【美濃加茂の挑戦者たち】地方創生に取り組む大学生の熱い夏の物語

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今回のインタビューでは、岐阜県にある美濃加茂市で様々な問題解決に注力している東京大学1年生の戸名康平さんに、その胸に秘める熱い想いを語っていただきました。この機会にぜひ皆さんも日本全土に視野を広げてみませんか?(インタビュアー:高橋利幸)

今回インタビューさせていただいた方

【美濃加茂の挑戦者たち】地方創生に取り組む大学生の熱い夏の物語   戸名康平
東京大学1年生(文科一類)。東大生地方創生コンソーシアムのメンバーとして、美濃加茂市の活性化に取り組んでいる。

インタビュアー

【美濃加茂の挑戦者たち】地方創生に取り組む大学生の熱い夏の物語    高橋利幸
東京大学1年生(理科一類)。大学入学後、ウェブメディアの企画・編集や、教育系の学生団体にて広報を担う。宇宙工学やAIに興味あり


「美濃加茂わーきんぐホリデー」とは?


こんにちは!!今回はどうぞよろしくお願いいたします。
まず簡単な自己紹介と、どのような活動をされているか、教えてください

こんにちは。東大生地方創生コンソーシアムの戸名康平です。今回はこのようなインタビューの機会を設けていただきありがとうございます。僕は夏休みの2週間「美濃加茂わーきんぐホリデー」という、市役所から出されたお題に対する解決策を提案するプログラムに参加させていただきました。そこで美濃加茂市の魅力に完全に虜になり、今でも関わらせていただいています。


「美濃加茂わーきんぐホリデー」では具体的にどのようなことを経験されたのでしょうか?

今年の美濃加茂わーきんぐホリデー(以下ワーホリ)は、「空家問題」がテーマでした。そこで、美濃加茂市役所の全面バックアップの元、市役所の都市計画担当の方、地元の地主さん、空家を活用されている事業者さんなどなど、多くのステークホルダーに直接お話を伺い解決策を考えました。また、「わーきんぐ」ホリデーなので、美濃加茂市内の農家さんの元で農業体験をさせていただいたり、中部国際医療センターの夏祭りをお手伝いして地域の方と直接交流したりと、空家問題にとどまらず多くの経験をすることができました。

空家問題に関しては、GIS(地理情報システム)を利用した情報を一元化できるツールを作成していく提言をさせていただきました。今後の方針としては、他の情報と統合的に分析することで、市役所の空家政策の方向性を示唆できるようなものにしていきたいと考えています。


戸名さんが地方創生に関わり始めた理由


どうしてこのようなプロジェクトに参加したのですか??

僕は愛知県岡崎市出身で、地元愛があり、いつかまちおこしに携わりたいなという思いは持っていました。ただ、まだ半分高校生のような自分には、単身で乗り込むほどのスキルも胆力もなく、地域に飛び込むのを恐れていました。今回のワーホリの説明会で、実際に現場で活躍されている先輩の「この夏本気にならないか」という言葉に突き動かされ、一歩踏み出して参加しました。


二週間の滞在の中で様々な体験をされたと思います。その中で印象に残っている瞬間はありますか?

まずは、初日に市長とお話できたのが印象に残っていますね。一大学生に行政の長が簡単に(その裏には調整などはもちろんありますが)会ってくれるというフットワークの軽さに、役所は動きが遅いというステレオタイプをいい意味で壊されて衝撃を受けました。

【美濃加茂の挑戦者たち】地方創生に取り組む大学生の熱い夏の物語


また、里山の暮らしの中で自然を相手に仕事をしている農家の方の元で農業体験をさせていただく機会もありました。その農業体験で、栄養以外の面でなぜ草刈りをするのかということや植物同士が互いに与える影響など多くのことを教わる機会がありました。学校で学んだ知識が実際に生きる知恵として活用されているのを見て、美濃加茂での体験を通じて出会った僕が尊敬する人の「里山にこそ学びの場がある」という言葉の意味を実感しました。

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1つの市という単位で活動されたのは、おそらく初めてのご経験だったのではないかと思います。1つのテーマに対して大きな組織として行動する中で何か難しいと感じたことはありますか?

市役所は僕たちの生活に一番近くて、行政組織の中では小さい方です。しかし、市役所の中でも「空家問題」に対する捉え方は違います。例えば、コミュニティの維持を担うまちづくり課はより高齢化が進み緊急性のある中山間地の空家対処に重きをおきます。一方で都市計画課は「都市」計画課なので、より都市計画と密接に関わる市街地の空家の対策を目指します。小さな市の中でも捉え方や立場の違いはあって、縦割り行政の弊害もあります。そんな中で、どう折り合いをつけて、一つひとつの課だけで生み出せるものより良いものを生み出していくのか、というところには苦労しました。


美濃加茂の魅力:関わる人々と豊かな自然


”美濃加茂市の魅力に完全に虜になった”とおっしゃっていましたが、実際に美濃加茂市を訪れてみて、どのようなところに魅力を感じましたか?

美濃加茂市の魅力はなんといっても人ですね。もちろん市役所の方は市をよくしようと日々奮闘していますし、事業者さんも志を持って仕事に取り組んでいる方ばかりでキラキラしていました。歴史のあるまちで、中山道の宿場町として栄えた背景もあるので、駅の近くには今でも住宅地があり、一方で北の方には自然も広がるという地理的な多様性もあります。さらに外国籍の方が1割以上いるという全国的にみても珍しいまちでもあります。


そんな美濃加茂市だったら、一度訪れてみたいと思う人はたくさんいると思います。
例えば私が訪れるか迷っているとして、なんて声をかけますか?

「とりあえず一緒に行こう、来たらわかるから」というのではないかなと思います。美濃加茂市の魅力は文章で書いても伝わりますが、実際に行ってわかることもたくさんあります。都会育ちではなかなか見られない一面畑の景色とか、静かに流れる川の表面とか、文章で書くにはあまりに美しすぎる情景がそこにはあります。美濃加茂市に来たらいろんな人に会えるということも魅力です。豊かな自然で「共育」を目指している人、地域密着の農業をする人、どの人も関われば関わるほど引き込まれていく不思議な力があります。そんな美濃加茂市なので、「とりあえず一緒に行こう、来たらわかるから」と言いますね。(具体的に魅力を紹介してくれと言われたらスライドショーでもなんでも作りますが、、、笑)


ぜひとも一緒に行かせてください。魅力を一緒に感じられること、楽しみにしています。
”この夏本気に”なられたと思います。その経験を踏まえて読者の皆さんにメッセージをお願いします。

たくさんの経験をさせてもらって、自分の弱さに向き合って、その中でもなんとかもがいて、そんな夏を過ごしました。最初は「この夏本気に」の一言から魅力に引きずりこまれた形にはなりましたが、少しずつ自分で一歩ずつ足を踏み出せるようになりました。僕の好きな言葉として、「やらない後悔よりやる後悔」というものがあります。ずっと好きなこの言葉を胸に入れていたはずなのに、いつの間にか自分に鎖をかけてしまっていました。そんな時踏み出すのは怖いかもしれません。でも一歩外に出ると綺麗な景色が広がっています。僕が言える立場ではないですが、皆さんもちょこっと頑張って外に出てみてはどうでしょうか。今までは見えなかったもしくは見えなくなっていたものが見えるようになるかもしれません。

【美濃加茂の挑戦者たち】地方創生に取り組む大学生の熱い夏の物語


公開日:2023-11-20

この記事を書いた学生ライター

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