米国EdTech企業Volley、ザッカーバーグ夫妻から資金調達

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教育×IT、通称「EdTech」の重要性は近年高まりつつあります。
今回はEdTech企業の中でも最近マーク・ザッカーバーグ夫妻から資金調達を実施し話題となったスタートアップ「Volley Labs」をご紹介したいと思います。

Volley Labsとは

undefined (出典:http://techcrunch.com/2016/03/10/volley/)

Volley Labsは2015年1月にアメリカ・サンフランシスコで設立されたスタートアップです。
「10年以内に、アカデミックな教育業界にコンピューターを使って技術革新すること」をミッションとしています。
2015年にステルスで開発していたサービスをつい先日ローンチしています。

Volley

(出典:http://techcrunch.com/2016/03/10/volley/)

Volleyは学習サポートカメラアプリです。難しくて解けないでいる問題や、筆の進まない小論文をスマホで撮影することで自動的に”どの部分が重要か、難しいのか、どのようにして解決するのか”を教えてくれます。
Volleyが活用されるステップは以下のようになっています

1.課題をスキャンする
2.鍵となる要因/コンセプトが特定される
3.課題に関連した学習教材(ビデオ、記事、podcastなど)をレコメンドされる
4.パーソナライズされた学習ガイドが自動的に構築されていく

Volleyを利用することで自分の学習パターンや苦手分野なども分析されるようです。

これまで、どうしても一人で解決できない課題にぶつかった時、私たちは友人、教授、両親に尋ねるしかありませんでした。こういった課題をオンラインで解決できる点は非常に興味深いでしょう。
Volleyを使うことで、例えば、課題に関連したKhan Academyの教材やWikipediaの記事を参照することができます。さらにそれだけでなくGoogle検索では決して見つけることのできないほとんど誰にも知られていないような関連PDFも見つけることもできます。

Volleyの活用により教科書作成会社や教育サービスのプロバイダー、学校にも好影響を与えることが期待できます。例えば、学生が教科書のどのページで躓いているのかがわかれば教科書作成をより改善できます。授業構築の過程を自動化することで教師の仕事を効率化できます。Volleyを活用することでドロップアウトの可能性の高い学生のタイプを判別することもできます。

Volleyにより、これまでの効率の低かった1対1での教育のあり方をリプレイスすることが期待できます。

undefined co-founderのCarson Kahn(左)とCEOのZaid Rahma(右)

Volleyは2016年3月にシードラウンドで約2.3Mドル(約2億6,140円)の資金調達を実施しました。
今回のラウンドはReach Capitalがリードインベスタートなっておりその他、Zuckerberg Education Ventures、TAL Education GroupやApple,、Dropbox、Blackboard、Udemyからのエンジェル投資も入っています。
Zuckerberg Education VenturesはFacebook社のマーク・ザッカーバーグ氏と彼の妻プリシラ・チャン氏が代表を務める、EdTech分野に投資をするベンチャーキャピタル(VC)ファンドです。
volleyの登録はこちらから

Volley、そしてEdTech分野には今後も注目が集まりそうです。

この記事を書いた学生ライター

Kodai Sakochi
Kodai Sakochi
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ベンチャー・ITに興味があります、よろしくお願いします。九州と関西と関東に住んだことがあります。

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