せっかく早起きしたはずなのに、ついついSNSや動画サイトを見続けて、気づいたら一日が終わっていた……
「こんな生活、何とかしたい!」と思った経験、ありませんか?
かく言う私もその一人です。
“やるべきこと“を先延ばしにする自分にサヨナラするためには、どうすればよいのでしょうか。
そんなことを考えながらインターネットで情報を集めていた時でした。
誰でも気軽に自分のアイデアをブログ形式で投稿できる海外サイト「Medium」で、そのヒントになりそうな記事を発見。
ライターのThomas Oppongさんが、時間を上手に使うためのちょっとした習慣を37個、紹介していました。
今回はその中から、特に学生の私たちにとっても役立ちそうな5つの習慣をご紹介します。
目覚めた瞬間にスマホをチェックして、気づけばそのまま1時間経っていた……なんてこと、よくありますよね。
Oppongさんが朝一番の習慣におすすめするのが、New York Timesが紹介する“7ミニッツワークアウト”です。
ジャンプや空気椅子などの動作を30秒ずつ取り入れたエクササイズで、健康に良いことが科学的にも証明されています。
私もやってみましたが、椅子や壁を使う簡単なものばかりなので、起き抜けでも何も考えずにできます。
7分経つころには頭も目覚めてすっきりした朝を迎えられますよ。
“MITs”とはMost Important Three thingsのこと。
仕事始めには、重要度の高い3つのタスクから取り掛かるのが良いのだそう。
さっそく私もやるべきことを書き出してみましたが、どれも期限は様々……。
Oppongさんによると、“締め切りが近い”順番ではなく、あくまで“重要度”順に進めるのが良いそうです。
というのも、「重要な仕事の方が、そのパフォーマンスが自分自身の評価に影響しやすいから」。
確かにやる気がみなぎっている朝方に取り組んだ方が当然疲れもなく、普段より早く仕上げることができました。
簡単な用事ほど後回しにして、ついついため込んでしまいがち。
メールの返信は、その典型例ですよね。
私はこのルールを応用して、「メールに限らず、2分以内にできそうなことはすぐ済ませる」ようにしてみました。
振り込みや美容院の予約など、「2分以内にできること」は、けっこうあります。
完了したらリストから消していくと、”やるべきこと”が少しずつ減っていくので、気が楽になりました。
・25分にタイマーを設定する。
・取り掛かろうとしているタスクに、25分タイマーで何回分の時間がかかりそうか見積もる。
・その間は邪魔になりそうなものは一切遠ざけておく
・1時間ごとに長めの休憩を入れる
といったもの。
さっそくタイマーをセットし挑戦してみました。
……なるほど、日ごろ90分の授業中についついスマホをいじってしまう私でも、25分なら集中力を持続できます。
作業と休憩のサイクルを繰り返すうちに、気づけばサクサク課題をこなせていました。
時間を意識するだけでも緊張感が高まりますし、「どんな課題にどれだけの時間がかかるのか」が分かって今後の計画も立てやすくなるので、おすすめです。
「こんなの当たり前じゃないか」と思っても、実は一番守ることが難しいのが、このルールではないでしょうか。
私も挫折ばかりを繰り返していました……。
それでも今回のチャレンジで耐えられたのは、「一度中断された仕事を再開するのには、平均23分かかる」という、Oppongさんが紹介する研究結果を見たから。
それってポモドーロ約一回分じゃないですか!
一回スマホを見ただけで、終わるはずだった仕事のゴールがまた遠のいてしまうのならば、25分間くらいこらえた方が良いと思えます。
メールや電話は「常に気にする」のではなく、定期的にチェックする時間を設けた方が、息抜きにもなって良いと実感しました。
Oppongさんの5つの習慣、私もまだ始めて数日ですが、以前のように「堕落した自分に嫌気が差す」などということが、無くなりました。
「今日こそは集中して仕上げたい課題がある!」という時には、特におすすめです。
みなさんも、さっそく明日から、時間の使い方を見直してみませんか。