「幸せになってほしいから言ってるの」ーー若者よ、母親の“幸せ”に惑わされるな。

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春ー。様々な意味を持つ季節。

就活生にとっては「勝負の年」なんて言われていますね。就活シーズンに入ると、両親と「将来について」会話することもが多くなるのではないでしょうか。

でも、いざ就活が始まると、焦りやら不安やらに押しつぶされそうになることもしばしば。親の励ましのセリフが、時として重荷になったり。そんなこんなで親と口喧嘩になることも日常茶飯事なのではないかと思います。

勘違いしちゃいけない。あなたの人生はあなたのものでしかない

私の周りでもそんな話をよく耳にします。実際に言われている最中は気付けなくとも、落ち着いて一人になってから「口うるさく言ってくるのは自分のことを思っているからこそなんだろうなあ」なんて思ったり。

親も子供も感情的になってしまうことが多くて、本当は気持ちを素直に伝えいたいけど、伝わらなくて、やきもきしたり。

そんなとき、心に響くのがこのセリフ。

「お母さん(お父さん)はね、あんたが幸せになってほしいから言ってるのよ?」

という、親からの切実な一言。

「幸せになってほしいから言ってるの」ーー若者よ、母親の“幸せ”に惑わされるな。

(ブラジル・アマゾン川での夕日)

感動ストーリー??

いや、私が言いたいのは、

「両親の思う“幸せ”と私にとっての“幸せ”は違う」

ってことです。

だから、このセリフを言われた時に

(そうだよね、親の思いも汲まないといけないんだよなあ。親孝行しなきゃいけないんだし。)

なんて、納得してほしくないんです!!!

もちろん、「親孝行するな」「親の言うことなんて聞かなくていい」ってことが言いたいわけではありません。ただ、私は“限りなく多くの可能性と勢いをもっている20代”だからこそ、「誰かの価値観に惑わされずに、本当に自分がやりたいことや関心のあることを見て見ぬふりなんかせずに、思い切って挑戦してみてほしい!」と思うんです。

「幸せになってほしいから言ってるの」ーー若者よ、母親の“幸せ”に惑わされるな。

(ドイツ・イェーナに咲く桜)

20代の私たちは、今何をすべきなのか?

私はこれまで人生の先輩である、何歳も何十歳も年上の方たちのお話を頻繁に伺ってきました。

そこで気づいたことは「生き方に“正解”とか“正しさ”なんてない」「この世の中に“偉い”人なんていない」ってことです。

人は生きてると、周りの人と自分とを比べて、どっちが良いとか悪いとか判断をすることが多いもの。でも、そんなの結局、自分の知っている世界の話でしかなくて、全く違う世界にはめてみたら全く違う結論が得られることもあります。

そんな風にこの世界に1+1=2みたいなわかりやすい答えってないと思うんです。

で、結局みんな何を求めて生きてるかって言ったら、それぞれの“幸せ”を追い求めて生きているんじゃないでしょうか。

だったら!!!!

みんながそれぞれ自分なりの“幸せ”を感じられるように生きていけばいい、ただそれだけのように思います。少し哲学的な話みたいになってしまいましたが、結局何が言いたいかまとめると、

「誰かの思う“幸せ”に惑わされるな」

ということです。

たとえそれが大切な家族、友人、恋人だとしても、たとえそれがあなたのことを思った言葉だとしても、あなたの人生を生きているのは"あなた"自身です。誰も他人の人生を生きることはできません。

人生の一歩を踏み出そうとしている就活生のみなさん、これからの人生、不安ばっかりじゃないと思います。きっと、やりたいことができていれば楽しい人生になるのではないでしょうか。

でも、それができるかは自分次第。

会社のせいでも、親のせいでも、世の中のせいでもない。全ては自分の選択次第。

それに、人生は就活で決まるわけではないので、いつだってやり直し可能です。学歴だって塗り替えられます。

本人にその気があれば。

一気に会社や就活を辞めることだけが全てではなくて、働きながらコツコツとやりたいことを進めていくことだってできます。考えれば方法はいくらでもあるし、ググればそんなアイデアはいくらでも見つかるでしょう。

とにかく、周りの誰かに惑わされずに自分と向き合って、自分をとことん見つめてみてあげてください。そして、素直に自分の心の声に従ってみてください。

そしたら、きっと、もっと面白い世の中になっていくんじゃないかと思うんです。そして自分自身をもっと好きになっていけると思うんです。

「みんなが乗っかっているからという理由だけで、一つの“正しい”レールに乗っかるのではなく、自分なりの道を切り拓いていける人がどんどん増えていってほしいな」

とささやかながら願いつつ、私自身も貪欲に“やりたいこと”を追いかけていきたいと思います。いつかそれが生業になることを信じて。

この記事を書いた学生ライター

山口 紗都美
山口 紗都美
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現役大学2年生で現在ドイツ留学中です。専攻は国際交流・国際協力。趣味は食べること(笑)、特技はサッカーです。よろしくお願いします。

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