【森本千賀子 人生の流儀】無駄なことなど、一つもない。“困ったときのモリチ”が実践するキャリア・ドリブンな生き方

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画一的だった働き方が多様化する現代において、これから社会に飛び出す僕たちは、人生の“正解”を知りません。人生の模範解答が存在しない今、僕たちが自らが選んだ選択肢をを正解に導くためにはどうしたらいいのでしょうか?

co-media副編集長・オバラ ミツフミが、各業界のトップランナーにお話を伺い、時代の変化に左右されない「選んだ人生を正解にする力」を聞いていく新連載【#25歳の歩き方】。第一回のゲストは、株式会社morich代表・森本千賀子(モリチ)さんです。

モリチさんは、約3万名超の転職希望者と接点を持ち、約2000名超の転職に携わってきた、いわば“キャリアデザインのプロ”。

ビジネスパーソンとして、2児の子を持つ母として、人とのご縁の橋渡しをする“困ったときのモリチ”として。一度きりの人生をトリプルハッピーに生きる、現代のスーパーウーマンにお話を伺いました。


戦略を持たずに行動を起こし、不自由になる若者たち


オバラ ミツフミ(以下、オバラ):モリチさん、はじめまして。本日は、「選んだ選択肢を正解にする力とは何か?」をテーマにお話をお伺いできればと思っています。


森本千賀子(以下、モリチさん):よろしくお願いします。 


オバラ:本連載のテーマは「25歳の歩き方」です。25歳は四年制の大学を卒業した人が「社会人3年目」にあたる年齢で、「とりあえず3年」と言われるように、その前後の年齢で1回目の転職をする人が多いとされています。


僕(24歳)の知人にも会社を退職して独立したり、転職したり、行動を起こす人が増えてきました。


モリチさん:そうなんですね。みなさんはどのような動機で行動を起こしているのでしょうか?


オバラ:「会社に縛られない自由な生活」を夢見て独立する人もいますし、「自分に合っていなかった」という理由で会社を辞める人もいます。


ただ会社を辞めたからといって、彼らの問題意識が解決されているかといえば、そうではない気がしています。自由を夢みて、もしくはキャリアアップを目的に行動したのにも関わらず、結果的に不自由になっているような気がするのです。


(仮)


モリチさん:私も若い世代の方をよく見ているので、その「不器用さ」をとても実感しています。理由はたくさんあると思いますが、一つ代表的な例を挙げると、「次に自分は何をすべきなのか」がノーアイディアのまま、会社を辞めてしまうからです。


たとえばビジネスプランを持って独立するにしても、「自分に役立ったから、みんなにも役立つはず」といった思い込みで独立を決めてしまう。世の中のシーズやニーズを捉えることができていないので、彼らを見ていると、正直「まだまだ甘いな」と感じています。


戦略がないままに行動を起こしてしまうので、いざ会社を辞めてから、「どうやって営業するんだっけ?」と、そもそも次のアクションに向けて具体的な一歩を踏み出すためのアセットを持っていないことに気づくのです。


オバラ:なるほど。会社で数年間ビジネスの現場に立っても、そうしたことは学べないのでしょうか?


モリチさん:そうなんです。特に大企業は縦割りなので、バリューチェーンの一側面しか見ることができません。若いうちに会社を辞めてしまうと、断片的な一部分しか知らないままなので、ビジネスの本質が掴めていないのです。


学生ベンチャーとして起業の苦労を経験していたり、インターンで本質的な「働く」ことの経験をしていれば別なのですが。異動を経験したり、ある程度経歴やキャリアを積み重ねたりすれば、もう少し俯瞰して物事を見ることができるんですけどね。


また、最近の風潮として「大企業は嫌だ!」とベンチャー企業に転職したものの、結局のところ通用せず、「こんなハズじゃなかった」と後悔する人が多いようにも感じます。


オバラ:現状を否定し、「規模が小さければ活躍できる」と思い込んでしまっている?


モリチさん:そうした側面もあると思います。規模で会社を判断してしまっているため、ある意味、小さな企業をなめてしまっているんです。戦略もなく行動を起こしてしまい、露頭に迷うケースが「ありがち」ですね。


「偶発的な必然」を受け入れれば、自分の人生に辿り着く


オバラ:失敗を糧に、「次こそは」と意思を持って行動を起こしたにも関わらず、そこでも路頭に迷ってしまう…。ただ、勇気ある決断をしたことはたしかです。モリチさんは彼らに、どのようなアドバイスをしているのでしょうか?


