海外旅行ではなく、住んでいるからこそ目の当たりにできる違い。
それは大きいものから小さいものまで様々ですが、そこから感じるものは大きいし、とても興味深いです。
今回は、メキシコの、日本と違っておもしろいところについて、
「交通」と「食」の2つのカテゴリーを例に書きたいと思います!
メキシコで恐怖を感じたもの。麻薬?犯罪者?マフィア?銃?いえ、車です。
まぁ、飛ばす飛ばす飛ばす。制限速度何キロやねん!っていうくらい。
また、道の状態もそんなに良くないんです。ガタガタ。
だから揺れる揺れる揺れる。アトラクションか!っていうくらい。
メキシコの恐怖、その原因は免許証に隠されているのではないでしょうか。
実は一部の地域では免許証を買うことができます。な、なんだと!
だから私がミッションの免許を取得するのに30万かかった、と言うととても驚かれます。(↑街を走る大型アトラクションです。あ、バスです。笑)
特に私が嫌いなのはバス。交通費は安いですが、とにかく「やばい」です。 なにが「やばい」のかというと、何十年前から使っているのだろうという今にも壊れそう、いや、壊れているであろう車体。揺れる?そんなの知らねぇ!くらいの運転が荒い運転手。古い車体とガタガタの道路から生み出される騒音。…です。 もう、まさに街を走る大型アトラクション。縦横左右に揺れまくります。
アトラクションと聞くと、面白そうですが、このアトラクションに1時間も乗る時は…。(笑) またこのバスとても気まぐれで、大変困ります。(笑) 何が困るって、まずちゃんとしたバス停が少ない、いや、ほとんどないです。 メキシコ人いわく、「駐車できるところ、そこはもうバス停だ。」だそうです。 まずバスに乗るときは、自分で手を挙げてバスを止めます。(笑)また、時刻表がないです。いつバスが来るのかわかりません。何分間隔で来るのかもわかりません。日本って本当に便利ですよね(笑)そして次は降りる時。降りる時は自分で車内のボタンを押しております。降りたい時、またはバス停があるところで降ります。またバスは、信号で止まった時にドアを開けて待機するので、バス停じゃなくてもどこからでも乗り降り可能です。 もう一つ、バスが気まぐれな理由があります。原因は運転手です。運転手によって、運転が荒い、のんびりしている、など様々です。そのせいで目的地までの時間が大幅に変わります。時には同じ番号のバスに抜かれるほど!! 最初はいらいら、うんざりしていた私ですが、今では順応しています(笑)
(↑バスに乗った時の動画です。わざとじゃありません。ものすごく揺れるんです。また、運転手の好みで陽気な音楽をかかっている時もあります。ここには写っていませんが、たまにドアを開けたまま走行するバスもあります。恐怖でしかありません。笑)
メキシコの車を見て気づいたこと。「軽自動車がない!!」 軽自動車は安いし、燃費はいいし、小さいから場所は取らないし、手軽に購入できますよね。 実はメキシコには多くの日系自動車企業が進出しており、道を走る車も日本車が多いです。 でもなぜ軽自動車がないのか。購入するのがお手軽そうだし、軽自動車のビジネスも始めたらいいのに!と勝手にこんなことを思っていました。でも、最近その理由がわかりました。 その理由は二つあります。一つ目の理由は、道の状態が悪いこと。強い丈夫な車でないと、ガタガタの道を走るとすぐに壊れてしまします。だから大きい車を高くてもみんな買います。 二つ目の理由は、メキシコ人が太ってい、…大きいです(笑)後で「食」の部分で触れますが、メキシコ人は大きいです。軽自動車は小さい、ということです。納得です(笑)
メキシコ料理といえば…タコス!ですよね。本当にたくさんタコスを食べます。道やレストラン、どこでも売っています。最初はあまり好きではありませんでしたが今はとても好きです。これで私もメキシコ人!(笑)(学校で食べたタコス。どこでもタコス。)
タコスはとてもシンプルで、トルティーヤにお肉を挟んだものです。あれ?具それだけ?と思う人もいるかもしれませんが、これでひとまずタコスと呼びます。これにお好みで玉ねぎやレモン汁、サルサソースをかけます。
