面接やエントリーシートで尋ねられることの多い「挫折経験、失敗経験」に関する質問にはどう答えればよいのでしょうか?
今回は面接での挫折経験の答え方に関して解説していきます。
挫折経験の多い方も挫折した経験がない方でも面接の際に参考にしてみてください!
面接では自分のよい面だけをアピールするわけではなく、これまでの挫折経験・失敗経験を語ることもあります。企業からするとよい面を延々話されるより、「何に躓いてきたのか、どうやって乗り越えてきたのか」を尋ねる方が、その学生の実際の姿をイメージできるからです。
人事の見ているポイントは、壁にぶち当たった時にどのようにその壁を捉える学生なのか、です。社会に出ると、うまくいかないことや思わぬ障壁がたくさん出てきます。その時に、逃げ出したりごまかすような人材を採用したいとは思いませんよね?
学生時代の挫折経験・失敗経験をどのように捉えてきたのか見ることで、社会人となってからの姿を推し量っているのです。
よく勘違いしている学生が多いのは「挫折経験は壮大なものでなければいけない」という誤解です。しかし、壮大な挫折を味わうことなど誰しもができるものではありません。大きな挫折は大きなチャレンジをした人のみが味わうことができるもので、人事もそれは理解しています。大事なことは挫折経験の内容云々よりもむしろ「その挫折経験から何を学んだのか、その後どう改善したのか」の方です。
(もちろん企業によっては挫折経験の内容自体を重視する場合もありますが、多くの企業は挫折の内容が大したことないからといってあなたを落とすことはありません。)
それでは挫折経験はどのように答えるとよいのでしょうか?
最もオーソドックスな答え方はこれですね。挫折した内容を語り、その後どのように改善に取り組んだのか、その結果として成功したのか再度失敗したのかを述べます。改善の結果成功体験となっているのがベターですが再度失敗していても問題はありません。なぜまた失敗したのか、次はどのようなチャレンジを行ったのか述べると良いでしょう。
気をつけるべき点は感情論になりすぎていないかどうかです。「いかに大変な挫折だったか」や「どれほど自分が落ち込んだのか」などは面接官の聞きたい本質からはずれているのでとりあえず置いておきましょう。
挫折経験がどうしても思い当たらない人も中にはいるでしょう。無理に挫折経験を絞り出すよりは素直に「挫折した経験はありません」と言った方がいい場合もあります。この場合注意するポイントは「目標達成に向かって努力した経験はある」と面接官にしっかり伝えることです。
「挫折経験のない」学生に対して面接官が抱く疑問は「これまでチャレンジを全くしてこなかった学生」なのか「チャレンジはしてきているが本人が挫折と捉えていない」のか、どちらのパターンなのかです。自分がこれまで行ってきた経験を伝えつつ挫折はなかったと伝えることで、面接官は「失敗も挫折と捉えずポジティブに物事に取り組んできた学生なのだろう」と悪い印象を抱くこともありません。
(出典:http://motokanojyo-fukuen.com/?p=35)
いかがでしょうか?
挫折経験がある人は面接官が何を知りたいと思っているのか意識して話してみるといいでしょう。
挫折経験のない方も、無理にひねり出すのではなく、これまでの目標達成のプロセスや結果を論理立てて話せば問題はありません。
挫折について考える際は、「目標を立て、それに向かって努力した経験」を今一度思い出してみると自然と浮かび上がってきます。
挫折経験の質問にもうまく答えて面接を乗り越えましょう!