モリチさん:もし迷っている人がいたら、こんなことを伝えています。


「Planned Happenstance Theory (計画的偶発性理論)というキャリア理論があります。スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱された理論で、『個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される』と。その偶然を計画的に設計して自分のキャリアを良いものにしていこう、というキャリアパスに関するポジティブな考え方です。そういう意味でも、偶発的な必然を受け入れ、目の前のことに一生懸命になることも大事です。必ず自分のやりたいことにつながるから」と…。


なぜなら、「ここは僕の居場所じゃない」と今いる環境に迷っている人たちは、もし環境を変えても、同じく不満を口にしてしまうケースが多いからです。今いる場所で叶わないことが場所を変えただけでは叶いません。


目の前のことに一生懸命になり、貪欲に、そして素直に努力を積み重ねていけば、進んでいく道が自ずと本当にやりたかったことにつながると思っています。


オバラ:なるほど。一方で昨今、「自分に向いてなければ、すぐに辞めた方がいい」という風潮があるように感じます。モリチさんはこの風潮に対して、どのような意見をお持ちですか?


モリチさん:次の選択肢に新たなチャレンジできる環境があるなら、一つの選択肢でしょう。ただ、今の場所でもチャレンジできる可能性があるなら、「もう少し頑張ってみない?」と今の場所でのやりきることの大事さも伝えるようにしています。


【森本千賀子 人生の流儀】無駄なことなど、一つもない。“困ったときのもりち”が実践するキャリア・ドリブンな生き方


モリチさん:というのも、会社を辞めたい、今の環境を飛び出したい理由が「今の仕事は合わない。とりあえず変えたい」と現実逃避になっていたり、「時間の無駄だ」と思ってしまったりしていることなら、それは仕事云々の話ではなく、その人のマインドセットによるものだと考えているからです。


オバラ:モリチさんは、想像していた仕事と実務に乖離があっても、意義を見出せるのでしょうか?


モリチさん:私は「どんなことも無駄ではない」というマインドセットです。たとえばコピーを取ることであっても、「その経験から何を学ぶか」を常に考えています。


オバラ:実際に、学びやバリューを発揮することはできましたか?


モリチさん:もちろんです。上司や先輩がお客様のところに持参する資料や、社内の経営会議で使われる資料をコピーをしながら堂々とみることができるんですから(笑)。


いつも、その資料から学びを得ようと考えていました。「コピーを取る際は私に言ってください!」と上司に伝え、「一部いただいて、勉強させてもらってよいですか?」と余分に一部コピーをもらっていましたよ(笑)。


「この資料はどのようなシーンで使うんだろう?」と想像しながら、カラーが良いのかモノクロが良いのか、もしくは縮小版のほうが見やすいか、など…使う人の使いやすさ、見る人の見やすさを考えながら、事前に一言提案してからコピーしていました。


私もプレゼンするときに、手元には縮小版のほうが全体像が見やすいとか、たとえばモニターなど画面が使えないときには、紙で説明することになります。そうなると2in1や4in1のほうが相手もみやすかったりします。


「この資料はデザインを少し変えたほうがいいんじゃないですか?」なんてちょっと気を利かすと、「森本千賀子=気が利く人」と認知してもらえるんです。すると、次も呼んでもらえる人になれます。


仕事は「憂鬱」ではない。キャリア・ドリブンな生き方のすすめ


オバラ:ともすると「雑務」にも捉えられる仕事からも、キャリアを作られたんですね。


【森本千賀子 人生の流儀】無駄なことなど、一つもない。“困ったときのもりち”が実践するキャリア・ドリブンな生き方


モリチ:はい。少し私の話をすると、私は今の職業に行きつく“きっかけ”があり、この仕事に出会いました。そしてまさに今、天職だと思っています。


でも、もしたまたま“きっかけ”が違うことに起因していて、もしや違う職業を選択しているかもしれません。でもきっとそうであっても「これが私の天職です」と胸を張って言える自信があります。


たとえどんな職業に就こうとも、その「偶発的な必然」を受け入れ、目の前のことに対して本気になる自信があるからです。面白い仕事はないかと探すのではなく、目の前の仕事を面白くすることを一生懸命に考えます。どんなことにも学びがあると確信しているからそう思えるのです。


