午前8時。都内のとある高層ビルに颯爽と現れた真っ赤な車。
あの電気自動車「TESLA」です。
降りたったのは……
時価総額数千億円の企業を創り上げた現役経営者3名による、各1日限りのカバン持ちインターンシップが遂に実現!「将来起業したい」「就活に行き詰まっている」「退屈な学生生活に刺激が欲しい」どんな動機でも構いません。応募殺到必至の超高倍率インターンをあなたは勝ち取れるか?!
co-mediaが運営するインターンシップサイト「InfrA」企画、現役経営者の一日に密着する「カバン持ちインターンシップ」。
1月に募集した3名最後の実施となった今回は、株式会社コロプラ取締役Co-Founder 千葉功太郎さんに密着します!
<経営者紹介> 千葉 功太郎さん 株式会社コロプラ 取締役 Co-Founder
慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、リクルート社に入社。ネット黎明期よりWebサービスやモバイルサービスの立ち上げに従事し、2000年よりモバイル系ベンチャーCYBIRD社へ。2001年にはKLab社創業取締役に就任。その後2009年に創業メンバーとしてコロプラ社に参画、同年12月に取締役副社長に就任し、経営メンバーとして2012年東証マザーズIPO、2014年東証一部上場を実現。採用・育成等、人事・組織領域をメインに担当とし、会社成長の一翼を担い、2015年12月に現職取締役 Co-Founderに就任。
※その他の経歴
2015年12月 社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム代表理事に就任。
2016年 慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会協創コンソーシアム上席所員に就任。
国内ネット業界のエンジェル投資家としての活動も、スタートアップやVCへの投資が数十社に広がる。
今回のカバン持ちインターンシップに参加してくれたのは、筑波大学の栗本くんです。
栗本くんは千葉さんの大ファンということで、お会いする前から落ち着かない様子でした。
登場のシーンに圧倒され、ご挨拶もそこそこに、なんとそのまま千葉さんが運転するTESLAに乗り込みます!
インターンシップ開始早々から信じられない展開です…
そして行き先を告げられないまま約2時間。
座り心地の良いシートと「千葉さんのTESLAに乗っている」という高揚感を味わいながら、早速質問タイムです。
ドローン用データ管理クラウドサービス「DroneCloud」を提供する株式会社CLUEにも個人投資家として援助をしている千葉さん。ドローンと言えば、2015年12月に改正航空法が施行されたことでも話題になりましたが、なぜそこまでドローンに熱中するのか、そこに隠された「好きを越えた深い意味」を伺うことができました。
贅沢すぎるドライブの後、車が止まったのは関東某所の山の中。
打ち合わせを済ませたら…あの噂のドローンが登場!
もちろんただ飛ばすだけでなく、お仕事の一環です。千葉さん曰く、「趣味のドローンが初めて仕事で役に立った(笑)」とのことでした。
まさか千葉さんの操縦を間近で見られるなんて…!
これだけでも、密着の価値が十分ありますね。
15分ほどの飛行で納得のいく結果が得られたようで、その後は東京にとんぼ返り。
往復4時間、滞在2時間という「強行スケジュール」かと思いきや、千葉さんにとってはよくあることだそう。
むしろ、予定が重なっていない分、比較的ゆっくり出来る日だということです。
やはり急成長企業の経営に携わる方はとてつもない忙しさのようですね。
ちなみに、帰り道に車内で話題になったのは、そんなお忙しい千葉さんが「事業を作る際に気をつけていること」。
その答えは「複合的な意味を持たせること」でした。
千葉さんが実際にどのように「意味」を持たせているのか、具体的なお話をお伝えしたいのは山々なのですが、今回もインターンシップ参加者の特権とさせて頂きます。スミマセン…
また、「ドローンが当たり前になるとどんな社会になるか」というトピックでも盛り上がりました。
多忙な千葉さんのお時間を、往復4時間も独占させて頂き、"貴重"という言葉では重みを伝えきれないほど、有意義な時間でした。
本社に戻って14時から打ち合わせが立て続けに2件。
コロプラのビジネスを目の当たりにしました。緊張感漂うプレゼンに、栗本くんも興味津々です。
打ち合わせの後は息つく間もなく、この春から入社する社員の研修を見学します。課題は「チーム全員の顔と名前を覚えられる自己紹介動画」を作ること。
発想力とオリジナリティーに溢れ、研修課題とは思えないほどクオリティが高い動画を楽しませて頂き、エンターテインメントづくりに携わる会社のクリエイティビティを感じられました。
一方で、動画を見た役員の方々からは厳しめのフィードバック。新入社員に求められるレベルも高いようです。
その後は更なる驚きが待っていました!
