マッチングアプリが流行っている昨今ですがレズビアンのためのマッチングアプリが存在することをご存知でしたか?
中国初のサービスである「Lesdo」はレズビアンである女性のためのサービスとなっています。
今回はTech In Asiaの記事を参考にLesdoの活動についてご紹介していきます。
(出典:http://www.lesdo.cn/)
Lesdoとはレズビアンの女性同士のマッチングを可能にするソーシャルアプリです。
Lesdoを利用することでニュースやゴシップを投稿したり、自分の感情 (怒り、驚き、喜びなどなど)をシェアすることができます。自分と興味関心の近い女性とのマッチングも行われます。
Lesdoのミッションは「素晴らしく、楽観的で、クリエイティブなレズビアンのコミュニティをオンライン上に構築し、さらにはオフラインのレズビアンコミュニティにも好影響を与えていくこと」です。
Lesdoのチームは2012年に創業し、元々はウェブサイト上でSNSを運営していました。その後、彼女らは「Jackd」というアメリカ発のゲイ同士のマッチングアプリにインスパイアされ、中国国内でレズビアン向けのアプリを開発することに決めました。
これまでにこういったアプリが存在しなかった理由についてファウンダーの一人であるCathyは以下のように述べています。
(出典:https://www.techinasia.com/china-lesbian-dating-app-lesdo)
数週間前に中国政府は「社会的にダークな面を誇張する“exaggerates the dark side of society”」コンテンツを規制する新しい法案を提出しました。これは、ホモセクシャルやレズビアンも規制の対象としています。
中国政府がテレビでのゲイの描写を規制へ
こういった政府からの社会的圧力に関して、Cathyは楽観的に捉えているようです。
(出典:http://www.grc.nd.edu/lgbtq-allies/)
Lesdoの他にも中国国内にはBluedというゲイのマッチングアプリや、The Lという「レズビアンのためのFacebook」を謳ったアプリが存在します。(The LはLesdoの競合です。)
Lesdoは現在150万人の登録ユーザーがおり、毎日225,000人のユーザーがアクティブにアプリを利用しています。また、全てのユーザーは30歳以下で内訳は18~24歳が56%、25~29が25%となっています。
中国国内には、レズビアンの女性が約3500万人存在するとも言われています。多くのLGBTQの方向けのサービスが現在生まれてきていますが、Lesdoの今後の行方にも注目が集まります。
Lesdoはレズビアンのコミュニティをオンライン、そしてオフラインの両面で変えていくでしょう。