こんにちは、改めましてMisatoと申します。
大阪大学とイギリスのダラム大学で平和構築の修士課程に在籍していました。
連載名の通り、私は20年間日本で育ったいわゆる“純ジャパ”で、大学入るまで部活しかしていなかった普通の学生です。英語が得意でもなーーんでもありません。ただ、国連職員になりたいという夢があります。同じような志を持つ方の励ましになれば…と、学部3年生の時に当連載を始めて、もう3年…!
むしろ、さまざまな方に励まされてここまでやってこれました。連載を始めた頃は20歳で、もう24歳です。光陰矢の如しとはこのこと…。当時の私から見たら、ちょっとくらいは夢に近づいているんでしょうか。
(わ、若い…)
さて、先月9月に修士課程が修了し、いよいよ就職する…かと思いきや、1年間のギャップイヤーを取る決意をしました。
”ギャップイヤー?”
”なんか聞いたことあるよ?”
という人もいるでしょう。そうです。最近休学して1年間、ボランティア、留学、企業など、今後の人生を考えるために、目的をもって休学する・ギャップイヤーをとる、そんな学生が増えています。
私の場合は、在学中ではなく大学院終了、就職前にギャップイヤーを取ることにしました。在学中でなく卒業後にギャップイヤーをとることは、休学の費用を払わなくてよい、などのメリットがあると思います!
というわけで、当ブログは留学ブログから休学ブログにいきなり趣旨変更し、第二章・英国大学院留学編から、第三章・ギャップイヤー編を始めたいと思います!どうぞよろしくおねがいします!
さぁ!人生で初めての正真正銘ニート生活、あなたなら何に捧げますか?
私はずばり、やってみたかったことぜーーーんぶやってみる一年にしたい!と思って、今からわくわくしております!以下、私のやってみたかったこと紹介させてください!!
留学していて誰もが痛感すること、それは日本の外では「母語+英語+もう一言語」は当たり前だということ!(五言語しゃべる猛者も珍しくありません!)
私も、第二外国語のフランス語や、仕事でもいつかは使えるようになりたいアラビア語の勉強に、この時間をつかって集中してみたい。
国連職員の登竜門といわれる、外務省主催の「JPO試験」では、フィールド経験の有無が重要なカギとなります!もちろんこれは雇用状態にある上でのフィールド経験を基本的には意味しますが、フィールドのお仕事を獲得するためにも、ボランティアやインターンでのフィールド経験が重要なわけです!
…というわけで、少しでも多くのフィールド経験を積みたいと、今年4月からNPOアクセプトインターナショナル・ケニア事業部で活動しております。加えて難民キャンプなど現場レベルでのインターンシップを計画しておりますが、この辺の話はまた次回。
今年の9月、ケニアでソマリア難民ユースに対してユースエンパワーメントワークショップを担当
エジプトのダハブでダイビング、モロッコで青の街シャウエンを堪能、トルコのカッパドキアで気球乗る、ブラジルに行く…ずっと行きたかった国に、折りを見て旅行したいです。ただそれだけです。
いつも学術誌ばっかり読んできたこの1年ですが、気になっていた小説を全部読みたい!小説だけじゃなく、新世界に入る途中で終わってたワンピースも、中忍試験で終わっていたNARUTOも、全部読みたい!
