パッションで切り開いた外資メーカー内定への道

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澤田さん6

名前: 澤田 昌平(さわだ しょうへい)さん 所属: 同志社大学 理工学部 化学システム創成工学科 内定先: ユニリーバ・ジャパン

トイレを流さないグアテマラ人

ーーカナダのバンクーバーに留学されたきっかけをお聞かせください。

学部3年生の3月から学部4年生の10月までの7ヶ月間、カナダのバンクーバーに留学していました。留学のきっかけとしては、日本はとても狭いので、もっと視野を広げないといけないという思いが高校の時からあったからです。世界地図を見た時に、明らかに「日本ちっちゃ」と。(笑) 自分では広いと思っていても視野が狭まっているんじゃないかと思っていました。ずっと「行きたいな」とは思っていたものの、行くチャンスがなくダラダラしていたら、就職活動の時期が来てしまい、周りの皆が企業研究を始めた時に、やっぱり「これが最後のチャンスだな」と思ったんですよね。 ただ単に留学に行ったからといって自分が成長するわけではないと思う一方、「とりあえず行ってみよう」という強い気持ちがあったので、そこからお金を貯めて、親にもお願いして行くことを決意しました。

ーーバンクーバーに留学することのメリットは何でしたか?

留学生が多いということで多様なバックグラウンドを持った人と触れ合えることですね。だからバンクーバーに行っただけで、他の国にも行ったんじゃないかと錯覚するくらい多様な人たちと交流できました。 ただ、英語を純粋に学ぶという意味ではバンクーバーは良い選択ではないと思います。留学生が多いので、英語のレベルもそれほど高くないですし、現地のネイティブの方も留学生慣れをしているので、こっちが下手な英語を話しても理解してくれるんですよね。だから自分の英語力向上の為には適してはいなかったです。

ーー異なる価値観と触れ合った具体的なエピソードはありましたか?

僕はシェアハウスをしていて、4人で住んでいたんですけど、全員国籍も違って、母国語も違っていたんです。共通のコミュニケーションツールは英語という環境にいました。 シェアハウスなのでトイレも共同なんですよね。その中の1人がグアテマラ人だったんですけど、彼がトイレをした後ってめっちゃトイレットペーパーの量が減っているんですよね。「こんな早く減る!?」みたいな。(笑) ある時、トイレットペーパーがゴミ箱の中で山積みになっているのに気付いたんです。しかもなぜか綺麗にたたんであって(笑) で、「これ何やろ」って思って見たら拭いた紙だったんですよね。つまり彼は拭いた紙を流してないんです。しかも拭いた後、その紙を隠すためにまた紙を大量に使うので、また無くなるんですよ。しかも、丁寧に香水を使って匂いも消しているんです。(笑) それを経験した時、「これがカルチャーショックか」と思いましたね。(笑)

ーー留学中に一番楽しかった経験と辛かった経験を教えてください。

ジャパニーズ居酒屋で働いていて、すごく忙しかったんですけど、英語でウェイターとコミュニケーションを取りながら働いていたのが、一番充実していた時でしたね。忙しくて他の事も考えられない時が一番充実していて楽しかったです。 辛かったこととしては、もともと僕は英語は喋れない方だったので、かなり苦戦しましたね。(笑) 大学受験の時に文章を読むトレーニングはしっかりしていたので、それに関しては困ってはいなかったんですけど、やはり喋る訓練は受けてきていないので、苦労しましたね。 自分の言いたいことが言えないストレスもありました。「何が食べたい?」という質問に答えられなくて、変なご飯が出てきて「もうええわ」と思うこともありました。(笑) こういう部分が日本人の悪いところですよね。自己主張しないので、油断してると全部おいしいところ持っていかれるんですよ。(笑) 授業で「分かる人いるー?」という問いかけがあった時は、もう外国人は「はいはい!!」みたいな感じなんです。(笑) 日本人って間違ったら恥ずかしいと思うじゃないですか。海外の人ってそれがないんですよね。喋っている英語はむちゃくちゃなんですけど。(笑) ただこういった姿勢が大事なんだなと感じて、自分を変えていかないといけないと感じるようになりました。

ーー英語のスピーキングに関してはどうトレーニングされていたのですか?

