日英バイリンガルを対象にした世界最大規模の就活フェアとして知られるボストンキャリアフォーラム(以下、ボスキャリ)。
今年は212の企業とのコンタクトを求めて、約2万人のバイリンガル学生達が集結しました。
かく言う私もこの好機を逃しまいと、参加してきました!!
今回の記事では来年以降参加するであろう読者の皆様のために、『ボスキャリ覚書三カ条』をまとめてみました。 ぜひ参考にしてみてください。
ボスキャリにおける企業への接触体制は主に二つに分類できます。
2. Walk-inと呼ばれる、当日の飛び入り参加形式の接触。
内定の有無はこの二つの事項のための事前準備の濃度で決まると言っても過言ではありません。
特筆しておきたいのは、2点あります。
一つ目は、「事前課題の提出は早めに行うこと!!」
大学の課題で忙しいとは思いますが、企業への事前課題を優先して終わらせるくらいの気概が必要です。(締切当日に出した企業は全て落ちました)
二つ目は、「Walk-inのための履歴書はしっかりと書いておくこと」
CFN上のレジュメではなく、日本から持参した紙の履歴書に手書きで情報を記入するのがベターだと思います。人気企業になると、Walk-inのわずかな枠に何百人が応募します。唯一の判断材料である履歴書が、ただのコピーであった場合を想像してみてください。もし、あなたが人事だとしたら手書きでしっかりと記入してあるものを選ぶはずです。相手も人間ですから、心に訴える履歴書を提出するべきです。
たしかに時間はかかりますが、その価値は確実にあります。
よく見受けられたのが、派手なブーツやハイヒールを履いている人。
ネクタイを上まで締めていない人。
スーツにアイロンがかかっていない人。
カラフルなリュックサックやブランドのバッグをスーツに合わせる人。
私は大学受験の予備校でアルバイトをしていたので、スーツのマナーに関しては精通しているつもりなので、他の人よりも余計に敏感に反応してしまったというのはありますが、 私が人事であったら、その就活生の第一印象は良くはないだろうと感じました。
パーティー会場ではなく、就職活動の場だということをわきまえれば、靴下は赤ではなく黒や紺色になるはずですし、ブランドのカラフルなリュックサックは黒を基調としたビジネスバッグになるはずです。
顔や体型を変えることは出来ませんが、身に付ける物など自分次第でコントロールできる身だしなみは整えていきましょう。就職活動における第一印象は本当に大切ですよ!!
小手先のテクニックを磨くより、本質である自分への理解を深めることが内定への王道です。
ボスキャリにおいてよく聞かれたのが「簡単に自己紹介をしてください」「学生時代に頑張ったことはなんですか」ということでした。
言わずもがな、自己紹介というのは自分の特性を相手に伝える場であり、大学名や名前といった既知の情報を伝えるものではありません。ちなみに私はキャッチコピーを数パターン用意して企業に合わせて変えていました。そのキャッチコピーは自己・他己分析を通して手に入れたものです。
次に、学生時代に頑張ってきたことに関して。
労力を注いだということは自分が大切だと思ったこと、つまり自分の価値観を表しているものなのです。人事の方はその頑張ったエピソードから、あなたの人となりを知りたいのであって、自慢話を聞きたいのではないのです。その本質を取り違えてしまうと、面接における通過というのは不可能でしょう。
今まで自分が力を注いだことを通して、自分の思考パターンや性格を端的に表すことができると思います。
これらのためにも自己他己分析は欠かせません。
具体的にやったことは以下です。
・親友や家族に電話をする。
特に電話をする相手の条件にしたのは、「自分のことを叱ってくれたことがある人」です。
叱ってくれるというのは本当にその人のことを思っていないと出来ないものです。本気で考えてくれる人に他己分析をしてもらうのが一番有益です。
以上、3点が私がボスキャリを通して、皆さんにお伝えしたかったことです。
しっかりと挑めば結果が返ってくるのが、ボスキャリです。
なにより、こんなにスピード感のある採用は他に類を見ないと感じました。
私の例を出すと、一次面接から最終面接、内定獲得までの合計時間が3時間以内というのもありました。
日本での就職活動ではまずないことですよね。 二日間で多くの人の人生が大きく変わる、ボスキャリはそんな魅力的な場所だと思います。
ぜひ、参加して内定を掴み取ってきてください!!
アメリカの大学に交換留学生として約1年留学。 主にスポーツビジネスを専攻。 大学卒業後、大手スポーツ用品メーカーにて営業を経験。 OYO大学の一期生として2020年3月卒業。 VC陣に向けて行ったビジネスピッチでは審査員賞を受賞した。 現在は独立し、習慣化オンラインスクール「90 English」を起業。 経営者、上場企業の管理職、社会人、大学生まで幅広い層の生徒が所属し、英語の習慣化を達成している。 【サービスHP】 https://90english.studio.design