「留学する意味を明確に。」アメリカ留学で後悔したくない人へ。

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こんにちは。前回の記事では僕の個人的な事情は最低限に、どちらかというとその時抱えていた悶々とした思いを記事として掲載していただく形になりました。

ですので、今回は逆に僕個人に焦点を置いて、留学してからこれまでの経験をもとに自分の中で変わったもの・ことについて書かせていただきたいと思います。

前回の記事、タイトルの最後には、“大事なのは場所ではなく目的”とさせていただきましたが、僕がアメリカに来たときに明確な目的があったかというと答えは完全にNo、皆無でした。そこで経験した苦い思いこそが今このような記事を書かせて頂いている理由でもあります。カンザキさん2ーBrooklyn Bridge NY, NY

なぜアメリカに来たのか。

なぜ僕がアメリカに渡ったか。率直に言うと単なる“日本の大学受験からの逃げ”でした。

日本の教育制度に疑問を抱いた…学びたいことを突き詰めていったらアメリカだった…国際的な人脈作りや文化交流のためにアメリカが学生時代を過ごすのに最適だと思った…等など、挙げろと言われればいくらでもそれらしい理由を挙げることができますが、少なくとも僕が今この瞬間に思い返す限り、それらは僕を留学に突き動かしたものではありませんでした。“なんてふざけた理由だ” そう思われる方がほとんどだと思います。

学費もバカにならず、親に心配もかけるこの決断に伴った理由が、お世辞にも立派とは言えないものだったのですから。当の本人も、この留学を決意した理由が決して正当化されるものだとは思っていません。大学受験に失敗し、浪人の覚悟もできずにたどり着いた一つの道が留学だったというたったそれだけのもの。

だからこそ、今アメリカで過ごすこの時間が、自分にとって、自分の価値観で測った時に正しいものなのかについて今でも考えます。このプロセスは、本来当然ながら留学前に済んでおくべきものです。そんな事もすまないまま僕はアメリカに渡りました。そう思いながらも、僕は今でもアメリカにいるわけです。カンザキさんFredonia,NY

何故まだアメリカにいるのか

カンザキさん9(出典:http://dlift.jp/photo/photoDisplayWorldHeritage760)

そんな覚悟で留学を決行してしまった僕が何故まだアメリカにいるのか。

なぜ自分がアメリカに渡った理由に納得できないまま、それでも日本に帰ってきていないのか。 アメリカにたどり着いてしばらくは授業に追われ、課題に追われ、…と、それなりに楽しげな学校生活を送り、それなりに充実感さえありました。しかしアメリカで大学生活を過ごしていくうちに、無意識のうちに見ないようにしていた、自分の目標のなさや留学後のプランの真白さがどうしても目につくようになってきます。そうなった時、どうしても自分がアメリカにいる理由について考えざるを得なくなってしまったのです。

そしてようやく、自分が挫折から目を背けて選んだ先がアメリカだったのだということを正面から受け止めさせられました。当然そんな理由で留学をし続けるなら日本に帰ってもう一度受験勉強をしなおすべきだ、と当初は思っていました、が、結局それは違うな、と自分の中で結論付けた結果、未だにこの大自然の中、勉学に励み、空いた時間には草原を駆けずり回っているわけです。後半嘘ですが。

深く話しすぎると日が暮れてしまうのでそこまで掘り下げはしませんが、簡潔に言うとアメリカに来て初めて勉強が楽しく思えた、その感情を尊重しようと思ったからです。

そしてどちらにしろ目標のないまま今居る場所を日本に戻しても意味がない。開き直って、今自分がいる環境でしかできないことを最大限に活かし、自分の目標を見つけ、追うことが自分にとって最善のことだと思ったからです。そう思えるようになってからは、やっと毎日を“アメリカに来て良かった”と積極的に思えるように過ごすことを課題とし過ごすようになりました。

前回大変偉そうなことを書かせていただきましたが、ご覧のように僕は自分が書いたものとは正反対の留学生活からスタートを切ったのです。だからこそ、前回の記事では目標ありきの留学がどれだけ大切か、ということを伝えたいと思ったのです。カンザキさん3ー 大学の並木道 Fredonia, Fredonia,NY

アメリカに来て変わったこと

アメリカに上陸して自分の中で何が変わったか。 とてもくだらないことを書くようですが、勉強時間が増えました。異常なほど増えました。アメリカの学生はよく勉強する。という言葉を聞いたことがあると思いますがこれはある程度事実です。ただ彼らは勉強時間を盛る傾向にあるので口先だけで言われるのはあまり信じてはいませんが。少なくとも、勉強をきちんと学期中コンスタントにこなさなければ単位がもらえないのは事実です。しかしアメリカの大学のユニークな点は“勉強だけできても仕方がない”精神です。いくら成績がオールAのGPA 4.0であろうと、課外活動に身を入れず、ボランティアもしないようじゃ立派とは言えない。

むしろ、課外活動で目立った成績を残せれば、学業成績で少しばかり劣ろうとも問題無い。そのような価値観が学生教員間に存在するように感じますし、大学を真の意味で社会に出る前の準備をする場所とする考え方は実際とても学生のためになっていると思います。

