誰も何も教えてくれない!心が折れた海外インターン体験記

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みなさんの中に、“将来海外で働きたい”とか“外資系の企業で働きたい”という思いを持つ方は多いのではないでしょうか?もしくは、学生中に海外インターンシップに挑戦したいと考えている人もいるかと思います。グローバル化が進む中、上司が外国人になることももはや特別なことではなく、社内で英語を公用語にする企業も増えています。そこで今回は、僕が経験した海外インターンシップについて書いていこうと思います。

英語に囲まれた環境で働きたい!

誰も何も教えてくれない!心が折れた海外インターン体験記

そもそも、僕が海外インターンシップに参加しようと思ったきっかけは、海外で働くという経験をしたいという漠然とした気持ち。将来は英語に囲まれた環境で働きたいという思いがあったため、その練習の位置付けとしてインターンシップに参加することを決めました。そのため、現地にある日系企業ではなくアメリカの会社でのインターンシップを選びました。しかし、海外でインターンシップをすることは自分が考えているよりも甘くはなかったのです。

まず、インターンシップを探す段階で初めの挫折を味わいました。元々、メディア系に興味があったため、広告代理店や映画プロモーションの会社でのインターンシップを探していました。各会社のホームページを見て、興味のある会社をピックアップし、自分のレジュメと長所などをまとめたカバーレターを1社ずつメールで送りました。おそらく15通くらいだったと思います。しかし、返信が来たのはたったの3社ほど。アメリカでは、志望動機よりも今までの経験やスキルが重用視されます。そのため、学生はクラブ活動やボランティアなどに参加することで、レジュメに書くことのできる経験を積極的に行っています。僕は、日本でのインターンシップの経験もなく、頑張ったことといえばアルバイトだったので、アルバイトを通じて手に入れたスキルを中心にレジュメをまとめました。改めて、自分の経験値のなさに落胆しました。

「全部自分でやってね」期待が絶望に変わったインターン初日

誰も何も教えてくれない!心が折れた海外インターン体験記

書類審査後の面接を終え、無事にテレビ製作会社でのインターンシップをすることになりました。インターン先は第一希望の会社ではなかったものの、アメリカの会社でメディアに関する勉強ができる。そう考えただけでワクワクしたのを覚えています。しかし、そのワクワクはすぐに絶望へと変わったのです…。

インターン初日。担当者にオフィスツアーをしてもらい、社員数人に自己紹介をし終えたところで彼女は、“あとは自分で座る場所を探して、あなたがやりたいことをやってください”とだけ言い残し、その場から去って行きました。その瞬間僕は、とんでもない環境に来てしまったということを悟りました。僕にとってのインターンシップといえば、社員さんが付いて簡単な就労体験をし、フィードバックをもらうというイメージ。とりわけ働き始めはお願いされた仕事を全うするものだと思っていました。

しかし、仕事をお願いされるどころか、どのようにインターンシップを行っていけばよいかのレクチャーすらありませんでした。このままではヤバイと感じたため、ひとまず社員さんに質問をメモに取っていくことから始めました。というのも、メディア関係の知識や経験がほとんどなかったため、とにかく会社や業界についてよく知ることから始めるべきだと考えたからです。また、座っていても誰も声をかけてくれないため、自分から行動を起こしていかなければならないという環境が、その行動を喚起させました。

質問を続けるうちに、もちろん知識を増やすことができましたが、それ以上に自分という存在をアピールすることができました。また、ただ質問を投げかけるだけでなく、自分にもできる仕事がないかを聞くことで、少しずつお仕事を任せられるようになりました。

厳しい環境下でも、逃げない。僕が海外インターンで得たこと

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正直、初めの頃はこのインターンシップを辞めようと何度も考えていました。ビジネスレベルの英語についていけないことにくじけたり、やらせてもらえる仕事は雑用ばかりで、「自分の身になっていないのでは?」と考えることもたくさんありました。

でも、あきらめずに頑張れた理由は“この環境から逃げたくない”という思いだけでした。また、自分の考えや行動次第で得られる経験は変わると信じていました。専門的な技術は得られませんでしたが、自分で考えたテレビ番組のアイデアを提出してフィードバックをもらったり、直接お願いをして、撮影にも同行させてもらうこともできました。すべて、誰かに言われてやったことではなく、自分で考えて行動した結果です。

アメリカの企業で働く経験をして、自発的に行動することの大切さを強く感じました。自分からアクションを起こさなければ、何も始まりません。すべてが与えられていた環境で過ごしてきた僕にとって、この経験はメンタル面でもかなり鍛えられました。そして、自分から仕事を取りにいく姿勢を持つことで周りとの差をつけられるのだと思います。海外インターンシップは、厳しい環境で自分を高めたい方には、とても刺激的な経験になると思います!

この記事を書いた学生ライター

Takaaki Sugiyama
Takaaki Sugiyama
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1995年、愛知県生まれ。青山学院大学教育学部3年です。野球を愛し野球に愛された結果は留学先のシアトルでも野球してました!趣味は、外国人の友達作り(笑)

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