こんにちは!
慶應義塾大学4年の松本朋子です。サッカーをかれこれ18年間続けています!
突然ですが、皆さんは自分の興味や目標に惜しみなく時間を費やすことが出来る「学生」という貴重な時期をどのように過ごしていますか?
ゼミ、スポーツ、旅行、留学など様々なことに興味を抱いている人が多いのではないでしょうか。また一方で、やってみたいけど、、と思いつつなんとなく学生生活を送ってしまっている人も多いと感じています。
就職活動を終え社会人になるということを本気で意識した時、今の学生という時間がどれ程貴重なものであるかを強く実感します。
私は2年前、体育会サッカー部を引退しそのまま就職する予定であった自分の人生に待ったをかけました。そして思い切ってずっと挑戦したかった留学へ踏み切り、現在は同期より1年半遅れて大学を卒業、就職までの期間を使ってドイツでインターンをしています。
自分に正直になりきること、これは意外に難しいことであると感じています。経済的な問題や、やりたいこととやらなければならない事のバランスなど、自分の人生を考えた時に今何をすべきかの決断は時に難しいと感じることもあると思います。
私はサッカーが好きで将来女子サッカー界や日本のスポーツに貢献したいという想いがありました。それと同時に過去の経験からスポーツ業界というものをあまり魅力的に感じられてない部分もありました。
でもそうした理由で何も行動を起こしていなかった私は、やりたくなかったからではなく、なんとなくそれに向き合わず何もやらなかったのだと思います。自分の将来や本当にやりたい事に向き合うことをしなかった私は、自分自身に正直になれていませんでした。
サッカー部を引退し、組織に属さず1人で考えることが増え、これまでしてこなかった経験や出会ったことのない分野の人と話をすることが増えていく中で、学生という時間は何より貴重であり、この期間にどれだけ自分の将来について考え、人から意見を聞き、行動し、失敗し、学びを積み重ねることが出来るかということの重要性に気付いたのです。
何かを始める際に、金銭的に難しいと感じる学生も多いと思います。私自身もその一人で、経済面で親に迷惑をかけてしまったのが事実です。
しかし今の世の中は学生が挑戦しやすい社会になってきていると感じています。海外で何かに挑戦したい学生を支援するトビタテ留学JAPANは有名ですが、それ以外にも返済不要なものや、女性に限定したものなど調べれば様々な奨学金制度が存在しています。
私は今回「クラウドファンディング」という方法でこの海外インターンに来ることが出来ています。私は当初、クラウドファンディングと聞くと起業家やクリエイターが行うようなイメージがありました。更にいざ始めるとなると人様のお金をいただくということに対する懸念や、自分の考えをオープンにしていくことへの後ろめたさなど、様々な不安がありました。
しかし、そのような懸念とは裏腹にクラウドファンディングは私たち学生にとって支援していただくという以外にも様々な意義があったと感じています。
1.自分の考えを未熟ながらも発信していくこと
2.その考え対して多くの方から意見やアドバイスをもらうこと
3.そうした中で自分の考えがより深まること
4.共通の興味や考えを持つ人と新たな繋がりができること
上記は私が感じたことの一例ですが、実際にクラウドファンディングを行っていく中で多くの方と関わらせていただき、自分自身の成長にも繋がったなと思うことが多々ありました。
しかし、その中で一番強く感じたことは「自分の夢を応援してくれる方からの言葉は自分にとっての最大のモチベーションとなる」ということです。それとなく考えていたことにも、もっともっと真剣に考えるようになり、自然と行動を起こせるようになっていました。そして声をかけてもらう度に頑張ろうという気持ちになりました。プロジェクトは無事に達成し、渡航費や滞在費、現地での活動費をご支援していただくことができております。
現在私はドイツ8部リーグに所属するFCバサラマインツにてインターンを行っています!このチームは2014年に日本代表の岡崎慎司選手とその高校の先輩にあたる山下喬さんによって創設されたチームです。
私はここでチームの広報を主に担当しながら、「クラブ経営」や「海外でサッカーチームを運営していくこと」について、そして「ドイツのサッカーや文化」も含め様々なことを経験し学びながら充実した日々を過ごしています。
次回は海外でのインターンについて書いていきます!!
1993年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部スポーツビジネスゼミ。体育会サッカー部を引退後、大学を1年休学してアメリカへ留学。就活を終えたあと、海外サッカーやクラブ経営を学ぶべくクラウドファンディングを実施。現在ドイツのサッカーチームでインターン中。