夏休みまであと約2か月…。そろそろ夏休みの予定を埋めようとそわそわしている方も多いのではないでしょうか。この夏、「国際交流がしたい!」、「ビジネスや就職について知りたい!」
そんなあなたにぴったりのプログラムがあります!
その名も「リードアジア」!
一体どんなプログラムなのか、早速、主催する団体に紹介してもらいましょう!
「リードアジア」は、尖閣諸島問題を発端に日中関係が「史上最悪」と言われるまでに冷え込んだ時期に開かれた「日中青年討論会」をきっかけに誕生しました。今年度は4回目となる夏プログラム開催です。
「リードアジア」のキーワードは「日中交流」×「企業訪問」です。日本および中国の学生が東京に集まり、共に企業を訪問し、ディスカッションをすることを通じて、日中両国についての理解を深め、8泊9日間を過ごす合宿型プログラムです。
プログラム名称の「リードアジア」には、アジアを学び、精通することを表す「Read」と、将来アジアを導くことを表す「Lead」の2つの意味が込められています。
先に述べた「日中青年討論会」 の開催に先立つ2012年秋、「1つの団体では生み出せなかった新たな価値を、複数の団体が協力することで生み出そう」というコンセプトのもと、日中学生交流連盟は発足しました。2016年5月現在、「日中交流」をテーマに活動する8つの団体(AFPLA、OVAL、京英会、京論壇、日中学生会議、freebird、心連心OB・OG会、日本青少年中国語友の会)が加盟しており、これまでに日中交流のプラットフォームとして、リードアジアプログラムをはじめとする各種合同イベントを開催してきました。
「国際交流」というと英語での交流をイメージする人が多いのではないでしょうか。「国際交流」には馴染みがあっても「日中交流」というワードには馴染みがないという学生が多いかもしれません。ところが、実際には日本に留学に来る学生の50%以上が中国人なのです。皆さんはこのことをご存知だったでしょうか。
中国人留学生が大学にたくさんいて、中国語の授業を履修している日本人学生もいる。しかし、実際に中国人学生と日本人学生の交流が少ないのはなぜでしょう。こんなに近くに『いて』、そして『会える』。それなのに、中国を遠い存在だと感じている日本人学生が多いのです。この状況を少しでも改善したいという思いから、私たちはこのプログラムを運営しています。
「リードアジアプログラム」では、「これまで日中交流に馴染みのなかった学生に日中交流の楽しさ・意義を感じてもらう」ことを最大の目的としています。従来の日中交流プログラムでは、なかなか日中交流の裾野が広がらないという問題点がありました。
そこで、多くの学生の興味・関心の対象である「ビジネス」や「インターン」、「就職」といった要素を取り入れた企業訪問プログラムを通して、共同体験を通じた相互理解、ひいては日中交流に対する興味を引き出すことを図りました。
リードアジアのコンテンツは主に2つに分かれます。
◇企業訪問パート
中国に事業展開をしている中小企業や大企業を中心に、参加者が複数のグループに分かれてオフィスを訪問し、企業が直面する課題についてのディスカッションを行います。
<昨年度の様子 @大日本印刷株式会社>
昨年度はプログラム中の1日を使って、大日本印刷株式会社を訪問しました。午前中は社員の方からの会社説明およびショールームの見学、午後は「訪日中国人に対するマーケティング戦略」をテーマにグループディスカッションに取り組みました。ある薬局に中国人を呼び込むための施策を1グループ6人で話し合い、ゆるキャラを用いた戦略、他の観光スポットと連動させた戦略等の多様な発表がなされ参加者の自由な発想に驚かされました。最後に、社員さんからのフィードバックも頂きました!
◇文化交流パート
料理会、花火大会、観光といったお楽しみ企画に加え、昨年度は金融勉強会と歴史勉強会も行いました。互いの文化を肌で感じ、世界そしてアジアの中の日中関係を考えます。
<勉強会 ~ 金融勉強会・歴史勉強会 ~ >
昨年度はプログラム4日目に行われました。この日は午前に日本銀行、午後に三菱東京UFJ銀行、と官民それぞれの銀行を訪問しました。夜はその総括として日本銀行の方に金融に関する講義をして頂きました。講演後は、“事実と真実”をテーマに「歴史勉強会」を実施しました。その日の夜は、「話し足りない」と参加者が自主的に集まり、深夜まで語り合っていました。
2. 志の高い参加者
「リードアジア」には、日本・中国から志高き学生が集結します。
(過去日本人参加者所属大学)
青山学院大学、沖縄国際大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際教養大学、国際基督教大学、札幌大学、上智大学、創価大学、中央大学、津田塾大学、東京大学、東京外国語大学、東京農工大学、同志社大学、一橋大学、山口大学、早稲田大学等
(過去中国人参加者所属大学)
清華大学、外交学院、山東師範大学、復旦大学、厦門大学、南京大学、東南大学、四川大学、雲南師範大学、華中師範大学、大連交通大学、中国人民大学、重慶師範大学、長安大学、浙江工商大学、黒竜江大学、中山大学、西南民族大学等
◆共催
…「リードアジア夏季プログラム」は、日中学生交流連盟と独立行政法人国際交流基金日中交流センターが共催しています。
◆メディア報道実績
…本プログラムはこれまでにNHK、人民中国、北京週報などの有名メディアでも取り上げられました。
◆過去訪問企業実績
…これまでに「リードアジア」の趣旨にご賛同頂き受け入れて頂いた企業数は30社にも及びます。
<過去訪問企業(抜粋)>
大日本印刷株式会社、株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベル、サントリー食品インターナショナル株式会社、ソフトバンク株式会社、ソニー株式会社、株式会社資生堂、株式会社毎日新聞社など
期間:2016年8月20日(土)~28日(日)
宿泊地:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
参加費:25,000円(宿泊費、朝・夜の食事代、懇親会費、文化体験費込み)
募集人数:計42名
日本人学生21名、中国人学生21名(うち在日中国人留学生7名) ※人数は増減する場合があります。
参加対象者:2016年5月現在、大学生・大学院生の方
<日中学生交流連盟>
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・Twitter:@jcsf_frontier
日中学生交流連盟(JCSFG)は、1つの団体では生み出せなかった価値を創出し、全団体が協力することによって、学生主体の日中交流を盛り上げるプラットフォームです。2012年秋設立。2016年4月現在、AFPLA、OVAL、京英会、京論壇、心連心OB・OG会、日中学生会議、日中学生交流団体freebird、日本青少年中国語友の会の8つの日中交流団体が加盟しております。