「個人面接はうまく話せるけど、集団面接はどうも苦手…」そう感じる方も多いのではないでしょうか?他の学生と比較されながらの面接というのは色々とやりづらいものがありますが、今回は集団面接で他の就活生に大きく差をつけられる「自己紹介」について説明します。
自己紹介をする理由は大きく分けて2つあります。
②相手に興味を持ってもらう
①はもちろんですが、②も重要なポイントです。
集団面接では、興味の持たれた学生が優先的に質問をされます。質問をされるということは、それだけアピールするチャンスが増えるということです。
それでは、相手に興味を持ってもらうにはどうしたらよいのか?
そこで大事になるのが、アピールできるポイントや思わず聞きたくなるようなポイントを自己紹介に散りばめておき、面接官が突っ込みやすいように先に伝えておくということです。「相手が自分に興味を持つような自己紹介」を意識してみましょう。
「そもそも自己紹介と自己PR、何が違うの…?」と感じる方もいるでしょう。
中には、エントリーシートの自己PR欄に書くような長文を暗記してきて、自己紹介をする方もいます。
しかし集団面接では、個人面接と比べて1人1人に割ける時間は少ないものです。そんな中、最初の質問「自己紹介」で長々と喋ってしまっては、面接官からの印象もいきなり悪くなってしまいます。
集団面接の自己紹介では、特に簡潔に答えることを心がけましょう。簡潔に自己紹介をすれば、面接官もその後質問しやすく、興味を持ってくれるでしょう。
イメージとしては「自己紹介=自己PRの入口」。具体的な時間の目安は1〜2分です!
それでは自己紹介ではどんな事を話せばよいのか。
結論から言うと、自己紹介は基本的に「エントリーシートの要約」になります。
面接官は手っ取り早く相手の人となりを知りたいのですから、それらが全て書いてあるエントリーシートに一から目を通せばよいでしょう。
しかし学生の数はごまんといますから、いちいち面接の直前にすべてのエントリーシートに目を通してからというわけにはいきません。集団面接ならなおさらです。
そこで、学生は面接の初めの自己紹介で「エントリーシートの要約」を話してあげれば良いというわけです。
それでは、以下にポイントと例文をのせておきます。
自己紹介の6つのポイント
②専攻内容(大学で取り組んだ学業)
③自己PRの内容となる活動(ハッキリした成果がある場合はそれもアピール)
④自分の性格・伝えたいこと
⑤企業に対して一番魅力を感じている点
⑥あいさつ
例文
「○○大学××学部の米泥亜太郎です。大学では〜〜を専攻し、特に〜〜について研究しています。学業以外では〜〜に力を入れて取り組み、~〜という成果を挙げました。私は〜〜な性格で、~には自信があるので、御社でも必ずそれが活かせると確信しております。御社の○○という分野(社風・企業理念・強み・部分)にとても魅力を感じました。本日はよろしくお願い致します。」
集団面接に限らず言えることですが、話す内容はもちろんのこと、伝え方というのもとても重要な要素です。比較対象がその場にいる集団面接では、なおさら伝え方が重要になります。以下のポイントを意識して、良い印象を持たれるような自己紹介をしましょう。
自己紹介の伝え方のポイント
②背筋を伸ばして胸を張り、姿勢よく保つ
③身振り手振りを交えて社交的に
④笑顔をまじえて話す
⑤他の就活生と自己紹介の内容が被っても動じない
①~④は一般的に好印象をもたれるには必須のことですが、⑤は意外と盲点かもしれません。
他の人、特に直前の就活生と話す内容が被ってしまうと、思わず「被った…内容を変えなくては」と思いがちですが、面接で話す内容などそう多くはありませんし、自己紹介という短いアピールの中なら被っても仕方ありません。
被ってしまったときはあえて内容を変えるようなことはせず、余裕をもって自分の伝えたいことをそのまま伝えましょう。
慶應義塾大学商学部。圧倒的モラトリアムを満喫するために4年間日吉キャンパスへ通う(通常2年間,3年生から三田キャンパス)。 豊富な大学生活を活かして社会貢献できないか模索中。