海外在住の日本人にはおなじみのボストンキャリアフォーラム(通称:ボスキャリ)ですが最近は国内での知名度も増してきましたね。
今回はボスキャリで内定をゲットする方法に関して紹介していきます。
日本での就活とはやり方が異なるボスキャリについて理解を深め早期内定ゲットを目指しましょう!
(出典:http://uchida-longe-keikaku.hatenablog.com/entry/2014/11/14/150136)
ボストンキャリアフォーラム(通称:ボスキャリ)とは10月中旬、もしくは11月中旬にアメリカ、ボストンで3日間開催される日英バイリンガル向けの就活イベントのことです。
ボスキャリの特徴は3日間の間に企業が学生に内定を出すというスピード感にあります。
海外大学に在籍する学生にとって、日本での就職のチャンスはそれほど多くありません。外資系コンサルや外資系投資銀行をはじめ、商社や日系金融機関・大手メーカー・IT系企業など約200社もの企業が参加するボスキャリで内定をゲットしようと、毎年多くの海外在住学生が参加しています。
対象は以下となっています。
日英バイリンガルで以下のいずれかに該当される方
・日本国外の4年制大学・大学院を卒業予定(もしくは卒業済み)の方
・日本の4年制大学・大学院を卒業予定(もしくは卒業済み)の方で、一年以上の交換留学をされている (もしくは留学された)方
・職務経験をお持ちの方(出典:http://www.careerforum.net/event/bos/)
日本の大学に通っている学生でもボスキャリには参加できます。(日英バイリンガルである必要はあります。)そのため近年、中には、就活期に日本での就活を行わず、ボスキャリの時期にだけアメリカに渡り就活を終える学生もいます。
またイベントスケジュールはおおよそ毎年以下のようになっています。
1日目、2日目
9:00am 事前参加予約者の受付開始
9:15am 当日参加の受付開始(当日状況により早めに受付を開始する可能性があります)
10:00am 企業セミナー開始
5:00pm 受付終了
6:00pm フォーラム閉場
7:00pm インタビュールーム閉場9:00am 受付開始
10:00am 企業セミナー開始
12:00pm 受付終了*
3:00pm ブース、インタビュールーム閉場
このスケジュールを見てみると本当に3日で終わってしまうことがわかりますね。
通常ボスキャリに参加する学生は、日英バイリンガルに加え世界的に有名な大学で日々学問に励んでいる優秀な人が多いです。そんな彼らと同じ土俵で就活を行うなら事前の入念な準備は不可欠でしょう。
ここからはボスキャリに参加するにあたって最低限必要な事前準備に関してご紹介していきます。
9月の下旬ごろになると事前応募を受け付ける企業が出てきます。つまりボスキャリ当日まで約2か月ほど猶予があるわけですが、できるだけ早めに事前応募は済ませておいたほうがベターでしょう。
なぜならこの事前応募で選考に通過した順に面接の枠が埋まっていくからです。「興味のある企業の枠がすでに埋まっている...」とならないためにも早めに動き出しましょう。
ESをできるだけ早めに提出したほうがいい理由は主に2つあります。
企業によっては事前面接の枠を持っており、ESを通過した学生から順にボスキャリ前に事前面接を行うことがあります。選考をスムーズに進めるためにも早めのES提出が望ましいです。
特に日本から参加する学生向けですが、英語でのESには苦戦する方も多いでしょう。何度か推敲を重ねたESを書くためにも早めに取り掛かっておくことをお勧めします。
就活準備に気を取られて航空券やホテルの準備を怠っていては本末転倒です。日本から行く場合はフライトにどれだけ時間がかかるのか、ホテルは会場からどれぐらいの距離か、移動はタクシーを使うのか徒歩なのか、などあらかじめチェックしておきましょう。
実際にボスキャリ(2014年)に参加した方の1日の流れをご紹介します。
9:00-9:30 某商社1 一次面接
10:00-10:15 某アパレル 一次面接
10:30-10:45 某プラント 一次面接
11:00-12:00 某空間情報 会社説明会&一次面接
12:30-13:00 某商社1 二次面接
13:30-14:00 某ホイスト 一次面接
14:15-14:45 某商社2 会社説明会
15:15-16:15 某化粧品 一次面接
16:30-17:00 某化粧品 会社説明会会場ではWi-Fiが飛んでいるので、iPadで空いた時間に企業の情報を集めていました。
スケジュールの空き時間ですが、空き時間のほとんどはWalk-Inと次の面接の準備に充てていました。(出典:https://www.c-colors.co.jp/blog/2015/04/career-forum-5/)
ご覧のように面接は15分のものから1時間のものまで比較的幅広くあります。事前にタイムスケジュールを組んでおくことは必須と言えます。
またボスキャリ当日は、ホテルを出る前の注意点として、ネームバッジ・入場チケットを必ず持参しているか確認しましょう。ボスキャリ公式サイトからダウンロードできますが、毎年持参を忘れる人がたくさんいます。これがないと会場に入ることすらできず、かなりの時間のロスになります。近くにコピー機もあるので発行も可能ですが、事前の準備を忘れないようにしましょう。
企業側は
具体的に
上記で述べたようにボスキャリは時間との戦いである部分が多いイベントです。3日で内定が出るということは、裏返すと3日しかチャレンジする時間はありません。初めて会った学生や、もしかしたら久しぶりに会う友人が会場にはいるかもしれません。1万人前後の学生が一堂に会するため、つい周囲の人と話したくなってしまうかもしれません。外国での就活ということで不安に思うこともあるかもしれませんが、時間を意識した行動を心がけてください。
<友人等と話す場合は、ランチ時やホテルに帰ってからの夜の時間を使うように調整しましょう。
興味のある企業すべてにアプローチしたいかもしれませんが、面接予約は詰め込みすぎないようにしましょう。面接を詰め込みすぎるとタイムマネジメントがうまくいかないだけでなく、心に余裕がなくなるため本来なら通っていたであろう企業も落ちてしまいます。
ゆとりを持つためにも面接を過度に詰め込むことは避けましょう。
いかがでしょうか?
ボスキャリでは事前の準備と当日のタイムマネジメントが重要だということがわかったかと思います。
2017年度のボスキャリも混雑が予想されますが、しっかりとした準備をして内定ゲットへの近道をたどりましょう!