就職活動を本気で意識始める、大学3年生の夏。“選考解禁”の日になると、一斉に企業の採用ページが公開されます。
インターンには、大学生の8割が参加しているとも言われており、一斉にエントリーする学生も多いはず。「企業の雰囲気を知りたい」「選考を優位に進めたい」と考えている学生たちが、人気企業の門を一同に叩きます。
企業ページを確認していくと、必ずといっていいほど目にするのが「選考には一切関係ありません」という企業からのメッセージ。「インターンと本選考につながりはありませんよ」と明言しています。
しかし果たして、本当なのでしょうか。インターンに参加しなくても、本選考に参加すれば内定をもらえる可能性は十分にあるのでしょうか。
結論から言えば、「選考には一切関係ありません」は大嘘です。大嘘というより、インターンへの参加や、インターンでの実績が選考に関係ないということは、ほとんどないと思ってください。
慶応大学に通うとある男子学生は、大手広告代理店から早々に内定を獲得。サマーインターン終了後に内定を言い渡され、その場で内定承諾書にサインをしたとのこと。
「インターンの全日程が終了したのち、個別に呼び出していただき、内定の旨を言い渡されました。もちろん僕以外にも、インターン参加者の中から複数名が内定をもらっています。結構な人数に内定が出ているので、本選考から内定をもらうのは、相当ハードルが高いと思います」。
また、都内大学に通うとある女子大学生も、インターンの実態を以下のように語ります。
「明示されていないだけで、サマーインターンへの参加が本選考を優位に進めるという事実は、学生の間では常識ですよ。実質説明会の1dayインターンであっても、1次面接やグループディスカッションが免除されるケースは多々あります。もちろん、企業ページには「選考には一切関係ありません」と書いていますけどね」
上記の証言からも、インターンへの参加から、事実上の採用活動が始まっていることが分かります。
また、インターンに参加しない限り本選考での採用対象にならない企業も存在するため、インターンの締め切りを逃してしまうのは致命的です。
参加日をあらかじめチェックしておかないと、就職を考えている企業のインターン開催日が被っていることに直前で気づいてしまうことも。
就職活動で後悔しないためには、インターンの応募締切のチェックを慎重に行い、スケジューリングを入念に行うことことが大事です。
とはいえ、掲載されているインターンは媒体によってバラバラです。複数の媒体をチェックし、自分のカレンダーにインターンの締め切りと開催日を書き込んでいく……。そんな苦労をしている人も多いでしょう。
そこでご紹介したいのが、各業界トップ企業200社のインターン情報を網羅した、「インターンシップ応募締切カレンダー」です。
「インターンシップ応募締切カレンダー」には、業界別にインターンの締切日を表示させることができます。
締切日が一目瞭然になっているので、見逃すリスクが大幅に減りますし、「知らないインターンがあった!」という気づきもあるでしょう。
各業界のトップ企業のインターン情報が漏れなく掲載されているため、数千社の情報が掲載されている媒体に目を通すことなく、ストレスフリーにインターンを探せるのが最大の魅力です。
また、自分のGoogleカレンダーに「インターンシップ応募締切カレンダー」を共有することで、普段使いしているカレンダーでもインターンの締め切り情報を確かめられるようになります。
短期インターンの募集は続々とスタートしています。この記事が書かれた時点(2019年6月10日)で、広告代理店大手のADKや自動車業界大手の日産自動車のインターンが締め切られてしまいました。
皆さんも、一刻も早くカレンダーをダウンロードし、締め切り情報を確認してみましょう。就活仲間のお友達にも、紹介してみましょう!