みなさんは「2015年問題」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
今回は、今年中に起こるとされている2015年問題について、主に懸念されている3つの問題をご紹介します。
戦後の日本経済を牽引してきた、いわゆる「団塊の世代」(1947年~1949年生まれ)が2012年より65歳に達し始め、2015年には全ての団塊の世代の国民が、年金の全額が給付される65歳以上になるという問題。労働人口の減少が懸念されるほか、年金給付の受給人口の急激な増大により、年金財政への圧迫が懸念されています。
団塊の世代の年金は、今の20代がこれから負担していくことになるため、学生も年金の知識を持っておくことが必要です。
2015年には、国民一人ひとりに番号を振り、税の徴収や社会保障に役立てる「社会保障・税番号制度」(マイナンバー制度)が導入される予定です。ブラック企業の蔓延やデジタル土方、安易な解雇などの劣悪な労働環境や背景にある業界体質の問題からIT業界離れが進行しています。そのため、マイナンバー制度導入に伴い、システム開発業界に仕事が集中してシステムエンジニア(SE)が不足することが懸念されています。 逆にエンジニア志望の学生には需要と供給の関係によりチャンスが到来しているとも捉えることができるかもしれません。
2012年12月23日に人類が滅亡するとされるマヤ歴による人類滅亡説には計算ミスがあり、正式には2015年に人類滅亡するという説があります。また、古代エジプトによる人類滅亡説も2015年となっており、時代も場所も異なる二つの文明の人類滅亡説が2015年で一致したため波紋が広がっています。
いかがでしょうか?
どの問題も学生に関係が無さそうで実は今後大いに関係してくる問題なのです。 注意しておく必要があるのではないでしょうか。
大学一年次よりスタートアップに興味を持ちアプリ開発/ベンチャーでのインターンシップを経験。 現在、学生の視野を広げるco-mediaとインターンシップから築く新しい就職の形InfrAを運営する株式会社Traimmuの代表。 サッカー観戦とジム通いが趣味。