とりあえず喋ることですね。間違っていてもいいので。まずは英語を使うことに抵抗をなくすことがスタートです。 そして次のステップとして、きちんと間違いを指摘してくれる人と話すことが重要ですね。発音が間違っている人とお互い話していても成長に限界があるので。もちろん喋る意欲は上がっていきますし、英語に対する抵抗も無くなってはいくんですけど、指摘してもらわないと絶対上達しないです。 結局最後はシンプルにネイティブの方と話すのがいいと思います。

エントリー数の少なさがアドバンテージに

澤田さん5ーーカナダから帰ってきてすぐに就職活動が始まったと思うのですが焦りはありませんでしたか?

昨年は12月から本格的に就職活動がスタートだったので、10月にカナダから帰って来て、ちょうど2ヶ月くらい準備期間がありました。ただ、外資系企業が多く出展している説明会に行くとたくさん学生が来ていて、結構焦りましたね。周りの学生の質問も、自己分析と企業分析が既に終わっているレベルのものなんですよね。僕が「何をしている会社なんやろう?」と思っている間に、次元が違う質問をしている人がいたので、これはヤバいなと思いました。(笑)

ーーそこからどのように企業分析を進められましたか?

まずは自分が何をしたいかを探っていきました。 初めは自分が何をしたいかを漠然と考えるんですけど、出てくるわけもなくて(笑) とりあえずは自己分析という作業ですね。中学校や高校での活動など、大学だけでなく自分が過去にしたこと全てに対して理由付けをしていき、「活動を続けられたのはなぜだろう?」と考えていました。 自分の当時の思いを考え直したときに、自分の性格って分かっているようで分かっていなくて、客観的に見た時に新たな発見があるんですよね。僕の場合は負けず嫌いな性格がある一方で、活動する時は人のために動いてきたなと気づきました。そこで考えた結果、皆がいつも使うような消費財のメーカーに入社できればいいなと感じ始めました。負けず嫌いな性格があるので、競争的な環境の外資系企業がいいなとも思っていました。

ーー消費財メーカーのみに絞って選考を受けられていたのですか?

ほぼそう言ってしまって間違いないですね。実際、僕は10社しかエントリーしていませんでした。消費財メーカーの他には自分の専攻に関連して化学系メーカーの営業職を少しエントリーしました。基本は消費財メーカー1本です。さすがに周りからも僕のエントリー数が少なすぎて「お前ヤバいで」って言われていました。(笑) ただ、エントリー数が少ないことは逆にアドバンテージでもあったと思います。例えば他の学生が50社の企業を研究している中で、自分は10社、しかも業種も同じものばかりの企業研究ができるので、作業の密度は非常に濃かったですね。

ーーその企業分析の密度の濃さは、どういった部分に生かされましたか?

面接で自分の熱意が伝わったと思います。面接官の方々もプロなので、ただ単に受かるためだけに情報をインプットして、機械的に述べている人は分かるので、そういう面では僕は有利だったと思います。本当にやりたいんだなって面接官が感じたんじゃないかと思います。

”パッション”が内定の決め手

澤田さん4ーーなぜ他の競合他社ではなくユニリーバ・ジャパンさんを選ばれたのですか?

ユニリーバが僕の就職活動の軸にハマったからですね。僕の軸は、①消費者の生活と深く関わっているか、②自己成長出来る環境かどうか、③会社のカルチャーが自分に合っているか、この3つなんですが、これらすべてを満たしたのはユニリーバだけだったんですよ。それに加えてユニリーバ・サステナブル・リビング・プランというビジネスプランにも惹かれました。このビジネスプランは、簡単にいうと環境負荷を半分にしてビジネス規模を2倍にするというものなのですが、この取り組みに強い共感を持ったんです。元々、環境問題には関心があって、大学での専攻を選んだ理由の1つにも環境問題が関係してたぐらいなので余計に惹かれました。 あと、単純にユニリーバ製品のヘビーユーザーなんですよね僕(笑)そういう意味で僕にとってはユニリーバがベストだったんです。

ーーユニリーバさんは学生にとても人気のある企業ですが、どちらかと言うと普通の学生である澤田さんが内定を取れた理由は何だったと思われていますか?

