高齢化というとなんとなくネガティブなイメージがついてしまうのではないだろうか。
そんなネガティブな高齢化のイメージを打ち壊そうと、ある取り組みがオランダでは始まっている。(出典:http://www.pbs.org/)
オランダ・アムステルダムから2時間ほど東、デーヴェンターに「ヒューマニタス」という老人ホームがある。そこでは、簡単な一つの条件を満たせば、大学生たちに無料でそこに住むことを許可している。その条件は、毎月30時間、高齢の入居者と共に時間を過ごすことだ。現在、施設には6人の学生と、160人の高齢者が生活している。 --ハフポストUS版
老人ホームに宿泊する学生は高齢者達とスポーツを観戦したり、誕生日をお祝いしたり様々な活動を行う。 目的としては、高齢者の孤独感、社会的な孤立を取り除く事だ。
プログラムは、オランダの高齢者介護のコスト増加に伴い始まった。 ヒューマニタスの160人の入居者に心理的に温かい環境を提供するために、学生の助けを借りることが効果的だと考えたという。
「そういう理由で、学生の賃料を無料にし、その代わりにここに住む高齢者たちの孤独感を取り除く手伝いをしてもらおうと考えたんです」。このプログラムの発案者はオーストラリア放送協会に語った。「私は、ここを誰もが住みたいと願うような、最高に温かく素敵な場所にしたいと思っています」 ーーハフポストUS版
日本でも避けては通る事のできない高齢化問題。そこにはすでにネガティブなイメージが少なからずある。
ただ、人生の先輩たちと一緒に暮らす事で得られることはたくさんあるのではないだろうか。 こういった取り組みが日本でも増える事を願っている。