インターンは就職に有利ってホント?

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インターンについては様々な噂が飛び交っていますね。

「インターンに参加しないと就職できない」
「インターンに参加した人は優遇される」

これらの噂は本当なのでしょうか。

インターンは就職に有利ってホント?

(画像引用元:https://www.flickr.com/)

企業から見た「インターンの意味」

インターンの噂を検証する上で大事なのが、企業の視点で考えることです。
就活をしているとどうしても学生の目線に偏ってしまい、不安になることが多いですよね。

でも、受験の問題を思い出してください。
英作文の問題は必ずと言っていい程、決まった構文を使うものですよね。
数学でも公式を使えるかを問う問題が多数あったはずです。

このように、相手の意図を知ることで、どんな風に取り組めばいいのかにより早く辿り着く事ができます。

これはインターンシップも同じで、企業は少なからず経費や時間を割いてインターンを行うわけですから、そこには必ず意図があります。
ではインターンを実施する企業の意図はどこにあるのでしょうか。

企業のインターンに対する意図は、それぞれの企業が実施しるインターンの種類によって異なります。

<短期> 半日〜1日
・業界や企業について知ってもらい、応募してくれる学生を増やしたい。

<中期> 2日〜1週間
・仕事の内容についてより深く理解し、実際に体験してもらうことで、「本当に志望する学生」を増やしたい。(ミスマッチを減らしたい)

<長期> 数週間以上
・学生の能力や性格を見極め、優秀な学生であれば採用…?(コストをかけずに人材を確保できる)
・ベンチャーなどの小規模な企業では労働力としての認識もある

短期と中期の違いが分かりにくいかもしれません。
短期では知識が多いのに対し、中期では体験が重要です。
やはり、頭で分かっているだけでなく、実際に動いてみることで分かることは大きいですよね。

また、就活生は「内定をもらえたら行きます」という企業だけにエントリーするわけではありません。それは企業側も知っていますので、「内定を出せば来てくれる」学生を確保したいのです。
体験して、自分に合うか合わないかを見極めてもらい、その企業の志望度を上げることが中期のインターンの狙いでもあるのです。

インターンに参加した人に採用の枠を用意している企業もありますが、そこでももちろん選考があります。
インターン=内定という単純な関係は成り立ちません。

さて、このように、現在の就職活動で一般的な短期と中期のインターンでは、「インターンをしたから採用された」という直接的な断定はできないでしょう。

インターンは就職に有利ってホント?

(画像引用元:https://www.flickr.com/)

インターンのメリット


じゃあインターンのメリットが無いのかというとそれは違います。
今度は学生の目線に戻ってみましょう。

・その業界や企業が自分に合うかどうかを知ることが出来る
・より具体的な志望理由をつくることができる
・社会人との接点を得られる

・その業界や企業が自分に合うかどうかを知ることができる
こちらは短期〜長期のインターン全てに当てはまるメリットですね。
知識を得て、中期〜のインターンでは実際に体験もし、自分がその業界・会社で働くことができるのかという判断をすることができます。
一度入社したら、すぐにその会社を辞めるのは避けたいですよね。
適切な企業選びをするためには、実際に会社の雰囲気に触れることができるインターンは滅多にない良い機会です。
また、様々な会社のインターンに参加して比較ができることで、各企業の違いをより詳しく知ることができます。
・より具体的な志望動機をつくることができる
こちらは中期と長期のインターンに当てはまるメリットです。
残念ながら、短期のインターンは参加する学生も多く、表面的な情報では他の学生と差別化をすることは難しいでしょう。(ただ短期のインターンは、業界や企業を知る入り口としては最適です。)
ここで大切なのは「体験」していることです。実際に動いてみることで、企業を自分に引きつけて考えることができます。
「インターンシップで御社の〇〇な社風を感じました。同じ業界で数ある企業の中でも、この社風は〜というように私が社会で達成したい目標に有益だと考えました。」
1日で感じられる空気と1週間通って感じられる空気の正確さ・採用担当者の受け止め方に違いがあることは歴然ですよね。

・社会人との接点を得られる
これはとても大きなポイントです。
学生生活の中で、社会で働く人と会うことはアルバイトを除いてほとんど無いと思います。
これが悪影響して、「社会人=とてもすごい人」という認識が就活生の中に定着してしまい、面接で萎縮してしまうのです。
インターンを通して社会人と接することに慣れておけば、面接で机の向こうに座っている人も普通の人として認識できます。
リラックスして面接に臨めれば、堂々とアピールすることができますね。
また、社会人と話し慣れていることで、面接での会話も盛り上がりやすくなります。
面接官の印象に残るためには、面接が良い雰囲気で進むことも重要な要素ですから大きなメリットになるわけです。

このように、特に短期や中期のインターンは直接的に就職や内定に繋がるのではなく、インターンを通して就活を進める際に有効な知識やスキルを身につけられることがメリットなわけです。

まとめ

「インターンが就職に有利か」という気になるポイントを検証してきました。

海外ではインターン→その企業に就職という流れが一般的ですが、これは海外のインターンのシステムが日本の長期インターンのシステムに似ているからです。
海外でのインターンを探す際は海外インターンを探す際に使うべきサイト5選を参考にしてください。

インターンに参加することが就職に有利と言われるのは、企業の見極めをより適切にできたり、社会人慣れする機会を得られるといった理由からです。
インターンに参加したから大丈夫という安心感は禁物ですが、上のようなスキルは確実に就活に有益になりますので、是非インターンシップには参加するようにしましょう。



この記事を書いた学生ライター

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