【厳選】東南アジアの有名スタートアップまとめ

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皆さんこんにちは。co-media編集部の岡田です。今回の記事では、東南アジアの成功したITスタートアップを紹介していきたいと思います。世界中には星の数ほど多くのアプリやサービスがありますが、地域によっては日本では馴染みのないサービスが普及していることもあります。今回は、日本からの旅行者も多い東南アジア諸国で広く使われているサービスとそのビジネスモデルについて、編集部で厳選した8社をご紹介していきます。


Grab(グラブ)

東南アジアのスタートアップまとめ

出典:Grab

業種:ライドシェア・デリバリー

Grab(グラブ)は、シンガポールに本社を置く、ライドシェア・出前などのサービスを提供する企業です。東南アジア各国でタクシー、バイク便、フードデリバリーなどのサービスを提供しており、その提供範囲はシンガポールだけに留まらず、マレーシア、インドネシアなど8カ国にも及びます。同様のサービスとして東南アジア外ではUber・Uber Eatsなどが普及していますが、Grabは東南アジアでは圧倒的な存在感を誇っています。


Tokopedia(トコペディア)

東南アジアのスタートアップまとめ

出典:Tokopedia

業種:Eコマース

Tokopedia(トコペディア)は、インドネシアに本社を置く同国最大級のオンラインマーケットプレイスです。2009年に創業されて以来、出店数1200万店、8億以上の商品を扱う巨大ECモールに成長しました。また、ECだけではなく、デジタル人材を育成するEラーニングの「Tokopedia Academy」など教育など他分野でもサービスを拡大しています。


LAZADA(ラザダ)

東南アジアのスタートアップまとめ

出典:Lazada

業種:Eコマース

LAZADA(ラザダ)は、東南アジア最大級のオンラインショッピングサイトです。2011年にドイツのロケットインターネットによりシンガポールに設立されました。「東南アジアのAmazon」とも呼ばれており、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピンの6カ国でサービスを展開しています。中国の大手EC企業アリババの傘下であり、パナソニックやグリコなど多くの日本のブランドも公式ストアを開設しています。


Sea(シー)

東南アジアのスタートアップまとめ

出典:Sea

業種:エンタテインメント・Eコマースなど

シンガポールに本社を置くSea(シー)は、ゲームプラットフォームの「Garena」、オンラインショッピングの「Shopee」、フィンテック「SeaMoney」など多数のサービスを展開する企業です。2017年10月にニューヨーク証券取引所に上場しました。中国のIT大手テンセントからの投資支援を受けており、ゲーム・エンタテインメントを中心としたビジネスモデルは両社の共通点と言えます。特に、Garenaが配信する自社タイトル「FreeFire」は、途上国で主流の中・低スペックのスマホ端末でも快適にプレイできるFPS型バトルゲームで、東南アジア地域を中心に人気を博しています。


Traveloka(トラベロカ)

東南アジアのスタートアップまとめ

出典:Traveloka

業種:旅行

2012年に設立されたTraveloka(トラベロカ)は、東南アジアを代表するOTA(オンライン旅行代理店)です。ジャカルタに本社を置く同社は、航空券・ホテル・民泊・鉄道・バスなど様々な旅行関連商品がワンストップで予約が可能なウェブサイトを運営しています。主な市場として、インドネシア・マレーシア・ベトナム・シンガポール・タイ・フィリピンでサービスを展開しており、現地の事情に合わせた決済手段の提供・マーケティング施策を行うことにより、インドネシアを中心に複数国でシェア1位を獲得しています。


MoMo(モモ)

東南アジアのスタートアップまとめ

出典:MoMo

業種:電子ウォレット

MoMo(モモ)は、ベトナム最大手のモバイル決済サービスです。2013年に創業した同社は、当時まだ普及していなかったモバイル決済の市場に早期参入したことで、多数の実店舗の加盟店を獲得することができました。スーパーマーケット、コンビニ、水道代、電気代などの決済に利用できる同サービスは、ベトナムのモバイル決済市場の5割以上のシェアを占めており、3000万人以上のユーザーを抱えています。


BookDoc(ブックドック)

東南アジアのスタートアップまとめ

出典:BookDoc

業種:ヘルスケア

マレーシアに拠点を置くBookDoc(ブックドック)は、2015年に設立されたヘルスケアプラットフォームです。患者が複数の医師を一括で検索し予約することができるアプリを運営しています。東南アジア諸国の中では比較的高い医療水準を誇るマレーシアですが、病院の待ち時間が長いことなど課題が多くあります。そのような課題を解決すべく設立された同社のサービスは、4000以上の医療機関と150万人以上のユーザーを抱えるまでに成長しました。


SkyMavis(スカイメイビス)

東南アジアのスタートアップまとめ

出典:Axie Infinity / SkyMavis

業種:エンタテインメント・ブロックチェーン

ベトナムに本社を置くSkyMavis(スカイメイビス)は、ブロックチェーンゲーム「アクシーインフィニティ(Axie Infinity)」の開発・運営をする会社です。近年急速に拡大しているNFT(非代替性トークン)市場ですが、同社の運営するアクシーインフィニティは、ゲーム中でキャラクターを育成することで、そのキャラクターがNFTとなっているのが特徴です。育成したキャラクターが希少なデジタルアートとなることがあり、ゲーム内外でキャラクターのNFTを売買することができます。「遊ぶことで稼げるゲーム」という新しいジャンルを開拓している注目のスタートアップです。


まとめ

いかがでしたでしょうか。日本で生活していると馴染みのないアプリやサービスが多かったと思いますが、旅行や留学などで訪れた際にはぜひ使ってみてください。また、同じジャンルのサービスであっても、国や地域によって普及しているサービスが異なるのは興味深いですよね。今後も海外のスタートアップ事情について取り上げていきますので、お楽しみに!

【厳選】東南アジアの有名スタートアップまとめ

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(執筆:岡田元)


公開日:2023-11-29

この記事を書いた学生ライター

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