最終面接を受ける学生の数と採用予定数との差は企業によって変わってくるので、一概に合格率は何%とは言えません。
最終面接の合格率が50〜80%のパターン
最終面接に至るまでの面接回数が多い企業(4~10回)は、最終面接が最終確認のような位置付けになる場合が多いです。この場合は合格率は比較的高いといえるでしょう。
最終面接の合格率が50%以下のパターン
一方で最終面接に至るまでの面接回数が少ない企業(1~2回)は、最終面接でも選考を兼ねている場合が多く、合格率が比較的低くなる傾向にあります。
いずれにしろ、その合格率を少しでもあげるために出来る努力はしておきたいところ。今回はその方法をご紹介します。
最終面接までこれたということは、もうあとは内定を出すか出さないかの差はその学生の志望度によると言っても過言ではありません。絶対に第一志望であると伝えましょう。第一志望でないのならば企業がその学生に内定を出す理由がありません。
そして大切なのは聞かれたら即座に答えるということ。
一瞬でも詰まったりすると、まだ迷いがあると見なされてしまう可能性があるからです。事前に志望度を聞かれた場合を想定して、イメージトレーニングをしておくべきでしょう。
本当に第一志望ならば当然即答できますよね?内定をもらって、その先までイメージしているはずです。もしも本当は第一志望ではない場合も、そのイメージをもって臨むようにしましょう。
志望度を即答してもまだ困難は降りかかってきます。
「なぜ競合のA社ではなくうちの会社なのか?」
「大企業に行きたいとは思わないのか?(中小企業の場合)」
志望動機に関わってくる質問が、志望度を聞かれた後に聞かれることがあります。そこに至るまでの面接で答えたことがある場合も多いでしょうが、こういった質問がくることをしっかりと想定しておきましょう。
「なぜ自分はこの企業に行きたいのか」
この問いに対する根拠が誰よりも強い人が最終面接での合格率を100%にすることができます。
最終面接前には、本当にその企業に行きたいのかどうかを改めて考えておきましょう。気を抜いていると、突然頭が真っ白になることもありますから事前の準備は最終面接でも必要です。
最終面接は社長と1対1で行われることもありますが、特に大企業だと複数の役員と最終面接をするケースが多いでしょう。
その場合、一番偉い役員の意向が尊重されることになるので、その人に「いらないな」と思われてしまったら終わりです。役員の中でもボスっぽい人に向かってアピールをしたいところです。
もちろん誰が偉いのかというのはぱっと見ではわからないことが多いです。
ですから、しっかりと全ての役員に対して喋りかけるようにしてください。
熱心に話を聞いてくれる人がいたとしても、ずっとその人に向かって話すのではなく、他の人にもアイコンタクトをしっかりと送り、身振り手振りを加えて話すようにしましょう。
目線の使い方は実は非常に重要で、説得力のある人というのはしっかりと全員に目配せをしているものです。今まで意識していなかった人は、模擬面接等で絶対に練習をしてフィードバックをもらうようにしておいた方が良いです。
最終面接まで来た学生は皆ハイレベルですから、こういった細かいところで合否が決まることが多いです。いかに質問に即答出来るか。いかに他の就活生より合格率を上げられるかといったところを工夫していきたいところです。
慶應義塾大学商学部。圧倒的モラトリアムを満喫するために4年間日吉キャンパスへ通う(通常2年間,3年生から三田キャンパス)。 豊富な大学生活を活かして社会貢献できないか模索中。