普通のサラリーマンが、スタバで覚醒。無趣味な人にこそ伝えたい“オタク化”のすヽめ

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社会性のない人を指すネガティブな言葉として認知されていた「オタク」。しかし現在は、SNSの普及により、そのイメージが変わりつつある。浮かび上がった「オタク」たちの輝く姿に、われわれは憧れさえも抱く。本連載では、人気インスタグラマーからかき氷店の店主まで、ひとつの分野を極めた方々にインタビューし、彼らの没頭力の源泉がどこにあるのかを明らかにしていく。「やりたいことが見つからない若者」にとって、「オタク」は目指すべきロールモデルなのだ。

今回取材したのは、10年間で全国のスタバ約1,500店舗を制覇した「スタバオタク」、キャラマキさん。2万人超のInstagramフォロワーを抱えるなど、スタバファンの中で圧倒的な存在感と知名度を誇る。

しかしそんな彼も、かつては趣味といえばビール片手にナイター観戦するくらいの「普通のサラリーマン」だったそう。そんな彼がある日なんとなく始めた趣味が、スタバ巡り。活動を始めてもうすぐ10年を迎える彼だからこそわかる、「継続の意味」をお聞きした。


無趣味なサラリーマンが一転、人気インスタグラマーに


—— キャラマキさんは現在、日本全国のスターバックスを巡っているそうですね。その数1,500店以上とお聞きしているのですが、もともとスターバックスがお好きだったんですか?

普通のサラリーマンが、スタバで覚醒。無趣味な人にこそ伝えたい“オタク化”のすヽめ


キャラマキさん:いえ、以前は朝活で利用していた程度です。仕事に行く前に、その日やることを整理するためにいつもカフェに立ち寄っていました。スタバに行くのは月に1〜2度で、いつも同じ店舗」を利用していました。とても小さな店舗だったので、「スタバ=こじんまりしたカフェ」という認識でした。

ただ、仕事で別店舗を利用した際に、すごく驚いたんです。博報堂のオフィスがあるビルに足を運んだところ、ソファー専用ゾーンがあったり、シャンデリアがあったりと、僕の知らないスタバを目にしました。

そのときに、「別店舗も見てみたら、面白いかもしれない」と何となく思ったんです。当時はちょっとした興味だけでしたが、どうせなら東京の全店舗を訪問しようと思い立ち、現在に至ります。当時はただただ、本当に軽い気持ちだったんです。

せっかく全店舗回るならと、ブログもはじめました。以前はキャラメルマキアートばかり飲んでいたので、ハンドルネームは「キャラマキ」です。

普通のサラリーマンが、スタバで覚醒。無趣味な人にこそ伝えたい“オタク化”のすヽめ


—— では、もともとスターバックスが好きだったわけではないんですね。それでいて、一つのことに没頭できる理由が気になります。もともと凝り性というか、趣味に打ち込むタイプの方だったのでしょうか?

キャラマキさん:いえいえ、いわゆる普通のサラリーマンです。趣味といえば、ビールを片手にナイター中継を観るくらいです。一つのことに集中することもあまりないですし、ましてや没頭できる趣味などありませんでした。

—— 以前から何か一つのことに打ち込むタイプではなかったんですね。「軽い気持ちで始められた」東京のスタバ巡りですが、その後全国に範囲を広げていかれたのはなぜですか。

普通のサラリーマンが、スタバで覚醒。無趣味な人にこそ伝えたい“オタク化”のすヽめ


キャラマキさん:東京全店舗制覇を目前にした頃、ブログが人気になり、ブログの読者さんから「東京が終わったらどこに行くんですか?」と質問されたことがきっかけです。ランキングで上位になっていたり、1日に1万ものアクセスがあったり、注目してもらえるようになっていて。

そこでふと「これからどうしよう?」と考え始めました。全国の店舗を訪問しようという考えは全くありませんでしたが、スタバ巡りが、もはや日常の一部になっていることに気づきます。……東京を制覇した日の翌日には、自然と横浜に足が向いていましたね(笑)。

スタバ巡りがいつしか日常の一部に。継続の秘訣は「頑張らない」こと


—— なんとなくの興味で始めた活動が、今では日常の一部に。フォロワーもたくさんいて、「スタバといえば、キャラマキさん」といった印象もあります。どうすれば、自分だけの趣味をつくることができるのでしょうか?