更には、一生懸命向き合っているうちに、いつの間にか夢中になりそして本気になっていることも多いのです。


人がやりたがらないことや、一銭の得にもならないようなことを、「快く」引き受けられる人は、なかなかいません。どうしても優先順位が下がり億劫な気持ちになりますから。でも、損得勘定ではなく、困って頼られたときには放っておけない人、相談されたら一番に駆け付けてくれる人というのは、「利他の精神」に溢れています。


感謝されることに喜びを見出し、必要とされる実感…というのは人間生まれ持っている大切なマインドだと思います。


私も大好きな祖母から「人が困ったときに、パッと脳裏に思い浮かぶ人になりなさい」「どんなことにも学びがあり、学びを得ようと一生懸命になれる人のところには人が集まってくる」といわれました。『困ったときのモリチ』が株式会社morichのブランドビジョンたる由縁です。


オバラ:ただ、大きな仕事をしようと高い意識で仕事に臨む同期をみていると、「自分は遠回りをしているんじゃないか」と感じてしまいそうです。


モリチさん:若い人…特に新卒1年目は、みんな焦りすぎなんです。「早く成果をあげないと」と空回りしてしまい、「無駄な仕事をしている暇はない」と、勝手に取捨選択をしてしまいます。でも会社からすると、1年目はまさに「投資」です。すぐさま結果を出してほしいだなんて、思っていません。


一見遠回りに思える仕事も、もしかしたら10回のうち1回が大きなチャンスかもしれません。そして、その残りの9回にも大きな意味があります。どんな種類の案件がチャンスにつながるかが見えてくるからです。そう信じて愚直に努力を積み重ねれば、先輩に声をかけられる機会が増え、チャンスを手にする確率も上がっていく。


能のプロデューサーの世阿弥が「守破離」というメッセージの中でも同じことを伝えています。どんな道であれ、それを極めていく為には順を追って階段を踏んでいく必要がある。


私が大ファンのイチロー選手も「小さいことを積み重ねることがとんでもないところに行くただ一つの道」だと量を極めることが質への近道であると伝えてくれています。


大好きな平野秀典氏の著書『1%の自分革命』の中でも「人生を面白くするのは、案外運命的な出会いや一念発起した決断ではない場合が多い。小さな小さな行動力だけで、1年後には全然違うところにたどり着ける」と…。


1%を1年継続すると、なんと37.7倍のところにたどり着く計算になります。また、ある経営者が「成功には2つのコツがある」と…。なんだと思って質問したら「コツコツ」だと教えていただきました。


毎週観ているNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の中でも、以前出演された市川海老蔵さんが「プロフェッショナルとは昨日の自分を超えることを継続し続けること」とおっしゃっていました。まさに!と、私もそう思っています。


オバラ:「仕事とは憂鬱なものだ」といった意見を聞くことも少なくありません。モリチさんは、たとえば憂鬱に感じる仕事であっても、前向きに捉えることができるのでしょうか?


モリチさん:リクルート時代に入社して早々、テレアポ業務に従事し、電話を「ガチャ切り」されたことが何度もありました。「憂鬱だ」とは言いませんが、自分も相手も嫌な思いをしてしまったんです。以来、「どうすれば目の前の仕事をポジティブに捉えられるか」を考えるようなりました。


嫌な顔をされると、こちらも気持ちが暗くなりますが、何も悪いことをしようと思って電話をかけているわけではありません。相手のお客様のお役に立とうと思って、最初のご縁を作るためアポイントを取るために電話をしているのですから。電話を切られたら「この先、人材で困ることがないなんてありえない。私とつながるということはリクルートとつながる機会なのに。もったいないなぁ」くらいに思うようにしたんです。


それからというもの、ショックすら感じません。大事なのは、任せられた仕事を、自分に価値があるものだと思えるマインドです。


“困ったときのモリチ”をつくった「潜在意識のすり替え方」


オバラ:「任せられた仕事を、自分に価値があるものだと思えるマインド」が大事とのことですが、誰しもそうした気持ちを持てるとは限りません。再現性がないことなのではないでしょうか?


