半年間で英語を話すには…?国連世界大会でディスカッションするためにやった英語の勉強法まとめ

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皆さん、こんにちは尾迫です。最近私は、次の自分の目標に向けて英語の猛勉強中です。

読者の皆さんの中にも、前にもしくは現在、英語の勉強に苦労された方が多いのではないでしょうか。英語と日本語は文法が全然違いますし、英語の発音は日本人には少し難しいものがあります。

私も昔、英語の勉強を始めた当初は、テストで赤点をとってしまうくらい苦手でした。しかし、グローバル化が進む社会で日本人でも英語力が求められる機会は多くなってきていますね。本当に英語力をつけるためには、自分から進んで自主学習していく必要があると、これまでの経験から私は思います。

英語力といってもいろいろありますし、目標も人それぞれですから、学び方もたくさんあります。自分でいろいろな勉強法を試してみるのがいいと思います。今回の記事では、模擬国連世界大会の参加に向けて、私が取り組んできた“英語の勉強”の取り組み方について紹介します。いくつか紹介していますので、英語勉強法の参考にしていただければ幸いです。また、模擬国連世界大会開催までの参加者の動きや緊張感などもお伝えできたらな、と思います。

4月から夏休みまで(ドキドキの英語面接)

英語の志望理由書や面接、ディスカッションと高校では経験しなかった挑戦が次々と出てきて、不安でいっぱいでした。世界大会参加者に選ばれたけど、周りの同じ合格者の英語力と自分を比べて落ち込む日も多かった…。

私の大学では、模擬国連世界大会に参加するために、英語の志望理由書と面接による選考に合格しなければなりませんでした。しかし、私は参加条件の1つであるTOEICのスコアを満たすことができていなかったんです。合格点であるスコアに、20点足りていませんでした。

しかし、説明会で「熱意とやる気を重視する」と言われ、また、家族の応援にも押されて、書類締め切りの4日前に参加することを決意して志望理由書を書き始めました。

4月に選考を決めてから、5月GW中は、面接にそなえてとにかく海外の友達とSkypeで練習を重ねました。英語の面接は、面接官役として練習に付き合ってくれる人を見つけることが効果的です。

まずは、志望理由書から湧いてくるであろう典型的な質問を3〜4問用意して完璧に答えらえるようにします。志望理由書に書いたのにもかかわらず実際に話してみると自分の思いを一言で伝える難しさがわかります。そして、本番は面接官と軽い英会話を楽しもうという気持で、挑みました。

合格が決まってからは、自分の専攻語学であるロシア語にも力を入れて勉強していました。もちろん、英語の勉強は同時並行です。学校の英語の授業をしっかり受けたり、大学の英語圏からの留学生に話しかけたりしました。それから、英語の授業の先生とクラスの友達で、放課後に勉強会を作りディスカッションなどをしたりすることを始めました。このように英語を身近な存在に置いて勉強をとても楽しみながら続けていました

日本にいても、国際交流イベントは全国各地でよく開催されていますよね。こういうイベントによく参加して、英語を楽しむことやカンバセーションパートナーを作るのはとても大切だと思います。

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夏休み(楽しみながら勉強~)

せっかくの夏休みなので旅行や遊びも楽しみつつ、今まで経験したことのない英文のリーディングの量にも挑戦!(高校生の時の10倍のくらい?)もう無理かもしれない……と思いながらも、ひたすら読みました。

夏休みは、英会話力に自信をつけるために、海外に一人旅に行きました。8月は海外にいながら、パソコンでセルビアという国のリサーチを始めました。英語でのコミュニケーション力を鍛えるなら、非英語圏に行くべきだと思い、フィンランドとフランスに一人で行きました。(こちらはまた今度紹介できたらな、っと思っています)

また、会議の議題である「防災」についての基礎知識としてまとめられたBG(Background Guide)とうペーパーも読んで、与えられた課題であるResearch Paperにまとめなくてはならず大変でした。