キャラマキさん:新しいことを始めようとすると、それを義務のように考えてしまう人が多いと思います。そうしたアプローチで継続できる人もいるかもしれませんが、あくまで趣味です。わざわざ納期をつくったり、ルールを決める必要はないと思っています。それくらいゆるい継続でも、いつか自分だけの楽しみになっていきます。

事実、僕のスタバ巡りも「中断したくなったら半年くらいは休んでもいい」と思っていました。でも、今では歯磨きと同じくらい当たり前の行為です。最初はゆるい継続であっても、いつしかちゃんと形になっていくものだと思います。

—— ちなみに、ゆるい継続から、本格的な趣味に変化したきっかけはありますか?

普通のサラリーマンが、スタバで覚醒。無趣味な人にこそ伝えたい“オタク化”のすヽめ


キャラマキさん:やりがいを感じたときですね。店舗のアニバーサリー(設立記念日)をSNSに投稿する習慣があるのですが、私の投稿を見た方が店舗に足を運び、「昔の同僚に会えた」というメッセージをもらったことがあります。僕の趣味が誰かの幸せにつながったことが、本当に嬉しかったです。ますます、投稿を頑張ろうと思うようになりましたね。

—— 何事も、継続してみると面白いことが起こるんですね…。

キャラマキさん:そうですね。スタバ巡りは仕事にも活かされているんですよ。たとえば、タイムマネジメント。計画的にスタバ巡りをしていたので、自然と時間の管理能力が身につきました。

また外向的になり、幅広い世代の声に耳を傾けられるようになったと思います。スタバ巡りを始める以前は、IT業界特有の内向きさがありました。でも、スタバ巡りを通して何千人もの人たちに出会い、人に会うことに対してプレッシャーがなくなりました。

頑なにならないって、素敵なことです。偏見を持たず、幅広い世代の人から意見を聞くことが大事だと気づくことができ、人間が変わったと思います。

未熟さを恥じる必要性は、ゼロ。琴線に触れた“小さな興味”を大切に


—— キャラマキさんのお話を伺っていると、スタバ巡りから、小さいけれど確かな変化が起こっているように感じます。

没頭した先に見えてくる何かがあるということがよく分かりましたが、とはいえ、そう簡単にやりたいことは見つかりません。なんとなく始めた趣味に生きがいを感じるまでになったキャラマキさんに、やりたいことが見つからずに悩む学生に向けてアドバイスをいただきたいです。

普通のサラリーマンが、スタバで覚醒。無趣味な人にこそ伝えたい“オタク化”のすヽめ


キャラマキさん:まずは、自分の心に素直になることが大事だと思います。最初から誰かに認められるなんて、不可能に近い。だから最初は、誰にも言わず、小さく始めてみることが大切だと思います。

私がスタバ巡りのブログを始めたときも、最初の1ヵ月は読者がゼロでした。でも、辞めずに継続した結果、読者が増えていきました。赤坂のスタバで感じた“小さな興味”を、無視せずに拾い上げたことが、今の自分につながっています。

「休日を利用して、何か新しいことを楽しむ」というドアを、あのとき開けることができてよかったです。ブログを開設したときは「誰にも読まれなかったら恥ずかしい」とも思いましたが、他人の失敗なんて、みんなすぐに忘れます。新しいことに挑戦するとき、何も恥ずかしがる必要はないのです。

私は10年間スタバ巡りを続けていますが、スタート地点はやはり「やってみる」ことでした。みなさんもまずは、目の前に現れたことに懸命に取り組んでみてください。

この記事を書いた学生ライター

Mayu Inoue
Mayu Inoue
14 ライターに共感したらGoodしよう!

Keio / 3年 / co-media Senior Writer

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