ニューヨークの大学に通う大学生が、出血をすぐに止めるジェルを開発したといいます。 しかもそのジェルは、体外の出血だけでなく体内の出血もすぐに止めてしまうそう。
一体どういうことなのでしょうか?
この 「Veti-Gel」というジェルを開発したのはニューヨークにある大学に通うジョー・ランドリーナという学生で、このジェルは体内外にできた傷口をすぐにふさぐことができるといいます。(出典:https://www.ted.com/)
このジェルは遺伝子組み換え作物を使って作られているそうで、華氏30-90度で保存されなければならないそう。
ECMという細胞外基質(細胞を集めて傷口を固める役割を担っている)と、このVeti-Gelがうまく働きあい、皮膚のような役割をする保護膜を作るのだそうです。ビデオを見ていただくとよりイメージがわきやすいと思います。
このVeti-Gelが開発される前にも、同じように傷口をふさいで出血をとめる働きをするものがあったそうです。代表格として知られているのがQuikClotというガーゼです。 これは主に軍隊などで使われているようですが、出血を止めるまでには数分かかってしまうそうです。
そういった意味でもこのVeti-Gelは革命的だったのですね。すぐに出血を止めることができるだけでなく、体外のみならず体内の出血も止めてしまうことができるのです。 更に、傷からの出血だけではなく、やけどした時などにも使うことができるそうです。
この革命的なジェルを生み出したランドリーナさんは、実際に軍隊などの現場でこのVeti-Gelを使用して実用性を確かめたいのだとか。そして将来的にはFDA(アメリカ食品医薬品局)の認定を得たいとも語っています。
ある一人の大学生が発明したこの魔法のようなジェル。みなさんはどう思いますか? 体外の傷への使用はもちろんですが、筆者はもっといろんな病気に関わる体内出血に対しての効果を期待しています。この小さいジェルが、命の危機から人々を救うのももうすぐのことかも知れません。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!