【森本千賀子 人生の流儀】無駄なことなど、一つもない。“困ったときのもりち”が実践するキャリア・ドリブンな生き方


モリチさん:いえ、人間は誰でも変わることができると思います。なぜかというと、私自身が「変われたひとり」だからです。


人間の価値観は、今まで生きてきた過去の経験や体験によって作られています。家族や兄弟、友達、学校の先生など身近な大人たちから影響を受けているのです。今までに読んだ本や、観た映画なども価値観を作る要素です。


もし今、仕事や環境にネガティブな感情を持ってしまっているのなら、今のあなたのせいではなく、過去にその要因があります。だから、過去に作られた価値観を自分が理想とする新しい考え方・価値観に変えればいいのです。価値観を司る潜在意識は、地道な努力を継続することですり替えることができます。


オバラ:そうなんですか…!具体的にどのようなことを実践すればよいのでしょうか?


モリチさん:自分がありたい姿をイメージしたら、その特徴や状態をできるだけ具体的に言語化して、紙に書き出し、声に出しながら何度も何度も繰り返し読みながら、脳幹の奥にある潜在意識に刷り込ませます。


「目と耳とそして心で聞く」ことを繰り返し、「思い描いた姿・イメージ」を自分自身に何度も何度も刷り込みます。「信じ込ませる」といえばわかりやすいかもしれません。人は意識すると昨日まで通り過ぎていたものでも、反応するようになります。


意識が変われば行動が変わります。行動が変われば習慣が変わります。習慣が変われば人格が変わるのです。そして、人格が変われば人生が変わると信じています。


オバラ:ちなみに、モリチさんも実践されたのでしょうか?


モリチさん:そうなんです。25~26歳の頃に、友人に誘われて2日間で10数万円もするセミナーに参加しました。その当時の10数万円は清水の舞台から飛び降りる覚悟のいる金額でしたが、「アメリカでは国防省やNASAなど国家機関の幹部も参加する、特別な機会です」、「セミナーで教えるロジックを実践すれば、年収が倍になります」とのことだったので…(笑)。


そこで、先ほど申し上げた「潜在意識のすり替え方」のロジックを学びました。セミナーが終了したときに講師の先生がおっしゃったことが非常に印象的で、「僕の言葉を信じれば、人生が変わる。けど、本当に実践するのはたったの10.1%という統計がある」と。


オバラ:モリチさんは、言葉の通り愚直に続けたと。


モリチさん:「10.1%に入ろう!」と思ったんです。その日から100個ほど「自分はこういう姿でありたい」と単語帳に書きだし、その目標に対してマイルストーンを置きました。30歳の私、40歳の私、50歳の私…と、具体的にデッドラインを決めていくんです。書き出した目標を目で追いながら、声に出し、毎日読み上げていました。


【森本千賀子 人生の流儀】無駄なことなど、一つもない。“困ったときのもりち”が実践するキャリア・ドリブンな生き方


オバラ:実際に、効果はありましたか?


モリチさん:自分でもびっくりしたのですが、本当に目標が叶ったんです。「30歳で日経ウーマンの表紙になる。それを見た方から連鎖でビッグチャンスの仕事の依頼を受ける」と単語帳に書いていて、31歳のときに初めて個人の「森本千賀子」として『日経ビジネスアソシエ』さんに取材していただきました。それがきっかけで再縁した大事なご縁もあります。


また、「40歳でテレビのニュース番組のコメンテーターとして打診を受ける。世のなかに想いを発信する」と書いていたんですが、42歳で NHKさんの『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演させていただきました。ある意味、私の仕事観、人生観を発信頂きました。少し目標とは年齢差などそのまんまではありませんが、思い描いていた通りの人生になったんです。


オバラ:たしかに、ほぼイメージした年齢通りに目標が叶っていますね!


モリチさん:あと、先日独立を記念したパーティーを開いた際に、約400人のゲストの前で赤いドレスを着て挨拶をさせていただきました。スピーチをしている最中に、25-26歳の頃に書いた「なりたい姿」を思い出したんです。


そういえば、その研修のときに「60歳の還暦を迎えたら、お世話になった方を3,000人招いてお礼の会を開く。そのとき私は、赤いドレスを着ている」と目標を立てていたことに気がつきました。一桁少ないですが、「間違いなく目標に近づいている」と嬉しくなりましたね。


オバラ:無意識的に、夢に向かって突き進んでいる…?


モリチさん:本当に、その通りなんです!


「今この一瞬を生きる」ことが、選んだ人生を正解にする


オバラ:モリチさんは具体的な目標を持っていらっしゃいますが、若い世代には「やりたいことが分からない」人も多くいます。やりたいことを見つけるには、どうしたら良いのでしょうか?


