⼀法師拓⾨さんに学ぶ、デザインにかける想いとKeynoteの使い方

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皆さんこんにちは!

今回の記事では、先日Apple表参道にて行われたワークショップ:「⼀法師拓⾨に学ぼう!MacとKeynoteでアイデアを形にする⽅法」に参加させていただいたので、体験レポをお伝えします。

Z世代を代表するクリエイターである一法師拓門さんのお話も沢山お聞きしてきたので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。


  

一法師拓門さん
デザイナー、クリエイティブディレクター
国内外のファッションブランドでデザイナーとして従事した後、デザイン事務所ConcePioneを立ち上げ独立。ブランド戦略のディレクターとして、ナラティブの構築からコンセプト設計、ビジュアル制作までを手がけている。2022年には自身のアートプロジェクトも始動。
https://concepione.com/profile (ConcePione公式HPより)
https://afacrew.com/ (一法師さんが顧問を務める”Aoyama Fashion Association”公式HP)


Keynoteとは??

ーほとんどのApple製デバイスに内蔵されているKeynoteなら、パワフルなツールや魅力的なエフェクトを駆使して、目を奪う印象的なプレゼンテーションを簡単に作れます。iPad上でApple Pencilを使って図表やイラストを描き、あなたのスライドをいきいきと演出するのも思いのままです。リアルタイムの共同制作機能により、チームのみんなで一緒に作業することもできます。Mac、iPad、iPhone上はもちろん、Windowsパソコン上でも共同制作に加われます。
Apple公式ウェブサイトより( https://www.apple.com/jp/keynote/ )

上記のプレゼンテーションに加え、一法師さんによれば簡単にデザインまで出来てしまうのがKeynoteというアプリなのです。それでは具体的にどのようにしてデザインしたのか、体験をもとに紹介していきます。

⼀法師拓⾨さんに学ぶ、デザインにかける想いとKeynoteの使い方


自分だけの視点をもって

今回のワークショップで、一法師さんからお題としていただいたのは”自分なりの新たなデザインとして、バッグを作る”というものでした。

柄の素材として用いたのは、東京ヤクルトスワローズさんのポスターです。

”どの部分をどのような形で切り出すか、ユニークな視点をもってやってみてほしいです。縞々模様をしまうまの形で切り出すとか、グラデーションの部分を上手に使ってみるとか、自由に発想してみてください。”とお話されていました。

⼀法師拓⾨さんに学ぶ、デザインにかける想いとKeynoteの使い方

ちなみにポスターをデザインの素材として用いたのは、”アップサイクル”という考え方に関わっているそうです。

アップサイクルとは捨てられるはずであったものを別の用途で再利用する、というものです。服のデザインで例をあげれば、スポーツ応援の際に使われた、本来そのまま捨てられてしまうはずであった横断幕のロゴを切り出して、服の一部にワンポイントとして使用するなどがあるそうです。

↓一法師さんがデザインしたアップサイクルの服

⼀法師拓⾨さんに学ぶ、デザインにかける想いとKeynoteの使い方


図形で切り出す?図形とマスク機能とは

一言でこの機能を表すとすれば、用意した図形の型で素材を自由に切り出せるというものです。Keynote内には丸や三角など基本的な図形だけでなく、傘や本などの身の回り品から動物まで、様々な図形が入っています。

これらを用いて、ポスターから自由に図形を切り抜いて、バッグの型に配置していきました。

参加者には、野球というテーマが一目でわかるよう、選手やバット、ボールを沢山配置している方もいらっしゃいましたし、素材の青やピンク、緑の部分をそれぞれ傘の形で切り抜いて、雨を1つテーマとしたバッグを作っていらっしゃる方もいらっしゃいました。それぞれが他の人にない視点を持ちながら制作していたのが印象的でした。

(私はというと、持ち手の部分を文字で埋めたり、あえてサイドの上半分を白っぽくしてグラデーションにしてみたりしました)

手順としても、図形を選択し、コマンドをクリックするだけでしたので、非常に簡単に行える作業でした。


パーツが組みあがる?マジックムーブ機能!

図形とマスク機能を用いて、バッグのパーツごとのデザインをしました。

これを完成形にする時に使ったのが、”マジックムーブ”という機能です。

これもやり方は簡単で、スライドを複製した後に一方のスライドでパーツを組み上げて、マジックムーブ機能を2枚のスライドに適用するだけです。

これによってアニメーションが追加され、バラバラだったパーツがバックの形に動きながら組みあがるスライドが完成しました。

私が使ったのは直線的な動きのアニメーションでしたが、カスタムによって跳ねるような動きなど、様々なアニメーション機能があるようです。

プレゼンテーションを作るためのアプリだと思っていたKeynoteが、使い方を工夫するだけで全く新しいことができるというのは驚きでした。さらに、上にも書いたようにどの操作も難しいものはなく、初心者でも扱いやすいというのはとても便利に感じました。

⼀法師拓⾨さんに学ぶ、デザインにかける想いとKeynoteの使い方


一法師さんのお話を聞いて

さて、今までKeynoteでのデザイン体験について書いてきました。

最後にセッション内で一法師さんがお話されて、私が特に印象に残ったものを紹介します。

・一法師さんがインスピレーションを受けるのはどんな時ですか?

自分の過去の経験から受け取ることが多いです。

デザインというものはかけた時間=クオリティというわけではありません。どれだけ考えても自分の納得いくものが必ずできるというわけではないです。

だからこそいろんな経験をして、自分の目でみるということを大切にしています。

・デザインの際に大切にしていることは何ですか?。

クライアント様のお話をしっかり聞かせていただくということです。

自分がしたデザインが、何かのソリューションになるということなので、相手が考えていることと違った方向にいかないように、ということは常に意識しています。

・一法師さんの考えるMacの魅力とは??

持ち運びができて、なおかつデザインに必要な機能を十分に備えているところです。

仕事柄、出先で作業することも多いのですが、Macを1台持っていけば不自由なく作業できるのが本当に助かってます。

また動作がはやいことに加え、発色も鮮やかです。デザインにはもちろん色が重要になってきますが、10億色で表現される画面はとても綺麗ですね。


最後に

いかがでしたでしょうか。Keynoteの新しい使い方に加え、一法師さんのお話までたくさん聞けて、1時間半とは思えないほど沢山の学びがありました。

今回参加させていただいたのはToday at Appleとして開催されているイベントです。お近くのAppleストアで毎日様々なプログラムが開催されていますので、興味を持たれた方は是非一度足を運んでみて下さい。

(取材・執筆:高橋利幸)


公開日:2024-03-27

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