これは内定を頂いた時に人事の方に聞いたんですけど、パッションが感じられたと言われましたね。僕は一貫して、エントリーシートの段階から消費財メーカーへの思いを明確にアピールしていたので、「入社してから辛いことがあっても、それだけのパッションがあれば大丈夫だろう」と言われました。あとは、伸びしろがあるとも言われました。今年の内定者は全職種で4人なので、その中に選ばれたことは自信になりましたね。 多くの企業で同じことが言えると思うんですけど、ユニリーバは能力に関しては企業側が求めているある一定の基準を満たしていればOKというスタンスなんですね。最終面接やその一歩手前の段階など、選考の後半に進んでいる時点で皆能力は高いと思います。あとは熱意の差ですね。本当にここで働きたいという思いが伝わるかどうかです。 選考はあくまで企業とのマッチングなので、学生側が「この企業は合いそうだな」と感じるのと同様に、企業側も「この学生は合いそうだ」と感じているはずです。選考に落ちたら落ち込むというマインドではなく、「この企業とは合わなかったんだ」と割り切ることが大事だと思います。落ちたことで自信を無くす必要はないですね。もちろん反省は必要です。特に一次、二次面接で頻繁に落ちる場合はさすがにかなりの反省、分析が必要だと思います。

周りの目を気にした選択はダサい

ーーこれからの澤田さんのキャリアプランを教えてください。

中長期的なプランは本当にぼんやりとしかないですね。今明確にあるのはユニリーバの営業として、数字という目に見える成果を残すという事だけです。 自分たちの利益だけを考えるのではなく、消費者の皆さんやカスタマーさんがハッピーになれるような仕事をして、しっかりと結果を残してから先のことは考えたいです。自分のキャリアプランを持つことは大事だと思うのですが、社会経験がなく、社会の流れや自分の現状を正確に捉えられていない今の僕では描くことが難しいんです。まずは目の前の仕事をゴールにして全力で取り組み、それを通して今はまだぼんやりしているキャリアプランを明確に形づくっていきたいです。

ーー最後に読者にメッセージをお願いします。

自分のことをしっかり見つめ直して理解し、自分に合った選択をしてください。 企業分析をした上で、その企業に合った人材像を演じきれば内定は取れるとは思います。ただ、これから働いていくことを考えた時に、果たしてそれでいいのか、と、立ち止まって考えて欲しいですね。自己分析をして自分に合った企業を全力で受けることは、「内定はあくまで通過点だ」と捉える意味で、非常に重要なことだと思います。それに対して、受ける企業に合わせて内定を取りまくるのは、少し違うかなと思います。内定をたくさん取って周りから評価されることよりも、自分に合っているのか、自分が納得しているかが重要です。内定先を選ぶ段階では、年収や肩書きではなくて、自分の性格など含め総合的に考えて、自分に合っている企業に行くべきだと思います。もちろん自分の軸が「年収だ」という確固たるものがあれば、それは素晴らしいことだと思いますし、その軸を基に年収の高い企業を選ぶべきです。ただ、こういった自分の意思ではなく、単に周りの目を気にしただけの選択はとてもダサいと思います。 これから就活をされる皆さんには、自分の軸をしっかり確立して、その軸にピタっとハマる企業を見つけて欲しいですね。そのためにもまずは、自分の軸を考えるところから初めて欲しいです。軸は、自分のこれまでの行動に対して「Why?」をしつこく問いかけて、答えを出し切ることで確立されるはずです。

この記事を書いた学生ライター

Keiji Takahashi
Keiji Takahashi
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大学一年次よりスタートアップに興味を持ちアプリ開発/ベンチャーでのインターンシップを経験。 現在、学生の視野を広げるco-mediaとインターンシップから築く新しい就職の形InfrAを運営する株式会社Traimmuの代表。 サッカー観戦とジム通いが趣味。

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