慶應のSFCに所属され、見事に準ミス慶應SFCを獲得された諏訪さん。その容姿だけではなく、様々な事業を展開されているという。そんな諏訪さんに今回はインタビューしてきました。
二つほどさせて頂いておりまして、一つ目が先ほど申しましたミスキャンパス6人で構成したメンバーが行なっている事業です。ミスキャンパスが事業を起こすというのは今までには無かったことなんです。 具体的な事業内容としては、有名な株式会社プレシアありあけというスイーツメーカーとコラボしてお菓子のプロデュースをしています。11月に東京駅、品川、スカイツリーでリリースする予定です。JJさんにもプロモーションをして頂く予定をしています。 二つ目は、ジャパンプロモーションラボという取り組みです。いま千葉県銚子市が北海道夕張市に次ぐ財政破綻の町と言われているんですよね。本当に破綻してしまうのではないかとさえ言われています。でも実際行ってみると本当に魅力的でいい町なんです。築地に入ってくる鮮魚の多くは銚子から入ってくるんですよ。そういった魅力があまり知られてないんですよね。そこを何とか地域活性したいという思いが湧いてきたんです。以前、銚子市長とも会談させて頂き、これから実際にどう動いていくかお話させてもらっている段階です。 安倍首相も女性の社会進出の必要性を訴えてらっしゃいますが、私も、女性がもっと活躍してキラキラする社会にすることが不可欠だと思います。日本で女性が輝けていないというのは事実だと思っているので、自分でそういった日本の常識を変えていきたいと考えています。
ーーなぜスイーツラボを設立しようと思ったのですか?
私は、アメリカとイギリスと中国に留学した経験があるんですよ。中学の時にイギリス、高校の時にアメリカと中国に行きました。中学や高校で留学する人って珍しいですよね。高校はインターナショナルな学校だったので、海外経験は豊富なほうだと思います。その分、日本は海外からどう見られているかを考える機会は多かったので、日本人女性はもっとキラキラすべきだということに気づきました。女性の可能性って大きいと思うんですよ。海外での経験が女性がキラキラして輝ける明るい日本にしていきたいと思うきっかけになりましたね。日本の消費者の決定権の8割は女性にあると言われているんですね。お菓子などの商品を見ても女心が分かっていないというか、女性目線が足りてないんですね。センスがないと感じたので、もう自分でやってしまおうという気持ちになりましたね(笑)
ーーJP LAB(ジャパンプロモーションラボ)は海外進出する予定もあるとお聞きしたのですが、詳しく教えて頂けますか?
そうなんです。2014年11月15日・16日に開催される「Japan Festival in Vietnam 2014」にて、JP LABが東北のSAKE、ATEのプロモーションを行う予定なんです。 日本の「食」「モノ・コトづくり」を通じ、日本の「文化」「伝統」「技術」を感じてもらう企画として、 日本ベトナム友好年(日本ベトナム外交関係樹立40周年)の記念すべき年である2013年に第1回が開催されたんです。第2回目となる本年の「Japan Festival in Vietnam 2014」において、私たちJP LABが日本の東北地方の食文化をベトナムの皆様に知って頂き、そして親しみをもって頂くべくプロモーション活動を行います。私たちミスキャンパスが日本の未来を担う若い世代としてベトナムにうかがい、 東北地方の復興への願いも含め、東北ブランドの「日本酒=SAKE」と「あて=ATE」のプロモーションをベトナムの皆様に行います。またベトナムの皆様との交流を通じて相互発展のまたとない機会にさせて頂きたいと思っています。
自己紹介でも話しましたが、私は総合政策学部という学部に所属しています。総合政策学部ではどんな授業でも取れるんですよ。授業が学年ごとに分けられていないので、1つの授業に1年生から4年生まで皆混ざっています。しかも履修条件がないので、授業が取り放題なんです。必修の授業もないんですよね。ジャーナリズム、経済、マーケティング、政治、環境、プログラミングなど、マルチな分野の授業を履修しています。様々な分野の授業を受けてる分、色んな視点で考えることが出来るので、いま取り組んでいる事業にも役に立ってますね。SFCでは、学生起業家は多いので、事業を起こす事に対して抵抗がないような環境にいますね。普段からそういった環境で生活できているのは恵まれていると思います。
ーーもともと慶應義塾大学の志望度は高かったのですか?
実は京都大学が第一志望だったんです。AO入試でSFCに入ったんですね。受験で自分の力試しをしたかったので、京大を目指していたんですけど、不合格でした。一般受験では慶應の看護と東京医科歯科大学の歯学部に合格しました。高校時代は本当に真面目だったので、ミスコンも大学に入ってから知りましたし驚きましたね。
ーーお仕事と大学はどう両立されていましたか?
