先日、わけあって(主に金銭的余裕がないという理由で)成田空港で空港泊を敢行しました。 結果、以外にも楽しい時間を過ごすことができ、さらにホテル代も浮いて僕は大満足でした。 今回は僕のような生活に困窮した学生や、どこでも寝れる系学生の皆さんのため、成田空港で一晩明かした時のことをレポートしたいと思います。
色々と問題の多そうな空港泊ですが、成田空港としては一応認めてくれているようです。
早朝出発の航空便があるので、仕方がないのでしょう。
夜になると、このように空港泊についてのアナウンスが掲示されます。
空港内にはコンビニがあり、お客さんがほとんどいないにも関わらず一晩中開けてくれています。
コンビニ以外の施設は消灯されて、館内は暗くて静かになりますが、コンビニだけは利用できます。
夜中に小腹がすいても大丈夫。
ターミナル1ではセブンイレブン、ターミナル2にはローソンがあります。
夜もしっかり警備の皆さんが警備して下さっていました。 立ちっぱなしの警備の方のそばでスヤスヤと寝るのはさすがに心が痛みましたが、おかげさまでしっかりと寝ることができました。
空港を守るのが本来のお仕事なので僕の荷物を見てくれているわけではないと思いますが、そこにいて下さるだけで凄まじい安心感を僕は感じました。ベンチに不審なバッグがあるとのことで、黄色のテープが貼られ、緊張感のある現場に遭遇することも。
仕事、勉強、読書など、座ってできることならなんでもOKなのですが、程よい緊張感が僕の集中力を刺激します。 そばを通って行くビジネスマンや、美しいフライトアテンダントの女性がそうさせるのでしょうか。そこにいる全ての人々に、これから始まる旅への期待や、帰国の安堵などが感じられ、空港ロビーは非日常感で溢れていました。 そんな中、今夜僕はただここにいます。どこへも行かず、ただ明日も成田にいるのです。 空港では僕も知的なオーラをまとっていたかったのです。
深夜に2〜3時間ほど消灯時間があり、その間は空調も切られている可能性があります。 また、朝方になるとお客さんの出入りが活発になるので、朝の冷たい空気が出入り口から入ってきます。 僕の空港泊は3月中旬で、日中最高気温は19度くらいはあったと思うのですが、夜は寒かったです。
空港に泊まるにあたって、治安は重要なポイントです。
僕はフィリピンに行ったことがあるのですが、とてもじゃないですが空港に泊まる気は起きません。どんな人間がいるか分かったもんじゃありませんので。
対して、日本の治安は他国と比べて非常に良いと言われています。ただ、手放しで安心してしまうのは危険です。空港に泊まっているのは、日本人だけではありません。むしろ外国人の方が多いくらいです。
(出典:http://www.a-price.co.jp/)
盗難防止のため、不安な人は自転車のワイヤーロックでベンチと荷物を結んでしまうのもいいでしょう。
いかがだったでしょうか?
もちろん積極的におすすめはしませんが、参考にしてみてください。また、インターネットの世界はすごいもので、「空港泊ガイド」なるサイトも存在しています。
→「The Guide to Sleeping in Airports」
どうやら成田空港をはじめ、羽田空港と関西国際空港はアジアの空港ベスト10にノミネートされているようです。 (ちなみに僕の大好きなフィリピン・マニラ空港はワースト部門ノミネートです。)
最後に注意ですが、当前の事ながら空港は本来寝泊まりする場所ではありませんので、積極的な寝泊まりは遠慮したほうがいいと思います。
また、成田空港近辺には格安で泊まれるホテルがいくつもあって、そのほとんどに空港行きの無料シャトルバスも付いていますので、そちらも同時にオススメしておきますね。
フィリピンで約1年間インターンを経験し、2015年は2年目の休学に入ってニュージーランドに滞在中。コーチング・NVC、経済学を学んでいます。