昨今の新卒市場は売り手市場と叫ばれていますが、今も昔も変わらず内定をもらえる人は複数社から内定を獲得しており、一方で就活失敗組はどれだけ受けても内定がもらえないまま卒業を迎えてしまいます。
なぜこのような二極化が起こるのでしょうか?それは就活に失敗する人には共通する特徴があるからです。もしこの記事を読んで当てはまると思うことがあったら、それを改善するよう動いてみましょう。
このタイプは、売り手市場だしどこかしら内定はもらえると思っており、何度面接に落ちても反省せずに淡々と楽観的に就職活動を進めていく人です。
つまるところ就活をなめているんです。
新卒の学生が入れる枠には限りがあり、その他学生と競争しなければならないと考えると、楽観的な態度で就活に望んでも満足のいく結果は得られないでしょう。たとえどんなに優秀な学生であろうと、就活対策を全くしないままでもなんとかなると思っていると痛い目に遭います。
就職活動においては志望企業ごとに対策を練らなければなりません。企業は何もしていない人間を好まないので、受かる努力が見受けられない学生はすぐ人事にバレてしまいます。
1のタイプと似ていますが、もう少し質が悪いです。このタイプは、学生時代に素晴らしい経験をしてきた学生や、周りからよく賞賛されてきた学生に多いです。
「学生団体の代表として皆を率いてきた自分がそこらへんの大学生に負けるわけがない」など、自分自身の価値をかなり高く見積もっているのですが、それがかえって就活に必要な企業研究だったり面接対策を怠らせる原因となってしまいます。
1と同じく自分のことを特別視している人間を、企業は好みません。たかだか学生時代に頑張ったことで威張ってもしょうがないのです。それを就職活動に活かせるよう工夫し、対策しなければ企業は振り向いてくれないでしょう。
企業説明会に行くと、熱心に分厚いノートにメモを書きなぐっている学生をよく見かけます。もちろん情報を得ることは大事ですが、メモをとることが目的となってしまっては意味がありません。
そこで得た情報は、整理し、自分自身と企業を結びつけるツールとして活用しなければならないのです。インターネットやその他の人から仕入れた情報も同様です。ふーん、で終わってしまっては何のために情報を仕入れたのかわかりません。
情報を得たら、必ずその情報に自分でツッコミをいれて、疑問点をもち、それを人に聞いたりして解消していく。そういったサイクルを重ねることでより良い企業探しができ、面接でも論理的で情熱的な志望動機や自己PRが語れるようになるのです。
あなたは情報収集家になることが目的になっていませんか?
自分の知り合いがすごい!という話をやたらとする学生がいますが、このタイプの人は面接でも自分が所属している団体などの華々しい話をしがちです。
企業が聞きたいのはその人が所属している団体がどれだけすごいかの話ではなく、その団体がすごい結果を残したことにその人がどういう風に貢献したのかということです。
自分の家系に凄い経歴の人や、お金持ちの人がいる話を自慢風に語ったのを聞いたり、あるいは言ってしまったりした経験はありませんか?他己分析で自分にそういった傾向がないかどうか他人に聞いてみましょう。
誰しもがやってしまいがちな自慢話ですが、面接でやってしまうと当然内定はもらえまえせん。
面接に落ちたら精神的なダメージを受けます。これは皆一緒です。
そのショックを引きずったまま次の面接に進むのか、あるいは開き直って結果を受け止め、何がダメだったのかを振り返って分析できるかで、最終的な就職活動の結果に大きな差が出ます。
最初から面接がとんとん拍子で進む人なんて極々一握りの学生です。ほとんどの学生が就職活動の初期段階で失敗します。
その失敗を次に活かせるかどうかが、内定をゲットできるかどうかの鍵なんです。
失敗から学び、次に活かそうとする姿勢は、就職活動だけでなく仕事においても重要です。この癖ができないと、社会人生活が始まってからも優秀なビジネスマンになることは難しいでしょう。
就活に失敗する大学生の特徴をまとめてみましたが、いかがでしたか?もし当てはまると思う箇所があったなら、今からでも遅くはありませんから改善するよう努力しましょう。非常に面倒臭いですが、努力は必ず報われます。ここで投げ出してしまうと、就活失敗予備軍ですよ。
慶應義塾大学商学部。圧倒的モラトリアムを満喫するために4年間日吉キャンパスへ通う(通常2年間,3年生から三田キャンパス)。 豊富な大学生活を活かして社会貢献できないか模索中。