こんにちは。小松田義浩(こまつだ よしひろ)と申します。私はソウル国立大学の政治外交学部に在学しています。とは言っても現在はソウル大学を休学してポーランドに留学しています。
ー ポーランド・ワルシャワの旧市街
初回は日本での高校生活を中心に、韓国の大学に入学するまでの経緯を書いていきたいと思います。
まず私は両親がともに日本人、特に海外に知り合いなどがいるわけでもなく、中学生まではほとんど毎日大好きなサッカーをやっている、そんなごく普通の学生でした。中学を卒業して高校に入った後も部活動を中心に生活を送っていました。
そんな私が高校卒業後の進路について真剣に悩み始めたのは高校1年生の秋頃でした。大半の高校でもそうだと思いますが、在学していた高校では高校一年生の秋頃に文理選択をしなければなりませんでした。その時初めて高校卒業後に自分は何を学びたいのかということについて真剣に考えました。
進路選択を考えるにあたって、当時、連日報道されていた日韓関係や韓国の歴史などについて関心が高かったため、大学で日韓関係に関わる事を勉強したいなと考えるようになりました。
しかし、なぜ韓国だったのか?私も明確な理由を答えられるというわけではありません。おそらく自分が小学生の頃から日韓ワールドカップや韓流ブームなどある程度、韓国という国に触れる機会が多かったからなのかもしれません。ここまでだと普通に日本の大学の韓国語学科などの韓国と関係のある大学に行っても良いのに、と思われる方もいると思います。ー ソウル市街
しかし、次のことから私は韓国の大学に行く事を決めました。
一つ目は、大学では韓国語を勉強することを目的とするのではなく、韓国語を手段としてさらに奥深いところを勉強したいということでした。そのため高校1年生の冬頃から韓国語を少しずつ勉強し始めていました。しかし日本の大学では1、2年生の間は韓国語を学習する時間に少なからず勉強時間を割くようなカリキュラムが組まれていたので、私の目的を成し遂げられる選択を考えた時、日本の大学よりも韓国の大学で勉強する方が自分に合っていると考えました。
二つ目は韓国から見た日本を知りたいということでした。当時、政治的に日韓関係はあまり良くない状態でした。日本にいる私の所に入ってくる情報は、当然日本のメディアからのものでした。そのため日本では自国に偏った報道がされているのではないか?日本の立場から一方的に見た時に見える見解についてだけが報道されているのではないか?政府間の関係が悪いけれども、実際に韓国で暮らしている人たちは日本についてどのような印象を持っているのか?などの疑問を持っていました。日韓関係を日本の立場からだけではなく、韓国の立場からも知りたい、韓国のひとが日本をどう見ているのか知りたいと考えました。ー ソウル大学の友達と(左から2番目)
このことから私は日本の大学ではなく、韓国の大学に進学することを決心しました。以上が韓国の大学に進学することを決めた経緯です。次回は韓国の大学へ進学する為にどのような準備をしたのか、そして韓国での大学生活などを中心に書いていければと思います。
ソウル国立大学政治外交学部2年の小松田義浩と申します。日本で高校を卒業した後、韓国のソウル大学へ入学、現在は休学をしてポーランドに留学中です。韓国やポーランドでの留学経験などを記事にしていきたいと思います!