なんと、その日に発表されたばかりのVR向け新作ゲームを体験させて頂いたのです!
これにも栗本くんは大興奮!
千葉さん曰く「現実との違いが分からなくなる」ほどの完成度を目指しているとのこと。
栗本くんは、「奥行きの感覚を掴むのが難しかったですが、自分がそこにいるという没入感が強くありました」とコメントしてくれました。
この時点で既に18時半ですが、まだまだ1日は終わりません。
本日最後のスケジュールは、千葉さんが代表理事を務めるモバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)主催の、シェアリングエコノミー特集「MCF MEETUP NIGHT」への出席。
時々忘れてしまうこともありましたが(笑)、移動中はもちろん「カバン持ち」です。
シェアリングエコノミーとは、総務省によると「個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービス」のこと。つまり、ソーシャルメディアの発達により可能になったモノ、お金、サービス等の交換や共有により成り立つ経済のしくみのことです。
「MCF MEETUP NIGHT」は新たなアライアンスの構築や資金調達など、ビジネスをさらに発展させることを目的とし、選抜された6社がプレゼンを行います。
今回は、クラウドソーシングの「ランサーズ」、スポットコンサルティングの「ビザスク」など、注目の企業が集結しました。
千葉さんはイベントの司会をされ、栗本くんは会場の設営を少しお手伝いしました。
プレゼンの後には参加者が個別に話をする時間もあり、栗本くんも積極的に様々な方とお話できたようです。
そして2時間のイベントはあっという間に終了。
これで一日のスケジュールを終えたかと思いきや…、イベント後の懇親会にも呼んでくださいました!
6社の経営者とじっくりお話する機会を頂き、ここでしか聞けないお話にたくさん出会うことができました。
朝8時から深夜まで、約16時間にわたる密着。
TESLAに始まり経営者同士の懇親会まで、これまでになく盛りだくさんの一日でした。
車内では気さくにお話ししてくださいながらも、ビジネスにも真剣に向き合う。
慣れないビジネスシーンに緊張する栗本くんを気遣いつつも、自分で動けるように過保護になりすぎないよう気にかけてくださる千葉さんがとても印象的でした。
千葉さん、そしてご関係者の皆さま、お忙しい中本当にありがとうございました。
最後に、カバン持ちインターンシップを経験した栗本くんのコメントをご紹介します。
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筑波大学2年 栗本くん
多岐にわたるお仕事にご一緒させていただき、千葉さんの視点、想い、多くの方に慕われる人柄に触れ、とてつもなく濃密な1日でした。
千葉さんが魅力的なのは、単に成功した経営者だからというだけでなく、飽くなき好奇心と豊かな創造性で、今に満足することなく新しいことにチャレンジし続けているからだと感じました。その未来を創る先駆者の姿を実際に目の当たりにし、共に時間を過ごしたことは、私の人生に大いに影響することは間違いありません。
攻めまくりのコロプラと千葉さんから刺激を受け、今後、私自身が千葉さんや世の中にインパクトを与えられるよう、貪欲に挑戦し続け、スーパーパワーアップしていけるよう精進します。
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co-mediaで編集をしています。 フランス・トゥールーズに留学し、現在は都内の大学に通っています。 よろしくお願いします。