こんにちは! セブ島の語学学校で学び、早1ヶ月半。折り返し地点にいる創価大学の水沢陽子です。
今回は私の挫折体験をお送りします。私の留学の初めの1ヶ月はとりあえず悲惨の二字。(笑)
フィリピンの語学学校で日本人を避けに、避けていました。(笑)
留学で始めに感じたカルチャーショック、それは英語を話す機会がないことでした。
まるでそれが当たり前かのように、授業後は母国語が飛び交うラウンジ。 「これではスピーキングの力が伸びない」、そう思った私は「日本語を話す日本人を勇んで避けよう」と心に決め、留学生活をスタートしました。我ながら極端だったとは思いますが。
「自分の目的達成のために排他的になること。」
実はこれ、昔からの私の悪い癖なのです。3ヶ月しかない。自分に余裕のない時ほど、自分の悪い癖や醜い心が露になることを感じました。 「自分を変えるチャンスは今しかない」、そう思うも簡単に変わらないわけで。なかなか行動に移せない自分に悶々とし、時間だけが過ぎていきました。
そんな私に転機が訪れました。
いつも「Good morning!」とあいさつをしてくれる女性がお昼を食べていたので日本語で話しかけると、彼女は私に英語で話しかけてくれたのです。自分のやりたいことを見事に遂行していることに驚きました。彼女は自分の学生時代の留学経験を話してくださいました。
留学先にはやはりたくさんの日本人がいて、日本人同士で日本語を話していたこと。それに悩み、疑問を抱いたこと。結果としてスピーキングが伸びなかったこと。そして今私の置かれている状況と心境に共感してくださり、アドバイスをしてくれました。
「日本人に英語で話しかけるのは少し恥ずかしいし、”英語しか話さないのか”、とお高く思われることもある。だけど、語学学校にいるということはみな英語を話したい、話せるようになりたいと思っている。目的はみな同じ。お金を払ってここまで来ているし、少なくとも英語を話せる環境にいるのだから自分から話さないともったいないよ。」と、全て英語で。
おっしゃる通り、ここに学びに来ている生徒の根本の目的は「英語を話したい」ということ。 それならば英語で話しかけても恥じる必要はない、そう思えるようになりました。その日は留学してちょうど1ヶ月。きっと何かの運命だったのでしょう。私はあることを決意し再スタートしました。
英語を話す環境が欲しい。余裕がないときに排他的になる自分を変えたい。
そう思った私が起こしたアクションは「留学が終わるまで誰に対しても英語で話し通す!」ということ。日本人を避けることをやめてから自然と友だちも増え、英語を話す時間も増えました。日本人に英語で話しかけると驚かれることもありましたが、英語で返事をしてくれたり、英語で会話をしたり。私を受け入れてくれる人がたくさんいました。感謝。自分の目的達成のために排他的になることが、結果的に一番の遠回りになっていたようです。
また、アクションを起こしてから1週間で4、5人の人に「発音上手ね」と褒めてもらいました。慈悲かもしれませんが(笑)、自分のモチベーションにつながりました。
ここで私が言いたいことは「留学してまで日本語を話すな。」ということではありません。大切なのは自分の状況に気づき、自分の望む方向に向かってアクションを起こすことです。
人に避けられたら誰でもいい気はしないですよね。つまり、日本人を避けることはお薦めしません。
私は日本人の友人を通じて他国の友人ができたり、おすすめの場所を紹介してもらったり、悩みを相談したり、お互いを高め合ったり。自分次第でいくらでも素敵な縁を結ぶことができます。自分の目的に合った、自分らしい付き合い方を探っていけば良いのだと思います。ー三人の写真 (誰一人としてポーズが定まっていない。)
留学の中にはたくさんのチャンスがあって、その1つが自分を変えることだと思うのです。そのチャンスをつかむのも捨てるのも自分次第。私は自分の変えたいところや自分の目標を紙に書いて壁に貼っています。夢や目標を紙に書くことで、実現する確立がすこしでもUPするみたいですよ!
初めの一ヶ月は苦しく感じることがたくさんありましたが、フィリピンという国の明るさに支えられた気がします。 ということで、次回は私を支えてくれたフィリピンについてお話ししたいと思います。
創価大学で教育学を学ぶ21歳。これからフィリピンとデンマークに留学します。毛穴を開いて様々なことを吸収し、お伝えできればと思います。