メキシコ料理はもちろんタコスだけではありません。ほかにもとっても美味しいものがたくさん。ただし!日本人の私が感じるのは、味付けが濃いこと。食べ物のカロリーは気にしたことがありませんが、さすがにカロリー高そう!と思うほど。それに、辛すぎる!甘すぎる!という食べ物が多く、最後まで食べきれないこともしばしば…。(↑チラキレスという料理です!(ホームステイ先の)ママの料理で一番好きかな!少し辛いくらいです!ただ、お腹にずーっしりきます。最後まで食べきるのが大変なくらいです。笑)
(モジェテという料理です。パン(日本に売っているフランスパンみたい)にフリホーレスという豆を煮て作ったものとチョリソ(ソーセージの種類)とチーズを乗せて焼いています。これに左の2種類のサルサソースをお好みでかけます。サルサソースは基本的にこの緑と赤の2種類です。ちなみに赤の方が辛いです。笑)
さらにびっくりすることがあります。世界の肥満大国のランキングをご存知でしょうか?1位はアメリカ…ではなく、なんと"メキシコ"なんです!なんと3人に1人が肥満なんだとか。
しかしメキシコで生活しているとその理由がわかります。
私の勝手な分析結果(笑)では、食べ物だけでなく、食習慣が悪いです。
まず時間帯に問題があります。朝ご飯は日本と同様8時前後ですが、昼ご飯はなんと2~4時の時間帯に、しかも晩御飯の量、メニューを食べます。メキシコでは昼ご飯が1番豪華なんですね!そして晩御飯は9~11時頃。これは太ります(笑)そして食べ物です。
この2つのダブルパンチにより太っちゃうんだと思います。(笑)でもこの「太っていること」に対する考え方がおもしろいんです!
今の日本の女の子、みんなすっごく細いですよね!ダイエットしている人が本当に多いです。私もダイエットとまでは言いませんが、体重は一応気にしています。
しかしメキシコにダイエットという言葉が存在しているのか?というくらいあまり気にしてないように思います。(あ、ちゃんと細い人もいます!)私が「あと5キロは痩せたいなぁ。」というとみんな口を揃えて「えみかには必要ない!」と言います。(笑)
メキシコでは「太っていること」に対しての考え方が違うのかなと感じました。
そしてそれがまさに表れているのが服の売り場!私が驚いたのは、 ・メキシコのサイズが大きすぎること ・店内に太いマネキンがいたこと ・大きいサイズのストッキングのパッケージに太ったモデルさんが起用されていたこと
私が日本で服を買う時はLを買うのにメキシコではSかM。一度お店で「この色のLありますか?」と聞くと、「あるけどあなた用?あなたならSよ!」と言われ、S!?この私がS!?ってなったことがあります。私より小さい人はどうするんだろうか…。
また、日本にも「大きいサイズコーナー」というやんわりな表現のコーナーはありますが、メキシコでは太ったマネキンが堂々と立っています。そしてここでもまた日本では売っていないようなサイズの服がたくさん売っています。 実は小さい時に自分の体型を気にして、いつか将来太いマネキンを作ろう!と企んでいたのですが、あっさりと先越されましたね!(笑)日本では需要あるのかなぁ?
そしてびっくりしすぎて思わず写真を撮ったのは、大きいサイズのストッキングのパッケージで太ったモデルさん(というかモデルさんなのか!?)がポーズを決めていたことです。
太いマネキンや太ったモデルさんから、メキシコでは大きいサイズの服を売ることにとても積極的だと感じました(笑)「太っていること」はあまり気にしないのかな!(↑あるショッピングモールのお店の中で見つけた太いマネキン。普通より存在感あるかも!?笑)
旅行ではなく、そこに住んでみるからこそわかるものがたくさんあります。これまで海外旅行も何回か経験しましたが、やはり住むのとは全く違います。 また、おもしろいと思ったのは、住んでみるとその国のいい面、悪い面だけでなく、日本のことも見えてくるということです。やはり自分の国と比べてしまうからでしょうか。 自分の住んでいた日本って、こんなところだったんだ、と気づかされました。自分の国、日本について改めて深く考える、いい機会になりました。 こういうところも、留学っていいなぁって思える一つだと思います。
留学コラムで「メキシコアゲアゲブログ」を書いています、眞野恵未香(まのえみか)です!メキシコの「色」に惹かれ、現在メキシコのモンテレイ工科大学グアダラハラキャンパスで留学しています。淡路島出身ということで、関西っ子です!タイトルの通り、メキシコ生活をアゲアゲに綴ります!よろしくお願いします。