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(これがBGの一部分です)

月末には議題の基礎知識、セルビアという国、経済状況、歴史、外交政策、抱えている国内での問題など調べた情報をまとめる作業に入りました。

9月は、アルバイトやロシア語の宿題をしながらも、英語のリサーチを続けました。リサーチに利用した主なソースは、国連広報センター(United Nations Information Center)(国連で過去にどのような会議が行われたか、どのような決議案が出たのかなどを調べることができます)、SDGs:Knowledge Platform(多くの国際問題がSDGsのどれかに当てはまるので、それに関する基礎的な知識と国連や各国が目指すゴールがわかります)、オンラインのメディア記事、外務省のHPなどです。前回の記事でも書いたように、このような有用なリサーチソースを自分で見つけ日頃から読む努力次第では、自分で国際問題を学ぶことができます。英語のリーディング力をつけることは、読む量を増やすことが一番だと思います

夏休み明け以降(いよいよ本気モード)

これまでの英語の勉強や努力の成果があまり見えず、不安が積もってや焦りがストレスでしんどい時期でした…。言語の勉強は、頑張ってもすぐには結果がでないことをすごく感じるのです。
リサーチした情報をまとめたり、それらの情報をもとに会議で発信するセルビアの政策を練る作業に入りました。英語で「書く」ということは、とてもエネルギーのいることです。2か月以上かけて調べた膨大な情報やデータに振り回されてしまい、結論が明確にならなくなるのです。情報はたくさんあるのに、要するにいいたいことは何か?というメッセージや主要ポイントをはっきりさせる難しさがありました。また、前回の記事で紹介しましたが、まとめる作業にあたって国連では使える動詞に限りがあり、使い慣れないフレーズで仕上げるのは本当に大変でした。

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(日本語でまとめて、それから英語でまとめます。)

9〜10月は、その作業のために“ひたすら英語を書く”の連続。ライティングスキルは、やはり実際に書かなければ向上しないことを痛感しました。

私は、リサーチ作業を通して、使い慣れないフレーズを見つけると自分の日記にメモしてとっておくようにしています。何か英文を読むときに、内容を把握することだけでなく、英語の表現方法や使いまわしも一緒に吸収するようにしています。そして、書くときやディスカッションで、それを使ってみたり練習することは、英語の上達に繋がると思います。

本番中

半年間で英語を話すには…?国連世界大会でディスカッションするためにやった英語の勉強法まとめ

大会中は英語しかほとんど使っていません。会議中はわからないことも多くありましたが、日本人には頼らず海外の学生に相談して解決していきました。例えば、大会後半になると英語での会議に疲れが出てきて、少しストレスがたまるのですが、同じノンネイティブのイタリア人大使やドイツ人大使に相談して励ましあっていました。4日間の英語のシャワーを浴び続けたおかげで、私のリスニングとスピーキング力には向上が見られたように思います。例えば、ノンネイティブの話す少しなまりや変わったアクセントのある英語でも難なく聞き取れたり、ディスカッションでは英語が自然と出てくるようになりました。


最後に

模擬国連世界大会というと、かなりハードルが高いように感じる人も多いかもしれませんが、少し自分の持つポテンシャルを超えた難しさがあったほうが、成長がより多く感じられますし自分の改善するべき点が明確にわかるので、これからもどんどん挑戦していこう!と私は思います。

ロシア語との両立で大変な時もありますが、これからも頑張っていきたいです!

読者の皆さん、私の英語の勉強方法で参考になるものが一つでもあればいいなと思います。ありがとうございました。




この記事を書いた学生ライター

Shiori Osako
Shiori Osako
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こんにちは。神戸市外国語大学ロシア学科一回の尾迫志央理です。 高校生の時からロシア情勢に関心を持ち始め、より深く学ぶために大学でロシア語やロシアの文化を勉強中です。

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