そしてそう…就活。これは、やってみたかったことというよりは、やらなければならないこと…今日はこのお話をしたいと思います。
「国連職員になりたい!」と、常日頃から口酸っぱくして(?)周りに言いふらしている私は、
「え!!美聡就活するの?!」
と驚かれることが多いですが、国連職員に新卒採用はほぼありません(ほぼといったのは、YPP試験という超エリートコースが存在するため。今まで採用された日本人は片手で数えられるくらい)。
企業と違って人材育成能力に乏しい国際機関やNGOは基本的に中途採用しか扱っておらず、ゆえにファーストキャリアは、いわゆる私の希望に関わらず”一般企業”への就職となります。
そういえば、お世話になっているNGO職員の方にも、「うちはそんな余裕ないけど、人材の育成は大企業の社会的責任の一部だから、一度はどこかで働いてまた機会があれば戻ってきてね!」
と言っていただいたこともありました。そんな言葉もあって、新卒入社後の成長スピードなどを考えた時に、一般企業で社会人経験を積むことには、私もそれなりに賛成して、就活を始めたのでした。
しかし、「国際公益」なんて、得体も知れず成果も見えないモノに学生時代を捧げてきた私が、就活市場でどれだけ浮いているかは想像に難くありませんね。
あまりにも“ビジネス”というものが分かっていない私は、国際協力一色の履歴書も手伝って、面接官の方からしたら頭の中お花畑のぺーぺーに見えたのでしょう。
「御社で〇〇を通して、社会貢献したいです!」なんて、せっかくひねりだした志望動機を披露しても、「まぁ僕らもビジネスでやってるんで、社会貢献もいいけど、利益は出さなきゃどうしようもないですよ」と、言われてしまうこともしばしばでした。(まぁそうですよね…涙)
あくまでも、国連にいくためのステップとして一般企業に就職しようという私の考えなんて、きっと面接官の人にとったら透けて見えてしまう。食わず嫌いしてる場合じゃなくて、まずはビジネスのことも勉強してみて、例え5年間だろうと国際協力とは別に、本気で「楽しい!」と思って打ち込める仕事を見つけてみたい…!と、思い始めたのがこの頃でした。
何の知識もなくどう勉強するのがベストか分からないときは、とりあえず行動してエントリーポイントを探るべし!
そんな経緯があって、ビジネスを学ぶ私塾「前田塾」に参加してみました。
前田塾とは、「真剣に学ぶ、絆を深める」をモットーに、大学生~若手社会人が、経済・会計・ファイナンスを共に学びあうという、話題沸騰中の私塾です。大学時代の友人にきくと、「あ、知ってるそれ!」と言われることもよくあり、私がアンテナ張ってなかっただけで有名なのだそう。
2週間に1回、4時間の講義があります。株と証券の違い、日銀の役割などマクロ経済分野から、財務諸表の見方、エクセルの使い方、デジタルマーケティングの実技など幅広いテーマを扱って、4時間が終わればもうへとへと...という、充実した時間を過ごしています。
思い出されるのは記念すべき第1回、大学や会社で様々な経験を積んできた向上心溢れる参加者の皆さんが、それぞれの小さなプライドを背負って塾長の自室の一室に集まりました。しかしそんなものは、「まず、お前らのなかで誰が優秀で頭良いとかどうでもいいし、興味ないから」という、前田塾長の衝撃的な一言で打ち砕かれます。
「分からなかったら聞く、共に学びあうからこそ学びを最大化できる」ことが前田塾の方針であり、つまらないプライドは学習の効率を落とすので家に置いてこいとのこと。塾長の方針が功を奏し、オープンで何でも聞きやすい前田塾独特の雰囲気が、前田塾の4時間を更に濃密なものにしています。
今まですっぽり抜けていた「世の中を動かすお金の動き」について、複雑な全体像をすっきりと提示してもらえたことで、自分で今後勉強するための骨格となる知識を効果的かつ効率的に学べた他、“国連にいくためのステップでしかない”、と捉えていたビジネス分野での就職についても、「面白いかも…」と思えるようになったことが、最も大きな収穫でした。
さて、そんな前田塾のデジタルマーケティング講座では、指定期間中にデジタルマーケティングの手法を学びながらグループごとにブログを運営しており、私のグループでは20代に向けたキャリアブログを運営しております!
私も「ぺぱねぇ」の名前で、キャリア・恋愛・自尊心など、いつもよりフランクなトピックについて恥ずかしげもなしに語っているので、Co-media読者の皆さまも是非読んでみてください!
イギリスのダラム大学で平和構築の修士課程修了後、パレスチナで活動するNGOでインターンをしています。”フツーな私が国連職員になるために。ギャップイヤー編”連載中。 [email protected]<⁄a>