体育会の部活動は就職に強いというイメージがある。 そのなかでもラグビー部は体育会の代表格のような存在だ。
そこで今回は、私立の最高峰・慶應(慶応)義塾大学ラグビー部についてぜひご紹介したい。 就職不況をものともしないエリート集団、それが「タイガー軍団」の異名をとる慶應(慶応)義塾大学ラグビー部なのだ。
(出典:http://www.jsports.co.jp/)
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このように日本だけでなく世界にも展開している名だたる企業がズラリと並んでいる。
慶應義塾大学ラグビー部の正式名称は、慶應義塾體育會蹴球部(けいおうぎじゅくたいいくかいしゅうきゅうぶ)。
日本で初めてのラグビーチームとして知られ、日吉キャンパスのグランドにはラグビー発祥の地としての記念碑が建てられている。 全国大学選手権優勝5回、日本選手権優勝1回の実績を持ち、優秀な人材を多数輩出してきたことでも知られている。
また、アイドルグループ「嵐」の櫻井翔(33)の弟、櫻井修(しゅう、経済学部3年)選手が所属している事でも有名だ。(出典:http://s-bellkochan.com/8616.html)
「強豪と呼ばれる体育会の学生は、常に目標達成へのプレッシャーにさらされているため、一般の学生よりもメンタルが強い傾向にあります。さらに、部の中での役割をこなす経験は組織への順応性を高めます。わけても慶應ラグビー部はほかの強豪私学と異なり、外部からの推薦入学が少なく、内部進学での入部者が多いんです。良家の出身で安定して高い学力を保っていますし、自分の言葉で発信することにも長けている学生が多い。これは、就職活動において大きな強みになります。各界で活躍する優秀なOBが多いというアドバンテージもある」 ーー現代ビジネスより
(出典:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35746)
ちなみに、OBにはゴールドマン・サックス日本法人社長の持田昌典氏、東北楽天ゴールデンイーグルス社長の立花陽三氏などがいる。
あまたのチームがある中で、慶應ラグビー部の強みは一体何なのか。
「慶應ラグビー部の練習は大学ラグビー界でも屈指の厳しさを誇っています。毎年、夏に行われる山中湖合宿は『地獄』と称され、他大学からも恐れられています。部員たちはそこで心身ともに鍛え上げられ、企業でも即戦力として使える人材に成長する。企業としては安心して内定を出せるのが同部の部員なのです」 ーー現代ビジネスより
"苦しくなったらあの苦しい山中湖合宿を思い出せ!!"・・・この激を時の監督、コーチ陣から頂きグランドで戦ったことを今でも鮮明に覚えています。 毎日何百本も組むスクラム、何度となく繰り返されるタックル、誰が設計したのか1周約500メートルの急勾配の起伏のある通称"山周り"という厳しいランニングコースを1日何十週と走り、グランドに倒れては起き、そして当たり、走っては、倒れ、また起きて、走る・・・・この連続の練習の中、技術云々というより、ラグビーという格闘技を行う上で一番大切な、「何事にも怯まず立ち向かう強い気持ち」、「戦う心」を醸成して頂いたと思います。 この時養った「心」は、あれから数十年たった今、卒業をし社会に出てもでも不変的な心の支柱であることは確かであります。 ーー慶應ラグビー部OB
大学生になると時間に自由が出てくる分、そこで遊ぶに費やす人と、心身ともに鍛えられる体育会系のような環境にいる人では成長の度合いが違うのかもしれない。
就職に強いからラグビー部に入るのがよいかと言われればそれはまた別の話だが、大学時代に自分を律する力を養い、何か自分の興味ある事を見つけ出す努力が大事なのではないだろうか。