勤務地:大阪(本社)および近畿圏、東京および首都圏
事業内容:総合建築業
募集学部:主に建築学科出身の方
ーー三和建設さんはどんな会社?
主に食品系の会社に特化し、機能面を重視した建設事業を展開しています。およそ150社から様々な種類のゼネコンのパターンを拾い累計化し、利益率や将来性を考えて最終的に食品系の会社に特化することにしました。その特化戦略が功を奏し、直近2017年9月期の売り上げは104億円にまで達しています。受注ビジネスは納期のズレがあるので数字だけ見ると分かりづらいですが、会社全体としては緩やかな右肩上がりを続けています。
きちんと業績をあげている会社でありながら、下請け工事はやらないという特徴を持っています。自分が納得いくものを作りたいので自分で直接発注し、大手ゼネコンの下請けはしないそうです。”震災が多い日本でも200年続く住宅”という意味を持つ「200年住宅」づくりを目標とし、自分が建てた建物に大きな責任と誇りを持っています。
この規模の会社と比べると工事料金はそれほど安くはないですが、例えば数十年前に建てた建物に不具合が起これば無料で対応するなど、アフターケアまで加味すると良心的な価格設定です。直請けなので仲介料がカットでき、高品質のサービスを低価格で提供しているんです。
建設業界は需要量に対して供給量が多くなってしまいがちなのですが、その中でこの規模の会社が70年も続いているのはとても凄いことです。
ーー気になる社風は?
「つくるひとをつくる」という経営理念を掲げています。色んなモノを作りますが、それらを作るのは「ひと」だという発想です。建設業界は、以前過労死問題が取り上げられたように納期に追われて忙しいイメージですが、三和建設さんは同業他社に比べて残業時間が少ないホワイト企業です。「『日本でいちばん大切にしたい会社』大賞」の審査委員会特別賞を受賞したほか、働きがいがある会社ランキングにも毎年ランクインしています。何より社員が答えた満足度アンケートでの評価が非常に高く、その証拠として社員のご知人やお子さんが入社するケースが多いことが挙げられます。
そのような働きやすい会社を作るためには、社員の意見をよく取り入れることが必要です。社長の森本さんは若い頃は大手建設会社に勤めており、当時若手だからという理由で自分の意見を聞き入れてもらえないことがモチベーションを下げる一番の要因だと感じていました。そこで、『SODA』という日報システムによって社長を含む全社員の日々の業務内容や感じたことなどをシェアしています。また、一件の提案につき数千円、良い提案には数万円の報酬を出す提案制度で社員の意見を引き出しやすくしています。
ーー社長の森本さんはどのような方?
森本社長は理系出身で、大阪大学の大学院を出られました。
経営に関しては、とにかく自分の会社で建てた建物は永遠に自社が責任を持つというポリシーを持っていらっしゃいます。建物は長ければ50年、100年と続きますが、もし建設会社が倒産してしまったらその建物をメンテナンスする人がいなくなってしまいます。だからこそ、自分の次の世代の人材を育て、会社を継続させなくてはいけない。「つくるひとをつくる」という経営理念はそういった考えの表れです。
ーーどんな学生に来て欲しいですか?
基本的には建築学科に進んでいる学生さんです。社員教育が厚いので成長意欲が高い方にオススメしたいです。常勤社員は約120名なので大手ゼネコンと比べて規模は小さいかもしれませんが、その分色んな仕事を経験することができます。取引先にはサントリーやパラマウントベッドなど大企業も多く、会社の品質や企業姿勢が非常に高い評価を受けています。
また、ここは新卒を積極的に受け入れています。「つくるひとをつくる」という経営理念にのっとり、「SANWAアカデミー」という社内大学で、社員が講師になって徹底的に建築やマネージメントについて教育を施しています。新卒が辞めるような会社は良くない会社だという認識のもと、一度入れた社員は一流になるまで責任をもって育てます。
ーー藤井社長から皆さんに向けて一言!
人を育てる環境が整っているので、大手ゼネコン会社に入ろうと考えている人にもオススメです。品質は大手ゼネコンにもひけをとりませんし、大手ゼネコンと比べて規模が小さい分色々な仕事を経験することができます。三和建設に入れば、将来的にマルチに仕事をこなせる人間になることができるはずです!