今僕は五つの課外活動、学生団体に参加しているのですが、学生時代これといった部活に打ち込むこともなかった僕からすれば、これもアメリカに来て起こった大きな変化と言えるかもしれません。よく、“アメリカ行ったら世界観変わった”的な発言を耳にすることがありますが、僕にはまだその世界観の変化は起こっていません。自分の価値観を大きく揺るがすような出来事が起こったか、と聞かれればそれにも首をかしげなければなりません。

アメリカにいるからといって日本人として生きようと思えば彼らはそれを尊重してくれます。多様な文化が混ざり合うのではなく共存する国だからこそ、それぞれのアイデンティティーを保つことがとても容易になっているように感じます。これは適応するという意味ではとても過ごし易い環境でしょうが、その分アメリカにいることによるカルチャーショックのようなものは感じにくい社会になっているのかなと思います。

そんな中唯一ある意味ショックだった、というか気づきのようなものは、アメリカ人も日本人もそう変わることはないということでした。

「アメリカ人は授業中積極的に発言する?」- むしろ一部です。クラスの大半は日本人と同じように教授と目を合わさないように全力を尽くしています。

「アメリカ人は思ったことをズバズバ言う?」- 人によります。ある程度事実かと思いますがアメリカ人だって空気を読みます。このようにアメリカ人だから、日本人だからという考え方は邪魔な先入観だったのだなという気づきもアメリカに来なければ得られなかったものだったでしょう。カンザキさん4Fedonia, Fredonia, NY

アメリカ留学を考えている人へ

カンザキさん6Dumbo NY, NY

アメリカ留学を考えている人には全ての準備を自分でしてもらいたい、という話は前回の記事でさせていただきました。今回はその話をもう少しばかり掘り下げたいと思います。実際僕も出願、ビザ手続き、航空券の手配、受け入れ先との連絡等すべて自分で行いました。“アメリカの大学に進学だなんてそんな大それたこと一人で出来るだろうか?” そう少しでもお考えの方、出来ます。

僕も一度は自分でできるわけないと信じ疑わなかったですがこうやって今無事に進学でき学生生活を送っているわけですので出来ないなんてことは決してありません。

自分で進学の準備に踏み切った理由としては、“そんな手続きも自分で出来ないのにアメリカで普通の学生生活が送れると思うの?” という母の言葉でした。エージェンシーや英語学校の力を借りることは極力避けることをお勧めします。この辺は個人の事情によるのではっきりと断言はできませんが、アメリカの大学進学を考えている高校生の方は、今現在英語の授業を受けながら学校生活を送られているはずです。わからないことや出願エッセイでつまずくことがあればALTの先生や英語の先生に聞くのをお勧めします。彼らに聞くのはタダです。無料です。僕も恩師の先生には大変お世話になりました。メールで学校のスタッフとやりとりをするにしてもエージェントや仲介人を通してしまうと自分の伝えたい内容がはっきりと通じる保証はありません。

なにより、アメリカに来てしまえば後は自分の自己責任です。出願の準備に伴って行う大学スタッフとのやり取りは現地でのコミュニケーションのとてもいい準備になります。“でも書類に不備があるかもしれない。心配だ”という方もいらっしゃると思いますしその気持ちも良く分かります。

ですから、ゆとりを持って一つ一つの書類を急ぐ必要がないように準備することを強くお勧めします。日本の大学受験と同じようにアメリカの受験準備も出願の1年ほど前から始めるのが理想的だそうです。そして英語に詳しい人、(英語の先生やALTなど)に複数回出願書類を確認してもらうのは必須です。確認に確認を重ねれば大きな不備は避けられるものですし、出願にゆとりが持てれば、出願書類に不備があっても大抵の場合大学側が不備事項の連絡をしてくれます。一度失敗したからすべて自動的に失敗。という風には動かないものです。むしろこの辺は日本の大学受験よりも融通が聞くようにさえ思います。

アメリカ大学受験しか道はないと心の底から思うなら(いつでもプランBはあるべきだと思いますが)、これらのプロセスはなんの苦痛でもないはずです。実際やってみると必ず “意外と出来るもんだな“とそう思うはずです。僕が保証します。カンザキさん5ー 寮の入り口 Fredonia, NY

終わりに

これからの記事では、同じ大学に通う留学生の友人達にインタビューをしたり、アメリカの大学システムについて詳しくお話ししたり、といった内容にしていきたいと思っています。そして個人的に今取り組んでいるプロジェクトがあるのでそのこともお話しできればと思います。機会があれば是非覗いてください。

この記事を書いた学生ライター

神崎憲人
神崎憲人
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アメリカまではるばる来て早3年目突入。 ニューヨーク州立大学フレドニア校にて経営/経済学を専攻し2013〜2015年まで在学。2015年秋学期からは イリノイ大学アーバナシャンペーン校でマーケティングを専攻しています。このブログを通じて自分の留学生活にも新しい目標や意義を見出していけたらと思います :)

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