留学したことがない人でも聞いたことがあるのではないだろうか。Final Exam。それは一学期の最後に行われる一大イベントであり、成績を分ける分水嶺である。勉強のかいあって欲しい成績を手に入れるものもいれば、十分に時間がとれず涙を流すものもいる。それが…Final Exam!!
というわけで、新井です。
今回は学期末に訪れる期末試験について書きたいと思います。
大学や学年、専攻によって変わりますがアメリカの大学ではどんな感じなんだろうと雰囲気だけでもお楽しみください。
アメリカの大学では学期末に試験を受けます。このテストでいい点をとれば、成績をひと押しできるかもしれないし、一個下のグレードに落ちるかもしれないというそれまでのパフォーマンスによってプレッシャーが変わるものです。
例えば、僕が今回取ってるクラスにおける期末試験の割合は以下の通りになってます。
Artificial Intelligence 「人工知能」 30%
System Software 「システム・ソフトウェア」 20%
Programming Language I 「関数型プログラミング1」 20%
Object Oriented Software 「ソフトウェア開発」 25%
いかがでしょう?期末試験が大きな割合で最後の成績を決めることがわかります。(追記: 日本の大学ではもっと割合が多いところもあるようですね。勉強不足でした)
日本語のクラス名はやってる内容とクラスの名前をもとにつけてみました。
毎回この時期になると、今までの自分の成績とそれぞれのパーセンテージを計算して、このクラスのファイナルではこれだけとる必要があると計算します。
(成績の一例。テストの成績が良くないので恥ずかしいですが。。)
わかってる範囲の成績で計算したところ、「関数型プログラミング1」は期末試験ともう一つの宿題で満点をとらなくてはAがとれないという絶望的な状況、AIのクラスもちょっと頑張らなくてはという状況ですが、残りは比較的余裕があります。
いつ試験が行われるかは、授業の日時により決定されます。大学のウェブサイトにツールがあり、そこに自分が取ってるクラスの日時をいれれば試験の日付と時間が表示されます。試験期間は12/6 - 12/12となっており、僕のスケジュールはこのようになっております。
12/6 1:00 pm - 3:50 pm AI Final
12/7 7:00 pm - 9:50 pm System Software Final
12/8 7:00 am - 9:50 am Object Oriented Software Final
12/8 1:00 pm - 3:50 pm Functional Programming Final
学校側は生徒の都合をあまり考えてくれません 笑。午前7時という早朝からの試験があります。一週間に成績を決める試験が立て続けにあるので精神的に疲れますが、全て終わった後の開放感は言葉になりません。
ここでは写真を交えて、学校の様子を紹介したいと思います。
エンジニアリングの建物の中広場。ここは4階まで吹き抜けになっていて、グループワークする人たちでにぎわってます。
ファイナルおわったら何するの?に対するみんなの回答。次のファイナルに向けて勉強するや、犬と遊ぶなど様々なことを書いてます。
ストレス発散のために学校が用意してくれるパズル。誰かが完成させてました。
塗り絵も用意されています。ペンがバラバラにちらばってるあたり、カオスです。
これはファイナルとは関係ないですがきれいなのでのっけました。12月でも半袖で過ごせるくらい暖かいです。
以上、アメリカの大学の期末試験の様子を紹介してきました。みなさんが通ってる大学と比べてどうだったでしょうか?僕は大学に入ってもう長いので期末試験も何回も経験していますが、それでも終わった後の開放感はひとしおです。いつも「終わった〜」と気が抜けてしまいます。きっと他の国に留学してる方もそうなのでしょうね。ぜひ、彼らのレポートも読んでみたいです。
次回は、新しいセメスターが始まるときにする準備について書きたいと思ってます。
それでは、新井でした。
アメリカ・フロリダ州でコンピューターサイエンスを勉強しています。こっちでの生活や、日々感じたことなどを書いていきたいです。