モリチさん:とにかく「直感を磨くためにも自分を知る」必要があります。


【森本千賀子 人生の流儀】無駄なことなど、一つもない。“困ったときのもりち”が実践するキャリア・ドリブンな生き方


モリチさん:大学や就職先選びなど、大きな決断の機会以外にも、「昼ごはんは何にしようか」、「今日はどんな服を着ようか」と、毎日のように選択の機会がありますよね。皆さんは無意識のうちに、いろんなことに出会い、直感で選択している。その選択の先に、自分がハッピーになれる道があるかどうかが大事なんです。


その直感を磨くことそのものが、自分の好きなこと、やりたいこと、自分のハッピーにつながる大事な手段だと思っています。


オバラ:直感を磨くには、どうしたらよいのでしょうか?


モリチさん:「自分を知る。己を知る」ことです。自分に向けた『Q&A』です。今まで観た中で最も好きな映画は?読んだ本の中で最も感動した本は?影響を受けた人はだれ?…そして「なぜ好きなのか」「なぜ影響を受けたのか」を突き詰めます。それを100個も200個も自分に問いかけ考えます。そうした先に本質的な「自分」というものが見えてくるのではないでしょうか?


すると、その直感そのものが、まさに自分が自分らしくあるための選択だと思います。


私の持論ですが、そうした直感に導かれたご縁や出会いは、やりたいことや好きなことに通じていると感じます。直感力を磨いた先には、まさに自分がイメージする「ありたい自分、なりたい自分」につながると感じています。


オバラ:そうした意思決定の上に立つ選択肢で、目の前にことに一生懸命になることが大事なわけですね?


モリチさん:はい、その通り。自分の意志で決めた選択肢ですから。必然であり意味があることだと思います。そのことに一生懸命になって向き合えば、おのずと自分の目指すGoalに近づいていると思います。


オバラ:最後の質問になりますが、僕が尊敬する経営者の一人・西村創一朗さんが、ブログに「人生における選択肢に『模範解答』なんか存在しない。できるとするならば、自らが選んだ選択肢を成功に導くように努力するのみ」といったことを書かれていました。以来、僕が大切にしている言葉です。


冒頭でもお話ししたように、この連載は「選んだ選択肢を成功に導く力」とは何かを見つけることが目的です。モリチさんは、選んだ選択肢を成功に導くには、どういったことが求められるとお考えでしょうか。


【森本千賀子 人生の流儀】無駄なことなど、一つもない。“困ったときのもりち”が実践するキャリア・ドリブンな生き方


モリチさん:「今この瞬間を本気で生きる」ことです。「いまここ」にいることも含め、自分で選んでいる人生だということです。その人生に、自信と誇りを持って、とにかく一生懸命本気で向き合う。最大限の最善を尽くすことが大事だと。


明日、死んでも後悔のないように。私には年子の弟がいます。彼は2歳の時に、国指定の難病の腎臓の病気を患いました。入退院を繰り返し、運動も食事も制限される彼を見て、健康であるというだけでもどんなに恵まれた価値あることだと教えられました。


だから、悩んでいるその時間と労力は無駄遣いでしかない。


もっと他にやるべきことはあるはず。その時間と労力を自分の成長のために、家族や友人のために、お客様への価値提供のために、そして社会をより良くするために使いませんか?


自分で選択した人生、今この一瞬を、とにかく一生懸命に生きる。自分の中でベストだと思える生き方をすることが、何より大事なことだと思っています。



森本 千賀子さん(プロフィール)

1970年生まれ。獨協大学外国語学部英語学科卒。1993年リクルート人材センター(現リクルートキャリア)に入社。転職エージェントとして、大手からベンチャーまで幅広い企業に対する人材戦略コンサルティング、採用支援サポート全般を手がけ、主に経営幹部・管理職クラスを求めるさまざまな企業ニーズに応じて人材コーディネートに携わる。

25年在籍していたリクルートを2017年9月で卒業し、株式会社morich設立、代表取締役として就任。本業(転職エージェント)を軸にオールラウンダーエージェントとしてTV、雑誌、新聞など各メディアを賑わしその傍ら全国の経営者や人事、自治体、教育機関など講演・セミナーで日々登壇している現代のスーパーウーマン。



この記事を書いた学生ライター

オバラ ミツフミ
オバラ ミツフミ
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1994年、秋田県出身。co-media編集長。ご連絡はツイッターより。

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