州内であれば全て無料のところもあります。

このような状況で暮らすドイツ人学生たちは、おしゃれなんて気にしている場合ではありません。私の周りの友達の多くは、パーカーやTシャツなどシンプルな服装です。理由を聞いてみると、たいていは「動きやすい」「着替えが楽」と返ってきます。基本的に機能性、利便性重視でした。

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ドイツ女子は恋人探しのために大学に来ていない

そもそも大学に入学している時点で、みんな一定の知識・能力をもっていて、しかもそれが大変な苦労を経て得たものであることはわかっています。だから「さあ、大学で恋人探すぞー!」なんて人はほぼいません。みんな、モテるために服を着ているわけではないのです。

大学に着ていく服にしては、スカートはセクシーすぎる。彼女たちの中にはナンパをされたくないので、あえて地味な服を着る人もいるくらい。大学は勉強するために来ている、ただそれだけなのです。

ドイツ男子は「本質」を見ている

そうは言っても大学生ですから、恋人もほしくなります。それでは、ファッショナブルでないドイツ人女子を前に、ドイツ人男子たちは何を思っているのでしょうか。

ドイツ人男子は「見た目ではなく本質の良さ」を求めていることが多いです。もちろん見た目も大事だけれど、それよりも中身、人間性を求めている人が多い。そのためか、女の子がおしゃれかどうかは大きな判断基準にはなり得ません。

むしろ、女性が“綺麗ではない状態・状況”を見てから付き合いたいと思っています。後々ショックを受けるくらいなら先に知っておきたいからなんだとか。

ドイツ男子は「朝ショック」を避けたがる!?

ドイツ人男子が求めないものはファッションだけでなく、メイクにも言えること。それは、ドイツ人男子学生のあいだで「朝ショック」を避けたい風潮があるからです。朝ショックとはその文字通り、「女の子と一夜を共に過ごしたけれど、朝起きて見たらまるで別人だった……」という現象のこと。彼らはこれを避けるため、化粧をした顔ではなく素の顔が好みな人を探しているのだそう。

ドイツでは顔を作りこんでもあまり通用しなさそうですね(笑)。

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選ぶ服装のジャンルは体型も大きな基準に!

ここまで学生に焦点を当ててきましたが、私が気づいたことの中に「街を歩いていてもおしゃれをしている人が少ない」という点がありました。この理由の一つには、体型の違いもあるようです。

ドイツ人女性の中には、170センチメートルを超える人も皿にいて、逆に150センチ台の人のほうが少ないです。私は162センチで、日本にいたら女性としては比較的大きい部類になるのですが、ドイツではいたって普通でした。むしろ小さい部類かもしれません。

そんな身長の高い女性たちは、かわいい系統よりもカッコイイ系統の服が似合うことを認識しているため、かわいい服は選びません。だから、ドイツ女子からすると”かわいい服が似合う日本女子”が羨ましいのだとか。その反面、日本女子は欧米女子を”かっこいい服が似合って羨ましい”と思う傾向にありますよね。まさに無いものねだりの世界……!

例外はビジネスシーン、大都市、クラブ!?

多くの友達に聞く中で共通していた例外が、ビジネスでのファッションスタイルでした。日本ではサラリーマンと呼ばれる人はたいていスーツ。一方ドイツでは、大都市に出ない限りスーツを着ている人を見かけることはありません。では、彼らが何を着ているかと言うと、会社や組織のルールにのっとった上での私服です。入社面接でも、スーツを着用しなくてはいけないというルールは特にありません。ドイツでは、面接のときも、仕事をするときも、見た目が大事とされています。見た目で人柄を判断されるからです。そのため、ビジネスシーンではファッションセンスも大事な判断基準の一つとされています。

さらに、もう一つ例外的におしゃれな人をよく見かけるのは、大都市とクラブです。ベルリンなどの大きい都市や夜の遊び場、クラブではオシャレでセクシーな人がたくさんいます。大都市では観光資源が多く、お出かけ目的の人が多いこと(オペラやコンサートなどを見に行く際にはドレスコードがある)、また、クラブでは「男性に声をかけてもらいたい」「テンションが上がる」などの理由からおしゃれでセクシーな服装の女性が多い傾向にあるようです。

今回、服装の違い・その理由を調べてみて、「服装を知ること」は「お互いの価値観を知ること」であり、「お互いの違いを知ること」につながることがわかりました。比較における文化や価値観の違いの発見は、まだまだ続きそうです。

この記事を書いた学生ライター

山口 紗都美
山口 紗都美
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現役大学2年生で現在ドイツ留学中です。専攻は国際交流・国際協力。趣味は食べること(笑)、特技はサッカーです。よろしくお願いします。

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