勤務地:本社→茨城県 店舗は主に北関東に展開、全76店舗
事業内容:ファミリーレストラン経営
社員の年齢層:若手が多めだが、高齢者もいる。老若男女幅広く。
ーーこの会社の特徴は??
通常のファミリーレストランは売り上げのためにお店の回転率を上げ、人件費を抑えローコストでお店を回すことに重きを置いています。しかし、この会社は関わる人すべてが幸せになる空間づくりを目指しており、例えば昼から夕方まで滞在しているお客様も沢山います。
そして、「誰かを幸せにしたい」という精神はレストランのお客様だけにとどまりません。震災の時に「しあわせ弁当」と名付けた弁当を1軒1軒配るなど、地域に住む方々をお客様として大事にしています。
そのような経営方針を持ちながらも、たくさんのリピーターによって業績はどんどん伸びていることがこの会社の優れた点です。お客様から感謝の手紙が沢山届いているように、顧客満足度が非常に高いのです。
そして、ばんどう太郎さんをアットホームなレストランたらしめているのが「女将制度」と呼ばれる社内システムです。ばんどう太郎さんでは女性が「女将」としてホールスタッフのリーダーになり、「花子」と呼ばれる副リーダーがお店の細かいルールの指導やアルバイトの躾・共育(教育)を行っています。個々人のやりたいことを尊重してくれる会社なので、指名された女将や花子はどんどん新しい提案をすることができます。
ーー創業者の青谷会長はどんな方?
もともと起業の意志は持っていながらも、中学卒業後すぐに実家の農業を継がなくてはいけませんでした。妹さんが学校の先生を目指していたので、起業の夢に後ろ髪を引かれながらも毎日昼は農作業、夜は飲食店のアルバイトに明け暮れていました。
しかしそんな生活が続くうちに体調不良を崩してしまい、結局農作業は妹さんの後押しを受けて、念願の起業の夢を果たしました。初めは売り上げの7~8割が出前でしたが、あるとき社員が交通事故に遭い、それ以来社員を危険な目に遭わせないように店舗経営に切り替えました。
青谷会長は、当時のファミレスブームにあやかり初めはどんどんマニュアル化して店舗の拡大を目指していました。しかし、あるとき経営が行き詰まり5店舗の時に労務倒産しかけました。従業員を早めに帰らせる為、夫婦で全店舗をまわり朝4時まで清掃と翌日の仕込みをし、亡くなったばかりの母の墓参りをして帰るのが日課となり、「そろそろ心身ともに潰れる」と感じたそうです。そんなときに「社員を大切にしないから潰れていくんだよ。もっとみんなの幸せを考えなさい」と亡くなった母からの声が聞こえ、それ以来徹底的に「幸せ」にこだわるようになりました。
経営理念が「親孝行」であるのは、このエピソードが関係しています。「親」は単に親だけではなく、上司や先輩などお世話になった人すべてのことを指します。「孝」は相手に理解してもらえるまで誠心誠意人に尽くすこと。「行」というのは実際自分からの行動を実行し続けること。そういう人づくりを目指している方です。
ーーどんな学生に来てほしいですか?
とにかく「人を大切にする」企業なので、単に目先の利益だけに囚われるのではなく「親孝行」の経営理念に沿って行動できる人がいいと思います。また、社員を大切にすることをポリシーとしており、その人の夢の実現を応援してくれる会社なので、提案も受け入れてもらいやすいです。自分の中に目標があって、その目標に向かって進んでいきたい人にもピッタリの会社だと思います。
人が好き、食が好き、共に親孝行理念を実践したいという学生さんを募集しています。
人との関わり合いの中で自己成長をしたい、幸せになりたいと考える多くの方々が活躍をしております。