単位も落とさず取れています。睡眠時間を削っていましたね。仕事もやりますが、学業が本業ですし、授業の課題も出るので、あまり寝ずに取り組んでいましたね。仕事終わりで夜の11時に大学に行って朝の4時まで課題をして、少し寝てから授業に行ってまた仕事に行くというような生活を送っていましたね。週末は自分の時間と考えているので、お買い物に行くなどしてリラックスする時間を作っています。
先ほどもお話しましたが、大学に入るまでミスキャンパスというもの自体知らなかったんです(笑) 大学に入学後1か月間はサークル探しをしていたんですけど、ある日ミスコンの実行委員会の方に突然名刺を渡されたんです。ミスコンというと華やかなイメージがあると思うのですが、実際はミスコンに出場するには面接などの選考がありますし、大変な仕事だと聞いていたので、参加するかどうか1ヶ月ほど悩みました。実行委員会の方にはミスコンに出場することのメリットを教えて頂き、説得されました。「人間として大きくなれる」、「自分を磨ける」、「大学の顔として活動するから責任ある仕事が出来る」と教えて頂きました。自分からミスコンに出たというよりは、勧誘をして頂いたというのがキッカケですね。
ーーミスキャンパスの活動はどのようなことをされているのでしょうか?
ミスコンは、以前は文化祭当日に来た人が投票してグランプリが決まっていたんですけど、今はWEBで投票できるようになったんですよね。5月から文化祭本番の11月まで毎日WEB投票が行われていたので、心が落ち着かなかったです。民放の番組の出演やスポーツ新聞の取材など、お披露目イベントが都内や横浜で頻繁にありました。いつ撮影できる日がありますか?と常に聞かれていたので、スケジュールの確保も大変でしたね。そういったイベントの場に出る時は、自分を魅せるエンターテイメント力が必要とされます。私はアートフラワー、バイオリン、クラシックバレーが特技なので、イベントごとに特技を披露して自分を表現していました。プレッシャーもかなりありましたね。周りの方から「頑張って!」と応援されるわけじゃないですか。応援してもらってるからには全力でやらないといけないという思いがあったので、大変だと感じることは正直ありました。心のどこかで常にプレッシャーは無意識に感じていて、しんどいなと思う事も多かったですね。でも、充実した日々を送れましたし、毎日が楽しかったですね。
ーーミスキャンパスとしての活動をされて、ご自身で変化したと思うところはありましたか?
まずメンタル面は一回り以上成長したと思います。人前に出ることが多くなったので、緊張やプレッシャーには強くなったと感じています。仕事面としては、撮影や取材が増えました。もともとミスコンに出る前からJJにも載せてもらっていたのですが、雑誌の仕事も増えましたね。ミスコンが終わった直後は、オファーをたくさんして頂いていたので良い意味で多忙でした。お天気キャスターのお仕事ができているのもミスコンのおかげですね。あとは、自分を表現する力や伝える力は身に付きました。活動を通して自分について追求するので、周囲に左右されない自分の確固たる軸ができて強くなった気がします。
私は仕事にしても勉強にしても、きちんと目標を設定するようにしています。大きな結果を残すには目標を立てないといけないですよね。その目標に到達する途中に小さな目標がいくつもあると思うんですけど、その一つ一つを達成することが自分のインセンティブになっているんですよね。毎日成長したいという思いが自分を奮い立たせています。だから忙しいことを「嫌だ」と感じることは無いですね。あとはスピード感が大事だと思います。突き抜けて、1回も足を止めずに走らないといけないと思います。
ーー諏訪さんの将来のビジョンや夢は何ですか?
大学卒業後の将来の夢としては、今やらせて頂いているキャスターの仕事にやりがいを感じているので、アナウンサーになることです。 また、女性が明るく輝く日本を作っていきたいというビジョンがあります。憧れとして、松下政経塾の女性版を開設したいと思っています。将来は「あそこにいけばキラキラできる」と女性の誰もが思うような憧れの場所を作りたいんです。最近、ビジネス関係で海外の方と会う機会が増えてきて、日本は素晴らしいと感じることが多くなってきました。日本がどう海外から見られているかというところを意識しながら、女性が輝ける日本を作りたいです。とにかくどこの方面からアプローチをかけるかはまだ決めていませんが、女性が輝ける社会を作って行きたいという事は決まっています。 今後の学生生活も、ミスキャンパスのメンバーだからこそ生み出せる発想やアイデアで他では開発できないようなお菓子をプロデュースしたり、日本を発信する活動を行ったりと、今まで通り進めていこうと考えています。
大学一年次よりスタートアップに興味を持ちアプリ開発/ベンチャーでのインターンシップを経験。 現在、学生の視野を広げるco-mediaとインターンシップから築く新しい就職の形InfrAを運営する株式会社Traimmuの代表。 サッカー観戦とジム通いが趣味。